マジックラウンドアバウトと高速のBear(道路とナビの英語のお話)

Magic Roundabout of Swingdon,England (from Wikipedia)
by Dickbauch

海外で車を使う生活をするのは3回目です。もーりーさんはもっと多いのですが、地域としては同じところを何度も行っているので、まぁ、3ヶ所。スペイン、アメリカ、そしてイギリス。いずれもナビつきの車に乗っていましたが、これが案外、毎日聞いていても帰国するとどんなインストラクションだったか忘れちゃう。そこで、忘れないうちにちょっと書き留めておこうかなと思います。助手席に座っていても外国の道路やナビの英語はなかなか面白いもんです。

まず、本日の上の写真というか図はウィキペディアさんから拝借したもので、マジック・ラウンドアバウトというものです。実際にはランナバウトと言っております。表記もそのようにします。書きやすいので。

これ、バースからの帰り道に実際に通ったのですが、この図のように路面にくっきりしっかりはっきりと白線が入っているわけではありませんで・・・もーりーさん、「わーわーわー、なんじゃこりゃ?!どこ通っていいのか分かんないよ~!」と。でも、前の車が幸い同じ進路方向でしたので、その車についていって事なきを得ましたが、それにしても複雑!大きいランナバウトが二重になっていて、さらに小さいランナバウトがその中に5つもある!!

このマジックランナバウトのある街はイギリスはイングランドのスウィンドンという街。ここには日系企業のホンダさんの工場があるそうなので、日本の方でもこの複雑怪奇なランナバウトを通ったことのある方は意外と多いのかもしれません。


こちらはイギリスの普通のラウンドアバウトです。時計回り。この動画もウィキペディアさんからお借りしております。普通のランナバウトはマジックランナバウトのように複雑ではありません。

ランナバウトは欧州に多いとのことで、私たちもスペインですでに経験済み。バルセロナでは歩行者信号と組み合わさったランナバウトを「歩行者として」毎日通っておりました。あれは車にとったらなかなか進めない嫌なランナバウトだったかも?!

ランナバウトにも場所によっては歩行者も通るなど、大きなものだと信号のある場合もありますが、これ、たいていは交差点の代わりにありまして、信号なしで車が行き交うというシステムが基本の形のようです。

現在住んでいる町にはもーりー曰く「異常にたくさんランナバウトがある」だそうで、確かに、あんまり信号のある交差点はなく、ランナバウトがいっぱいあります。だから慣れると距離のある場所でも案外短時間で移動が出来る・・・らしいのです。それだけ車の流れがスムーズ。

ただし、運転席の左右が違うのと車線の左右が違うのと一緒で、スペインとイギリスでは円の回り方が左右異なります。日本と同じ右ハンドル左車線のイギリスでは、ランナバウトは時計回りです。 

では、このランナバウトを通るときのナビのインストラクションはどうなるのかと言いますと、これがわりと簡単。ナビの台詞はもちろんメーカーによって異なるとは思いますが、現在わが家が借りている車で、一例として書いてみたいと思います。

まず、時計回りのランナバウトの場合、左折したい場合は1番出口、直進なら2番出口、右折なら3番出口、Uターンならぐるりと1周回って4番出口と表現されます。例えばこんな感じ。

 【左折】 These roundabout, take the 1st exit. (ジーズ・ランナバウト・テイク・ザ・ファースト・イグジット)
 【直進】 These roundabout, take the 2nd exit, continue to follow the road. (ジーズ・ランナバウト・テイク・ザ・セカンド・イグジット、コンティニュー・トゥ・フォロー・ザ・ロード)
 【右折】 These roundabout, take the 3rd exit. (ジーズ・ランナバウト・テイク・ザ・サード・イグジット)
 【Uターン】 These roundabout, take the 4th exit. (ジーズ・ランナバウト・テイク・ザ・フォース・イグジット)

時々マジックランナバウトでなくてもランナバウトが二つ連続していることがあるんですが、そのときでも上記の台詞を繰り返します。だから番号さえ聞き取れれば大丈夫。直進の時の continue to follow the road (コンティニュー・トゥ・フォロー・ザ・ロード)は、国道などの大きな道路の場合はその名前が入ります。例えばロンドンに行くM1ならcontinue to follow the M1 (コンティニュー・トゥ・フォロー・ジ・エムワン)という具合です。

ランナバウトでなく普通に角を曲がるだけなら、 Please turn left (プリーズ・ターン・レフト)とか Please turn right (プリーズ・ターン・ライト)です。これも簡単。だけど、最初のマジックランナバウトの時もきっと通常通り淡々と次は何番出口でその次は何番、と言ってくれていたんでしょうけれど、あのマジックランナバウトってやつは、その肝心の出口がいったいどこなのかさっぱり分かりません。あれは何回くらい通ったら完璧にどこがどれと分かるようになるのでしょうか・・・?あんなん作るくらいなら信号の方がいいんでない?!

