ロミオとジュリエット読了

 昨日買ってきた岩波文庫の『ロミオとジューリエット』読み終わりました。(なぜか岩波版はジュリエットではなくジューリエットと書いてあります。)昨夜も眠ったのは3時近く。ハイ、これ、読んでました(笑)。こうやって本を読む時間があるというのは、本当に幸せなことだと思っていますです。ありがたい。

 で、読み終わってどうだったのかと申しますと、これがまた、ものすごく面白かったです。意外や意外。我ながら・・・。こんなん読むようになるとは思ってもみませんでした。小説、戯曲、詩、映画などなど、読み手や観客によって、その数だけ解釈や感想があると思いますが、私もまた、ロミオとジュリエットから様々なことを思いめぐらせ、その点でも予想外の一冊となりました。たぶん、これっきりでなく、たびたび読み返してしまう一冊かもしれません。そういう本ってそんなに多くないのに。

 戯曲である、というのも、何度でも読み返したくなる一因なのかも。小説のように細かな細かな心理描写まで書かれているわけではないので、読みながらいろんな形にイメージが発展していく余地がある・・・。一応恋愛悲劇となっているけれど、笑える場面もたくさんあるし、コメディ的要素もあるような・・・。寓話的、教訓的要素ももちろんあるし、読み継がれる作品の魅力の大きさ・深さに、シェイクスピア初体験の私としては驚いているところです。他の作品もぜひ読んでみたいです。

 最近じゃ、すっかりフィクション(小説)は読みたくなくなっていたのですが、まさか古典がこんなに面白いと感じるなんて・・・。新しい喜びを発見して、すっかり得した気分☆徐々に興味も変わるのですから、年も取るもんですね。新たな世界が広がる感じ。この感じって、すごく、いいんだよなぁ~。ワクワクします。

 さて、ブクログにもレヴューを書いたので、それの写しを以下に載せます。【】内。文章的に重なる部分もありますが、そこはご容赦くださいませ。


【自分にとって初めてのシェイクスピア作品。英国ロイヤルバレエの「ロミオとジュリエット」を見て、原作を読みたくなりました。今まではぜんぜん興味がなかったのに、突然。正直、我ながら意外なくらい好きな作品でした。面白かったし、何度も読み返してしまいそうなほどです。言葉遊びも非常に面白いし、ストーリーも単なる恋愛悲劇以上のものがある・・・。近く英文のものを手に入れたいと思います。

 そう思えたのも、この岩波版の翻訳と訳注がとても良かったからだと思います。訳者の方の解説で、ロミオとジュリエットのことをdoppelganger とさえ思われる…と書かれていたのも非常に興味深かったです。今で言うところのツインソウルみたいなこと、かな。そうかも!そうに違いない、と自分好みに解釈(笑)。そう考えると、ラストの領主様の〆の言葉にすんなり通じることが出来ます。

 英文のものを手に入れる前に、ネットで英文テキストを掲載しているところのをちらっと見てみました。これまたとても面白く、難しい細かな部分は置いておいても、やっぱり英語でも読んでみたくなりました。面白いなと感じたのは、例えば第一幕、つれないロザラインへの気持ちに執着しているロミオに対して、別の女性に目を向ければそんな冷たい女は忘れるさと諭しているベンヴォーリオとのやり取りなど・・・。

 BENVOLIO: Be ruled by me, forget to think of her.

 ROMEO: O, teach me how I should forget to think.

 BENVOLIO: By giving liberty unto thine eyes; Examine other beauties.

http://www.william-shakespeare.info/act1-script-text-romeo-and-juliet.htm より)

 恋わずらいに限らず、自分ではどうしようも出来ないことにあれこれと思い悩むとき、このベンヴォーリオの言っていることはとても理にかなっているなぁと思ったり。「どうやったら考えることを忘れることが出来るのか?教えてくれよ。」

 それは、別のものに目を向ければ良いのです・・・ね。目に他の美しいものを見る自由を与えてあげたらいいんです。そうしたら、自分が狭い世界に留まっていたことに気づくから。というわけですね。(もっとも恋の場合には、簡単に他のものに目を向けられるくらいなら苦労はしないというものですが・・・。)

 他にも面白いと感じた部分が沢山ありました。シェイクスピアのほかの作品も是非読んでみようと思います。

 悲劇と紹介されていますが、喜劇と感じる人もちらほらお見受け。そのように感じるセンスもありだと思います。その二面性が、戯曲として書かれたことの意図だったりして?!】

 英語版もさっそくアマゾンで注文しました。読みたいのは純粋に戯曲のテキスト部分なので、それの原文と現代英語訳(口語英語とでも言うのでしょうか)の並戴されたものを選びました。届くのが楽しみ。そちらはまた、届いて、読むのに挑戦した後にご紹介いたします。

 ちなみに、英国ロイヤルバレエの「ロミオとジュリエット」で一番好きなシーンは、ロミオとジュリエットが舞踏会で最初に出会うシーンの中の、ジュリエットの弾く弦楽器の音色に合わせて踊るロミオのソロ。音楽も最高に素敵です。ちょっとエキゾチックな感じのかわいい音楽。あ~、なんどでも見たくなる、聞きたくなる、読みたくなる。あ~、ヴェローナに行きたい。Voglio andare a Verona! すっかりハマってます(笑)。ではでは、また~。


 

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