オックスフォード再訪⑫マートン・カレッジ

 最後は、オックスフォードの中で最も古いもののひとつだというMerton Collegeを見学しに行きました。オープンガーデンをやっていた、コーパス・クリスティ・カレッジの隣です。

 インフォメーションセンターで購入したガイドブックによると、ウォルター・デ・マートンというイングランドの大臣をしていた方が、1264年に自分の治めていた土地に、学者達の小さなコミュニティを作ったのが始まりだとか。

 現在の建物の形になったのは、15世紀から17世紀の間のことだそうです。

 それぞれのカレッジの敷地内を歩いていると、何度も丸天井のアーチやら細い廊下やらを通ります。これもその中のひとつ。何気なく見上げると・・・あれれ?このデザインはひょっとして星座かな?!

 ハイ、その通り!帰宅後にいただいた案内プリントをもう一度よく読んでみると、この丸天井のアーチはフィッツジェームズ・アーチと呼ばれているもので、1483年から1507年に学長を務めたリチャード・フィッツジェームズが造らせたものなのだそうです。

 占星術にもすごく興味のある私としては(と言っても詳しくは分かってませんが・・・)、こういうものを見つけるととてもワクワクしてしまいます。きっとこの配置にも、ちゃんとした意味があるのでしょうね~。

 植物やお花は少なめのマートン・カレッジの中にも、こんなに可愛らしい花を見つけました。これ、なんというお花なんでしょう?

 こんなものまで見つけましたよ~。オックスフォードのほかのカレッジも、こういったバーを併設しているところが多いのだそうです。カレッジの学生さんと同伴であれば中に入ることも出来るのだとか!☆を4つつけている、こんなレヴューを見つけました。それを読むと、なかなか居心地も良さそうです。

 実はこのバーの近くで、ワインボトルを両手に持って歩いている年配の男性に会いました。気さくにあいさつしてくれる感じで、ひょっとしたらこのバーの方だったのかもしれません。

 ここのカレッジ出身の有名人といえば「指輪物語」のJ.R.R.トールキンと、「キャッツ」のT.S.エリオットだそうです。この人達もこちらのバーで、さまざまな時を過ごしたのかもしれませんね。

 ここから先は関係者以外立ち入り禁止。居住スペースかな?この先の方が庭が素敵そうに見え、ちょっと気になってしまいます(笑)。

 立ち入り禁止の札の右手には、ものすご~く広い芝生の空間。そこからなにやら歓声が聞こえてきます。ん?このスポーツはもしや・・・。

 ソフトボールのように投げられた球を、バッターのような人が打ちました。歓声はその時に起こったもの。打った本人はその瞬間に、球を投げた人の方へ猛ダッシュ。そして再び元いた場所へ走り戻ってきます。うーん、よく分からないけど、すごい盛り上がり具合。これはやっぱりあの、途中でお茶の時間まであるという、うわさのあのスポーツではあるまいか。

 そんなことを考えながら見ていると、左側からぞろぞろと男の子達の集団がやって来ました。こちらは観光客。あちらの芝生のほうを指差して、思い切って尋ねます。"Excuse me. What is that game?"「すみません。あれは何の試合ですか?」

 "CRICKET! CRICKET!" 「クリケットだよ!」という答えが全員から一斉に(笑)。やっぱりそうか!あれがクリケットなんだ~!どうもありがとう!生まれて初めて見ましたよ、クリケットをする人々を。そしてかなりの盛り上がりでしたので、本当にこの国のスポーツなのだなぁとよく分かりました(笑)。もうちょっと近くで見てみたかったな。

 黄色いバラの飾られた窓辺も素敵。たったこれだけのことで、本当にまるで絵画のような雰囲気です。

 こちらの窓の向こう側は図書室。数人の人がテーブルに本を積み上げて、何かを読んでいる姿が見えました。日曜日の夕方の静かな図書館。いいな~。こういうの。

 そういえばここのカレッジは、ほかのところよりも見学客も少なくて、ひっそりと静かな印象でした。こんな中で好きなことを調べたり研究したりの日々は、さぞ満ち足りて良いものだろうなぁ・・・などと思ったり。

 ガイドブックによると、マートン・カレッジの図書館には、ウェールズ語で出版された最初の聖書が収められているそうです。

 次回はマートン・カレッジのチャペルをご紹介します。

 

コメント

lce2 さんの投稿…
大量生産で作られた物じゃなくて、1個1個丁寧に作ったんだなぁと思われる部品が随所にみられますね。職人魂ですねぇ。
扉にもちゃんとMCの文字が入ってますね。
LiLA管理人 さんの投稿…
こんなバーがあったら,絶対に入ってみないと.
夕方まで待って学生がぞろぞろとやってきたら,一緒に入れてもらえばいいんですよ.どうせ留学生が一杯だし,観光客でもあっという間に打ち解けられますよ.
Oxfordは昔知り合いがいたんですが,何年か前に亡くなられてしまい,足がかりを失ってしまいました.一度遊びに行ってみたかったんだけど.
Sana さんの投稿…
★lce2さん、おはようございます。
MCの文字がフェンスにもちゃんと入っているんですよね~。ツタの絡まるデザインも、やっぱりこれは手作業ですかね?私も見ていて、これはすごいと思いました。
Sana さんの投稿…
★LiLAさん、おはようございます。
このバー、学生さんと一緒なら入れるって、後から知ったんです。街に宿泊していたら、そういうチャンスもあったかもなかったかも・・・???待ち伏せ?

お知り合いの方、残念ですね。でもこれからまた誰かと知り合うかもしれないし!LiLAさんそれ是非トライして、いつか潜入レポートお願いしま~す!ワインいっぱいあるらしいですよ♪

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