シケイン(?)のような連続カーブも、速度出しすぎを防止する目的なのか小さな村の中では案外よく見られます。その際には次のような感じのインストラクションになります。左折したら、すぐに右折ね!と。 Please turn left, immediately turn right. (プリーズ・ターン・レフト、イミディエトリー・ターン・ライト)
immediately(イミディエトリー すかさず)というのが面白い。ま、本当にすぐなんですけども。

さて、ランナバウトの話でだいぶ引っ張ってしまいましたが、今日のタイトルの bear(普通に読めば熊)はどこに出てくるのかと言いますと。それは高速です!高速で bear (ベアー) が出てきたら、指示通りに右か左を選んで直進します。何のことか分かりますか?それは、高速の出口や別の道へ行く時などの分かれ道のことです。

例えば、あと400ヤード(約360M)先に分かれ道があるとします。例えば自分の降りねばならない高速の出口が左手にある。すると、 After 400 yards, please bear next left. (アフター・フォーハンドレッズ・ヤーズ、プリーズ・ベアー・ネクスト・レフト)と、ここで熊bear ベアー)が出てきます。

bear (ベアー) に進むとか曲がるとかの意味があるとは、このナビのインストラクションを聞くまで知りませんでした。最初は、「何て言っているんだろう?ベアって聞こえるんだけど・・・?」と思っていたのですが、調べてみたらやっぱり bear (ベアー)  でした。辞書には「曲がる」という訳語も出ていますが、わが家のナビのインストラクションでは右左折の時にはturn (ターン)が使われ、分かれ道の時に bear (ベアー) が使われています。そして、自分の降りない出口の場合には、右の道をそのまま進んで下さいね~というわけで、ナビのインストラクションは次のようになります。 Please bear next right. (プリーズ・ベアー・ネクスト・ライト)

bear (ベアー) とは関係ないのですがもうひとつ。もし道を間違えてしまい、Uターンしないとどうしようもないよってな場合には、次のように知らせてくれます。 Make U-turn, if possible. (メイク・ユーターン、イフ・ポッシブル)

if possible (イフ・ポッシブル 「もし出来るなら」)というのがなかなか笑えます。なぜなら、Uターンなど出来ないことも多いので。無視してそのまま走っているとそのうち別のルートを案内してくれますが・・・。その時も continue to follow the rord (コンティニュー・トゥ・フォロー・ザ・ロード)で始まり、after 400 yards, please turn left (アフター・フォーハンドレッズ・ヤーズ、プリーズ・ターン・レフト)とかとなるわけです。あるいはランナバウトに行き当たるまで直進させて、These roundabout, 4th exit (ジーズ・ランナバウト、フォース・エグジスト)でやっとUターン。

目的地に近づいてきました。あと数百ヤードで到着です。すると、

 After 400 yards, you will be arrived at your destination.
 (アフター・フォーハンドレッド・ヤーズ、ユー・ウィル・ビー・アライブドゥ・アット・ユア・ディスティネーション)

そして、適当に設定した目的地などで、駐車場を探してぐるぐる回っていたりなんかすると・・・ご親切にも、You have been your destination (ユー・ハヴ・ビーン・ユア・ディスティネーション 「もうあんたの目的地に着いてるよ」)と何度も教えてくれたりなんかします。それから目的地がものすごく広い場所なんかの場合は、Your destination is located the point of right (ユア・ディスティネーション・イズ・ロケイテッド・ザ・ポイント・オブ・ライト 「目的地は右側にあります」)とかって言ってくれたこともあります。

目的地の設定中(ルート検索中)は Your destination is calculated (ユア・ディスティネーション・イズ・カリキュレイテッド)と言ってくれています。「あとどのくらいで曲がりなさい」的なインストラクションは、いつ聞いても400ヤードと言っているような気がするのですが、時々 soon (まもなく)などとも言います。とくに運転し始めの時には please turn right soon (プリーズ・ターン・ライト・スーン)などと言っているような。 

