横浜ランチ:「ごちそう」という名の料理店【リパイユ】

 古いイギリス旅行記をアップしている最中でしたが、しばし中断して現在の日常のひとこまを再び。2月11日(金・祝)、小雪舞う横浜へお友達のゆみちゃんとランチを食べに出かけてきました。お正月休みに会う予定が流れたので今年お会いするのは初めて。せっかくだから美味しいものでも食べに行きましょう!ということになり、かねてより彼女の洋裁の先生におすすめいただいていたフランス料理のお店を訪ねました。

 お邪魔したのはリパイユさんというお店。みなとみらい線の馬車道駅3番出口を出て、歴史博物館前をまっすぐ歩いて4ブロックほど行ったところにあります。(関内駅や桜木町駅からも遠くないです。) お店のたたずまいからしてかなり好み。こじんまりとして落ち着いた雰囲気のとっても素敵なお店でした。壁にたくさんかけられている額絵も、ところどころに置いてあるランプも素敵。 初めてのお店でしたし祝日でしたので予約をしてから出かけましたが、それで正解だったかも。開店時間にお邪魔しましたが、雪の日にも関わらず食べ終わる頃にはほぼ満席でした。

 注文したの2800円のコース。まずはオードヴルの【サーモンのリエットとそば粉のガレットのルーレ】というお料理。サーモンとハーブ(ディルかな?)と、ややこってりとしたソース(クリーム?)をそば粉のガレットで巻いてあるもので、わりとしっかりとした味わいでした。ハーブが全体を引き立てていてとても美味しかったです。お皿の上にのっているヨーグルトっぽいソース(チーズなのかな?)も美味しく、私は前菜のみでパンもついついパクパク食べてしまいました(笑)

 飲み物は、私は自家製アペリティフを、ゆみちゃんはリヨンというジンジャーエールにざくろを加えたソフトドリンクをいただきました。自家製アペリティフも、赤ワインベースにざくろなどを加えたほんのり甘みのあるお酒で、とても美味しかったです。注文する前は、前菜にそば粉のガレットと書かれていたので、ガレット=シードルと思い込んでいる(知ったかぶっている)私は、レストランでのお酒の作法を知らないのでシードルを飲むのもいいなぁなどど思ったのですが、食前酒のリストにはありませんでした。おなじ林檎のお酒のカルヴァドスも食後酒に載っていたので、それではアペリティフは何にしようかな~と。

 初めてのお店でのお食事だったので、ぜひ赤白と両方のワインを試したいな~などと思っていましたが、自家製アペリティフが赤ワインベースだと聞きそれなら願ったり叶ったり。サーモンなら赤もいいんではないかな、と、そちらを食前酒にお願いしました。ガレットの中のクリームっぽさにとてもコクがあったので赤ワインベースの甘みのあるお酒でもとってもぴったりと合い、自分的には正解。ごきげんな組合せでした。

 ・・・とかなんとかシロウトが言っちゃって(笑)、シェフの方がご自身のお店の食前酒にぴったりの前菜をつくるのだから、美味しくいただけるのは当然ですよね~♪へへへ。お酒の種類もワイン、食前酒、食後酒と豊富。ソフトドリンクもカクテル風のものやハーブ水(マンタ・ローというミント水に興味あり)などなど。いろいろなものがあって嬉しく迷ってしまいますが、今にして思えばおすすめをお聞きしても良かったかもしれません。パスティス、キール、シェリー、マデラなどなど。本当にどれも興味があります。ここに手を出したら、なんだかまた深みにはまってしまいそう(笑)食事の時の飲み物は、楽しみを増してくれますね!

 お次はポタージュ。初めクルトンなどの”浮き”のみの入った器が用意され、その後に黄金色の両手付きの大きな入れ物に入ったスープが登場。目の前でそれぞれに注いでくださいました。【ゴボウとニンジンのポタージュ】です。

 ゴボウだけ、ニンジンだけ、のポタージュは自宅でも作ったことがあるのですが、二つを合わせたこのスープ、とっても美味しかったです!ゴボウだけよりコクのある美味しさ。ニンジンだけよりあっさりとした美味しさ。両方の良いところ取りという感じ。なるほど~!お料理屋さんなので、ポタージュも出汁(というかブイヨンというのかな?)にきっとシェフの方の技というか丁寧さが出るのでしょうね。本当にとても美味しかったです。

 そして素敵な器から、この見るからに美味しそうなポタージュを注いでいただいている時に、「リパイユ」とは「ご馳走」という意味のフランス語だとお店の方に教えていただきました。もうこの時点で私たち二人はノックアウト(笑)うーん、素敵過ぎる~。そのセンス!くらくら~← お昼でもすでにお酒飲んでいますから、わたくし。簡単に感動も増してしまいます(笑)  しかも、質問した名前の意味は、HPにちゃんと書かれていましたよ。隅々まで読まないずぼらな自分。でも、そのずぼらさのおかげで、より感動が増えたと思えば、まぁいいか・・・(笑)

 さて、2800円のランチコースでは、メインはお肉かお魚かを選びます。私がいただいたのはお魚。【スズキのポワレ サフランソース】です。お魚は入荷の状況次第だそうで、HPには黒むつと書かれていましたが、「本日はスズキになっております」と事前に教えてくださいました。私はスズキも大好きなので、メインはお魚に。

