ロンドン観光記⑥ナショナル・ギャラリー

 タイトルにナショナル・ギャラリーとは書いたものの、こちらは館内での撮影は禁止でしたので今回は文章だけになってしまいます。なので興味のある方だけ、どうぞお読みください。下方にも残念ながら写真はありません。リンク先で絵が見られるようなものがあれはばその都度ご紹介したいと思います。

 ちなみにこの建物の裏側にはナショナル・ポートレイト・ギャラリーがあり、その名に”ポートレイト”と付くとおり、肖像画のみを納めた美術館だそう。ここはスルーしてしまったのですが、後からガイドブックを見ると、こっちの方が面白そうだったかも・・・という気もしています。イギリス史歴代の人物のほかにも、知っている名前の有名人の肖像画なども多そう。

 ナショナル・ギャラリーも、ポートレイト・ギャラリーも、共に入館は無料です。ここも大英博物館と同様でものすごく広く展示物の数も多いので、予め見たい絵がある場合は大体の場所を把握していると良さそうです。展示は年代ごとに区画分けされています。日本語の館内マップなども入り口を入るとすぐに売っているので、重たいガイドブックを持っていくのはちょっと・・・という場合にも、それを買うといいかもしれません。値段は£1でした。ここでも部屋には番号がふられているので、見たいものがどこにあるのか分かったら、その番号を頼りに探すと良いと思います。

 とは言うものの・・・実際は中に入ってしまうと、「ここはどこ?」状態にもなってしまうので、短時間で目的のものだけを見たい場合には、案内係りの方も大勢館内にいるので、その方たちに尋ねるとすぐにサラサラ~と教えて下さいます。

 私はまずターナーというイギリスの画家の絵を見たかったので、一番最初に係りの方に聞きました。やはり自国の画家のものを見たいと言われるのはどこの国の人でも嬉しいものなのかもしれませんね。私の尋ねた係りの方、ものすごく喜んで、"Turner! Great choice! I love turner,too." 「ターナーですか!それはすごくいい選択ですね!私もターナーは大好きです。」と最初に興奮気味に言ってから、とても丁寧に場所を教えてくれました。どの部屋にどんな絵があるのか分かりながら説明してくれるので、すごいものだな~と思いましたよ。ターナーの絵は34番という部屋にありました。「正面に大きな馬の絵のある部屋です。」との言葉通り、本当に大きな馬の絵がありました。(これは別の画家の絵ですが。)

 ターナーがどんな画家なのか気になる方は、上のリンクにウィキペディアの解説をはってあるのでそちらを見て下さい。それからナショナル・ギャラリーではターナーのどんな絵が見られるのか知りたい方は、ギャラリーのホームページのPaintingsというページから、Explor the paintingsという箇所を選び、Artist A to Z からアルファベットをクリックすると見ることができます。ターナーの正式名はちょっと長くて、Joseph Mallord William Turnerと言いますが、検索する時にはTurnerで探してください。

 ナショナル・ギャラリーにあったターナーの絵はどれも油彩で描かれた作品で、船をモチーフにした、ちょっと暗めのものが多かったように思います。暗い絵が多いと感じたのは、ちょうど嵐や吹雪、闘いなどを題材に描かれたものだったからだろうと思います。イギリスの有名な風景画家には他にもコンスタブルという人がいて、同じ部屋に展示されていました。コンスタブルの絵は、ここで見たターナーの絵よりはもっと身近な感じで、イギリスらしい草木の風景を描いたものが多くあり、見ていてホッと和みました。

 ターナーの作品はナショナル・ギャラリーよりもテートブリテンというイギリス美術と近代美術を集めた美術館にたくさんあるようなので、次回はぜひそちらを見てみたいと思います。水彩や素描などはそっちで見られるみたいなので。

 さて、ナショナルギャラリーでは他にどんなものが見られるのか・・・。それはもうその人の興味のある画家や年代によって・・・ということになるんですが、私の個人的な感想を言うと、実は見たことのあるものが多かったなという印象でした。他国への貸し出しなどにもそれだけ協力しているということなのでしょうね。日本ですでに見たな~という絵がけっこうありましたね。

 オランダやフランドル地方の絵画コレクションが充実しているとのことでしたので、フェルメールやレンブラント、ゴッホ、ルーベンスの絵などが見られます。レンブラントは相当数をいっぺんに見られます。フェルメールも小さな絵ですが、日本ほど人気がないのか人だかりもなく、一人でゆっくりと見られます。ゴッホはひまわりが見られますが、こちらはさすがに人だかりがしておりました。

 他にも年代の次には国ごとに展示されているので、スペインならベラスケスとかが見られますし、フランスならルノアールやモネ、マネ、セザンヌ、ドガ、ゴーギャン、ロートレックなどなど。イタリアは宗教画のコーナーにそれこそたくさん。カラヴァッジョのサロメも見られます。

 全体的に写実的な絵画が多い印象で、そんな中で日本でも人気のフランスの画家やゴッホの絵などを見ると、明るい色彩や優しいタッチにホッと安らぐ気がしました。こうやって大きな美術館でいっぺんにいろいろな絵を見るたびに、自分の好みの絵がどういうものか分かってくるような気がします。私ももーりーも「やっぱりフランスの印象派がいいね~」と意見がここでも一致。そうなるとやはり次は、テートブリテンとテートモダンに足を運ばなくては!「絵を見る」というテーマだけにしぼったとしても、とても一日では周り切れないロンドンです!

 ひとつの美術館にしてもそれは同様。所蔵品がたくさんあるので展示も時折入れ替えられるそうです。目当てのものが飾られていない場合もあるようですから、探せないときはやはり尋ねてみるのが良さそうですね。前に書いたExplor the paintingsというページから、どの番号の部屋にその絵があるかを見ることもできます。"Not on desplay"となっている場合は、残念ながら今は展示していないという意味になります。そうなるとここもまた、何度も訪れる人もいるのでしょうね。

 こんな無料の美術館や博物館が身近にあるなんて、なんとも豊かなことですよね。ナショナル・ギャラリーの中にはレストラン、カフェ、バールと、食事や休憩のできるお店も3つばかり入っているようです。食事のついでにちょっとお気に入りの絵を見に立ち寄る・・・ということも、美術館が無料なら気軽に出来そうですよね。そういうの、いいな~。

 というわけで、ロンドン観光は驚きの連続です。
 
 

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