東京散歩:東大の香水を求めて

千駄木から本郷までてくてく散歩。メキシコシティと東京は世界の都市の中でも大きくて、歩いては周れないのだと何かで聞いたことがあるけれど、全部周ろうとなんて思わなければ、歩いて周った方が絶対に楽しい。地下鉄の駅いくつかなんて簡単に歩けます。街の様子がどんどん変わるのが面白いので、都内に暮らしていたときも、7キロくらいは平気で歩いたりしていたものです。もちろん用事のあるときには歩いたりなんてしませんけど。1駅1~2分で着くからね。

でも、時間にしばられることのないお天気のよい日なら、歩いてみるのは楽しいもんです。歩きながらのおしゃべりって、けっこうじっくり話せたりもするし。日ごろパソコンにじーっと向かって頭使うお仕事の人などでも、たまには歩いて帰ってみたりすると、頭と体の疲れのバランスが取れて、イライラしなくなるものですよ。

千駄木から東大の赤門までは20~30分、いや、20分では無理かな。30分。そのくらいの散歩コースです。お目当てはこの赤門をくぐった左側の東大コミュニケーションセンター。東大で開発された商品などを売っていて、一般の人でも買うことができるようになっています。

さて、私のお目当てはこれ。東大の香水。二千年前の蓮の種を発芽させ、咲いた花の香りから作られたという、壮大なストーリーを持つ香水です。製作は資生堂さん。

私は、実際の花としても比喩としても、花の開花そのものや時差のある発芽にとても興味があるので、この蓮香という香水の存在を知った時、とても素敵だなと思いました。いつか欲しいと思っていたのだけれど、なかなか足を運ぶ機会がなく。ようやく。
 
今までネットで見ていた写真では、シンプルな無色透明のボトルに入っているだけかなと思っていたのですが、実際に手にとって見ると、ピンクからグリーンのグラデーションに色づいた、なんとも素敵なガラスのボトル入り。後ろに紙をあててあげないと、この色は写真に撮れません。そのくらい淡い色。8月に咲くピンク色の蓮の花と、水に浮かぶ蓮の葉の緑をイメージしたデザインなのでしょうね。すごく素敵!

香りは爽やかながらも余韻を濃く残すような感じで、決して弱弱しく消え去ることなく、控えめだけれども「ここにいるよ」と微笑んでいるような、そんな香りです。

資生堂さんのご当地香水(?)は、長崎限定のマダム・バタフライを購入したことがあり、現在もそれを使っているのですが、それは蝶々さんの情熱的な愛をイメージさせる真っ赤なボトルとバラをメインとした甘く華やかな香り。箱もローズをモチーフにした、艶やかで真っ赤なパッケージ。でも案外、余韻は少なく、あっさり消え去ってしまうはかない香り…というのが使っている私の感想、なのです。

蓮香は爽やかなのだけれど、余韻が残る。そんな香水という気がします。

こちらは蓮香の箱のデザイン。白の中に線だけで描かれた蓮の花。花びらの真ん中だけにほんのりとピンク色がのり、花が正面を取らず左端によっているのも素敵です。

開くとあのピンクとグリーンのグラデーションの瓶が出てきて、ほら、お読みになりましたか?「二千年の眠りからさめた 生命の神秘の香り」の文字。(2番めの写真参照。)30mlで2100円と、量も値段も手ごろです。

同じ香りのあぶらとり紙も売っています。こちらは420円。台紙に香りがしみこませてあると、コミュニケーションセンターで働いている学生さんが教えてくれました。

東大のコミュニケーションセンターには、他にも面白い商品がいろいろ並んでおりました。前出の学生さんが、とても詳しく商品の説明をしてくれて、そのお話もとても面白かったです。

 9種類の必須アミノ酸が採れるという「体力」というサプリメントなどは、「僕はこれを徹夜するときに飲んでいます。」なんて言っていたりして、リアルな声を聞いたという感じ(笑)。とても素朴で丁寧な好青年でしたよ ^^

というわけで、ミュージアムショップ好きの方など、一度訪ねてみてはいかがでしょうか?きっと面白いと思いますよ~。


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