ナビの英語はこんなところかな~。あと面白かったのは、高速のサービスエリアなどでいったん車を停めてから再スタートを切る時に、This road is not exist on the map (ディス・ロード・イズ・ノット・イクジスト・オン・ザ・マップ 「この道は地図上に存在しません」)とか言うところ。サービス内の道は地図にはないですものね。ちなみにサービスエリアは道路標識などではそのまま service (サーヴィス)と書かれていたり、食事の出来るところがあるよという意味なのか Roadchef (ロードシェフ)と書かれていたりします。

これは自分で撮った写真

ちょっと車を一時的に停められる路肩は Hard Shoulder (ハード・ショルダー)と書かれています。

高速でも普通の道でも、周りはいちめんの牧草地という景色の多いイングランドですが、時々道の途中途中に"Strawberries & Cherries!" (ストロベリーズ&チェリーズ)などと書かれた看板が立てられ、路肩で農家の方がイチゴやさくらんぼなどを売っていたりする光景にも出くわします。渋滞の時などは家族がひとり車から降りて買っている姿も。もちろん普通は自分たちの車も路肩に一時停車させてから買うんですけれど。

しばらく路肩のない道などは、~miles no hard shoulders (~マイルス・ノー・ハード・ショルダーズ)と書かれていたりして、サービスのない道路などでは路肩はちょっと車を停めて疲れを取る場所だったりもするので、けっこう大事な場所です。わりと頻繁に用意されていますが、ない時はしばらくないよとお知らせがあります。一応イギリスでは運転中の飲食は違法らしいので、こういう路肩で一息ついたりもするのでしょうね。

この写真はストーンヘンジを見に行ったときの途中の道で撮影したもの。ストーンヘンジに近づくこと3マイル辺りで渋滞。ちょうど良いところにサービスもあったのでお昼を食べたりもしましたが、その辺りはいつも渋滞するようです。そのお知らせの看板には Likely Queue (ライクリー・キュー しばしば渋滞)と書かれております。イギリスではお店に並ぶ列なども queue (キュー) ならば、車が連なる渋滞も queue (キュー)と表現します。

また、「こんなところまさか人は通らないだろう」と思うような大きな道路でも、pedestrian crossing (ぺデストリアン・クロッシング)と書かれているところもあり驚きます。これは「歩行者が横切ることがあります」のでご注意を!の意味です。あまり歩行者用の信号や横断歩道などのないところも多いので、こういうのには本当に要注意。それから何度も書きましたけれども、馬に乗った人もかなりの頻度で車と同じ道を通ったりします。

このように、車に乗っているだけでもいろいろと面白いものです。こういうのって過ぎれば忘れてしまうものなので、ちょっと書いておきました。最初にも書きましたが、ナビのインストラクションの仕方はメーカーによって全然違うとは思いますので、ま、これは1つの話として、ふ~んてな感じでお読みいただければ嬉しいです。 (それから、記憶を頼りにした聞き書きですので、必ずしも正確ではないかもしれません。発音しかり。その辺りはどうぞご容赦を!)

ちなみに少し前に会社からお借りした車では、ある一定の距離を走り続けると、運転席から見えるモニターに珈琲カップ(イギリスだからティーカップかな?)の絵が現れ、Have a Break? (ハヴァ・ブレイク?)とメッセージが表示されます。けっこう可愛い絵で写真でも撮りたいところだったんですが、助手席からではちと無理でして、無理すると危ないのであきらめました。

長距離運転の際には、皆さんも適度に休憩を取ってくださいませね。



コメント

lce2 さんの投稿…
へーっ!
私のナビと全然違いますねぇ。

ランナバウトは難しそうですね。道路の数を数えながら運転する必要がありそうです。
鳥取にもあるんですが、ロータリーって呼んでました。
Sana さんの投稿…
★lce2さん、おはようございます。ナビ、やっぱり全然違いますか!アメリカで乗っていた車のナビの台詞、実は1個も覚えていません(苦笑)。日本で乗っている車のナビもですけど・・・。日本語のときは何て言っているのか、帰ったらよく聞いてみようと思います。「VICSを受信しました」だけ覚えてます・・・。あと、「ルートガイドを開始いたします」だったかな?日本のもそれしか覚えていません(笑)。

鳥取にもランナバウトがあるんですか~。数えると言えば、アメリカの交差点の時も、車の出る順番を数えていたような・・・記憶があります。(交互に出るとき)

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