目線の話

少し前の話になるが、
1月半ば、
あまりの寒さにとうとう炬燵を購入した。
本当は断然テーブルと椅子派!
なのだけれど、
背に腹は変えられぬ。
床から突き上げてくる冷気に負けた。

店に行くと昔のイメージと違って、
炬燵もなかなか素敵なものが沢山あった。
シーズン終わりとあって値段も安い。

タモ材の厚手の天板がのった、
白木の長方形のものを選んだ。
これなら長く使えるだろうと、
ちょっと奮発。
もともと炬燵好きのもーりーは嬉しそう。

炬燵に入ると不思議なくらい、
部屋の冷気は気にならなくなった。
死ぬほど寒いと思っていたのに。
悔しいけれど暖かい。
やっぱり日本の冬には炬燵なのかな?

そしてもうひとつ良いことが。
窓からの目線が変わったこと。
写真は炬燵から見上げた空模様。

テーブルと椅子の生活では、
窓から見える風景は他人のベランダ。
ところが床座の炬燵生活では、
ふと見上げる窓の外は、
いつでも大きく広がる青い空。
視線が気にならなくなり、
リラックスできる。

バルセロナのアパートメントホテルも、
ちょうどこんな目線の窓だった。
壁の上部に長ーく設けられた大きな窓。
部屋の中から見えるのはやっぱり空だけ。
街の喧騒を忘れることができる。
目の前のアパートメントのテラスを覗かずにすむ。
うまく考えられているなと思ったものだ。

もうすぐもっと暖かくなれば、
目の前の貯水池に釣り人がやってくる。
椅子に座ると丸見えの彼らのことも、
今年は気にせずいられるだろう。

古い日本の集合住宅である我家。
窓ガラスの下半分はすりガラスになっている。
あまり好みではないけれど、
これも床座の生活を考えてのことだろう、な。

さらに…
椅子生活では気になった家の歪みも、
床座になるとまったく分からないというオマケつき。
いいんだか悪いんだか(苦笑)。


 

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