ヨークのクイーンズホテル

 ウーズ川クルーズやヨークの街歩きを楽しんだ後、先に車だけ停めさせてもらったホテルに戻り、チェックインの手続きをしました。私たちの泊まったのは、ウーズ川沿いのQueen Staithという場所にあるクイーンズ・ホテルです。ルームチャージはダブルのエンスイート(トイレ&バス付)で一泊£77.50でした。これに駐車場代が£10で、合計£87.50です。

 部屋は2階で、リバーヴューではありませんでしたが、その分、窓を開けていても静かだったのでよかったような気がします。ところで、イギリスで2階という場合、実際には日本で言うところの3階を意味します。地続きの階層がグランドフロアー(Ground Floor)と呼ばれ、日本の二階が一階と呼ばれます。エレベーターなどでも日本の一階に当たる階には「G」という文字が書かれています。

 それからここのホテルの場合は、地続きの階層は実際には駐車場になっており、レセプションのあるロビーには階段を上がっていくので、私たちのチェックインした部屋は2階とは言っても、4階と同様の高さに位置しているというわけです。ややこしいですか?(笑)

 ベッドの高さにしても、欧米人の身長を元に作られているからか、ものすごく高いです。私などのように普通よりも身長の低い場合には、”ちょっとベッドに腰掛けて”ということは出来ません(^^;よいこらしょとよじ登らねば・・・。

 部屋はかなり広かったです。日本のホテルだったら、この広さがあったらソファーでも入れて、もうひとランク高い料金を取るのではないかというほど。カーテンやベッドリネンは決してシンプルというデザインではないのに、ちょっとこの広さとのバランスで、やや殺風景な印象さえあります。まぁ、こざっぱりしていて良かったんですが。同じ大きさのベッドがあと1台くらいは余裕で入るような広さでした(笑)。

 そしてこの広々とした部屋の中に、夏といえどもクーラーはありません。壁面のヒーターのみ。かなり晴れた良いお天気の日でしたが、夜には暑さはすっかりなくなり、肌寒いくらいになります。ベッドカバーは夏仕様でしたが、掛け布団はわりとしっかりとした厚みのあるもので(最初の写真を参照)、明け方はこれに包まってちょうど良いというくらいの気温でした。ヒーターはそれぞれの部屋で温度調節が出来るようになっているようでした。

 そうそうそれから、先ほどは階層の呼び方について書きましたが、ホテルを自分で予約する場合、イギリスのホテルのホームページでは「料金」のことをTariffという言葉で書いてあることが多いです。いくらで宿泊できるのかを知りたい場合にはこの「Tariff」という文字のところをクリックすると大体の金額が見られます。(宿泊料金は季節によってなどで変わることもあります。)

 冷蔵庫はなくとも、ティーセットはあるのがイギリスのホテル!チェックインしたらまずはお湯を沸かします。これがあるとついつい部屋でお茶を飲んでしまって、もうそうなると、わざわざ外のティールームになど行かなくなってしまいます(笑)。実際のところ、朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんの間に、アフタヌーンティーのできるお腹の余裕なんて、、、ない(笑)。本当は素敵なティールームものぞいてみたいんですけどね~。

 ま、それはそれとして、こうやって部屋にお茶のセットがあるのは嬉しいことです。もちろんどれだけ飲んでも追加料金なんてかかりません。このホテルにおいてあった紅茶はPGでした。PGはブルックボンドという会社のブレンドティーの名称です。イギリスのスーパーマーケットでは、このPGを一番よく見かけるような気がするのですが、なんといってもひと箱が80個や160個という多さ。紅茶は私しか飲まないので、そんな大量な箱を買うのはためらわれ、PGを飲んでみたいと思いつつも飲めずにいました。まぁ、ごくごく一般的な紅茶なので、気付かぬうちにティールームなどで飲んだことはあるんじゃないかと思いますけど。

 ともかく、こうしてホテルに泊まると、いろいろな紅茶が少しずつ楽しめるので嬉しいです。ちなみに今回は宿泊したホテルの全てがそれぞれ異なるメジャーティーを置いていて、一応飲みたかったスーパーマーケットブランドの紅茶は全部制覇できました(笑)。やった~!高級ブランドティーは日本でも簡単に手に入りますからね。このホテルの朝食ではヨークシャーティーを飲みました。これもスーパーでよく見かける紅茶です。