 お料理と一緒にハウスワインの白もグラスで1杯いただきました。シャルドネと書かれていました。ドライな感じを想像していましたが、香りはとってもフルーティーで華やかで、味わいもコクがありまろやか、という気がしました。冷やしすぎていないのもありがたかったです。赤白両方飲んでみたいという気持ちはありつつも、雪の降るとても寒い日だったのでやっぱり今日は赤ワインかな~なんてあれこれ思っていたのですが、この日は好みの(食べたい)お料理がお魚でしたし、食前酒に赤ワインベースのものをいただけたし、身体も温まっていたので、、、と白を。でもちょうどよい加減の白ワインで、とってもとっても美味しかったです。

 お料理もサフランソースの味付けに塩気の強いものを想像していましたが、どちらかというとほんのりと甘みのあるお味。甘みの秘密はなんだろう?と気になる・・・しっかりしつつもやさしい味。(ひょっとして白味噌かしら?)本当に美味しかったです。お魚の量もたっぷりとあり、そこも好み。皮のパリッパリ加減も美味しかったですし、お野菜もたっぷりで(下にほうれん草あり)味の濃いトマトにもびっくり。あ~、幸せ・・・♡♡♡ 

 ところで、写真には写っておりませんがこの日のびっくりはあるお野菜。球根系の新種(自分のしらない)の野菜かな??と思うような、白いニンニク型のシャキシャキしたものがあり、これは何だろう?何だろう?と、とうとう「このお野菜はなんですか?」と尋ねてみました。するとなんと、見事に美しく面取りされた”かぶ”とのこと!(笑)まったく知らない別の野菜かと思ってしまいました。ニンニクだったら大胆だな~と思ったのですが、食べたら食感が全然違うし、まさかカブとは(笑)。お見せできずに残念です。

 パンは胡麻の入った全粒粉かライ麦か分かりませんがそういう感じの茶色のパンで、これもとても美味しかったです。硬すぎず、柔らかすぎず。そして温かいものを持ってきて下さる。あんまり美味しいので買って帰りたいなとか・・・密かに心の中だけで思っていたりして。お食事中はふたついただいて、お魚の時にもっと食べたいな~と思いましたが、デザートが控えているので我慢。でも全部いただいた後、パンもうひとついけたな~と思った大食いの私。次回はおかわりをお願いしましょう(笑)

 こちらはゆみちゃんの注文したお肉料理。【三元豚ばら肉のビール煮】です。彼女は数日前に新聞で三元豚についての記事を見たらしく、もう事前に絶対これ!と決めていた様子。「リパイユではお肉料理をいただきまーす!」というメールをくれていたので、実は私もグラグラきました(笑)。ゆみちゃんに撮ってもらった写真です。

 だって、見てください、この厚み。ビール煮というのでビジュアル的にも家庭料理っぽいものを想像していましたが、そこはやっぱりフランス料理。煮込み料理でもこのように素敵な盛り付けで出てきました。こっちは私の目線の写真。分厚いお肉の下にはマッシュポテトがあった様子。

 お味のほうは彼女曰く、「ばら肉なのに脂っこさがほとんどなく、豚肉なのにシチューのお肉みたいに縦に柔らかく裂けるくらいになっている!」とのこと。「お醤油っぽさを感じるソースもとても美味しかった」そうです。うーん、羨ましい(笑)。(のは、お互い様!) 二人とも、全部食べ終わった後で、肉も魚も両方いけたかも・・・と、大食いな私たちです(笑)。

 コースの最後は【デザートの盛り合わせ】です。盛り合わせというから、小さいものがいくつか1つのお皿にのってくるのかと思ったら、これまたゆみちゃん曰く「縦に盛り合わさっているんだね~♪」(もーりーにも写真を見せたら、まったく同じ台詞を言いましたよ(笑))そうなんです。タルトタタンの上に、シュークリームやらアイスクリームやらが美しく重ねられています。リパイユさんって、面白く驚かせてくださいますね(笑)フランスでお食事をしたことはないのですが、かの地でもこのような楽しさなのでしょうか?

 それに、デザートに移る前のパンくずを片付けてくださる道具としぐさにまたまた二人ともノックアウト!!(笑)ゆみちゃんなんて「あの道具欲しい~」と。きれいにしてくださったテーブルの上には、デザート用にかわいらしく小さなフォークとナイフも用意してくださいました。が、お行儀が悪いと思いつつも一番上のシューをパカっと外して、アイスクリームと苺とキャラメルをのせて手で食べちゃった私です。失礼しました(笑)。一番下の林檎(タルトタタン)はちゃんとフォークでいただきましたよ。これもとても美味しかったです。最後に焼き林檎(タルトタタン)のビターな甘みが来るのも良かったです。

 デザートのお供には珈琲をいただきました。深煎りの美味しい珈琲。このカップがまた、かわいいではありませんか。ハート型をしていますよ。ひょっとして、ちょうどバレンタインの季節だからでしょうか?お料理を作ってくださった斎藤シェフと給仕をしてくださった岡野さんにブログから熱烈ラブコールを送ります♪

 あぁ、美味しいものを食べるのってなんて楽しいのでしょう!すっかり幸せ気分です。雪の日に出かけたことでずーっと心に残る”スペシャル度”が増しましたよ(笑)これだけのためのおでかけでどこにも寄らず、食べ終わったらササーっと、地元行きの電車に乗った私たち。贅沢な休日の過ごし方をしてしまいました。大切に余韻を持って帰った、というような感じです。なんだかどこかに旅してきたような気分☆夢の世界に遊びに行って来たような気分☆

 本当にご馳走様でした。また是非お邪魔したいと思います。教えてくださったゆみちゃんの洋裁の先生、どうもありがとうございます。感謝、感謝です!

*リパイユさんのサイトはこちらです☆


 

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