 紅茶やコーヒーがあれば、お茶菓子としてのクッキーやビスケットもありますよん。日本の旅館と同じですね!このオーツ入りと思われるビスケット、もーりーさんがすごく気に入って、珍しくひとりで3枚ペロリと食べてしまいました。Digestiveと書かれていたので消化を助けるビスケットなのかな~なんて思っていましたが、なんと、このDigestiveという言葉、イギリスの商標登録がなされているようです?!辞書にそのように載っています。全麦ビスケットとして。そう、まさにこのビスケットのことです。美味しいです。

 こちらは入り口の横にあるクローゼットです。オープンになっていて使いやすいです。棚は25リットルのリュックサックが余裕で入れられる大きさでした。もーりーの32リットルのリュックサックも下の縦長のスペースにしっかり収まりました。スーツケースなどもハンガーラックの下に綺麗におさまるのではないでしょうか。

 枕はベッドに最初から二つずつあり、さらに予備のものもありました。

 ちなみに、日本のホテルのようにスリッパなどは用意されていません。部屋で靴を脱いで寛ぎたい人はルームシューズや室内履きを持ってきたほうが良いと思います。私はビーチサンダルを室内履きの代わりに使っていました。夏なので寒くはないですし、お風呂上りも履きやすくて便利です。

 ビーチサンダルは夏の旅行なら現地のお店でも安く手に入りますが、サイズがかなり大きいです。(靴のサイズは22~23センチですとUKの3とか4になりますが、置いてないことも多いですし、数が少なくて選べるデザインがない、、、ということも多いです。)街の靴屋さんではどこもバレーシューズも可愛いのがいっぱい売っているので、そういうのもいいかもですね。ただしそっちはそれほど安くはありませんが・・・。

 en-suite bathと書かれている場合、このようなバスタブつきのバスルームが部屋にあるという意味です。en-suite showerならシャワールームとトイレの組合せになります。こちらではハンドソープと全身に使えるボディーソープが備え付けで置いてありましたが、歯ブラシ&歯磨き粉や剃刀などは置いてありませんでした。

 歯ブラシ&歯磨き粉や剃刀は、置いていないことが多いような気がしますので、最初から一組持っていたほうがいいかも。ボディソープやシャンプー&リンス、石鹸なども、あるところとないところがあるので、お気に入りを持って行ったほうがいいかもしれません。私たちはちょうど旅行前にもーりーが出張でヒルトンに泊まったので、その時のアメニティをそのまま旅行セットに詰めて持って行きました。大好きなクラブツリー&イブリンのLa Sourceというシーソルトを使ったシリーズです。

 こういったブランドやメーカー系アメニティを置いてあるような”高級ホテル”に泊まるのではない場合、ボディショップやロクシタン、クラブツリー&イブリンなど、自分のお気に入りのメーカーのトラベルソープのセットを持って行くのはおススメです!いい香りのものを使うだけでもホテル滞在が楽しくなりますし、それぞれ違うホテルに泊まる場合でも自分の空間が出来てリラックスできますよね。ちなみに洗顔フォームはテスコで買ったSimpleというメーカーのものを持って行きましたが、これがなかなか良くって、今も気に入って使っています。

 朝食はこのようなビュッフェで好きなものを取っていただきます。これだとその日の食欲に合わせて食べられるので嬉しいです。中央の丸いテーブルの上にはシリアルとフルーツやヨーグルト、ジャムなどが置いてありました。

 それからビュッフェカウンターの右手前のかごの中には数種類のパンが。パンはすでにトーストされた状態で次々に運ばれてきます。その後ろ側にずらりと並ぶのが、いわゆるイングリッシュブレックファストを構成する食べ物数々。スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージ、焼きトマト、マッシュルーム、ベークドビーンズなどです。たまごはスクランブルエッグ以外のものを食べたい場合には、係りの人にお願いすると用意してテーブルまで持ってきてくれるようでした。

 そして左の奥の棚に紅茶やコーヒー、ジュース類が並んでいました。私はここで前出のヨークシャーティーをいただいたわけです。

 写真が暗くて申し訳ないのですが・・・こちらが私の食べたもの。スクランブルエッグとベイクドビーンズ、ソーセージにマッシュルーム、茶色いパンのトーストです。ここだけの話、これが1回目のお皿(笑)。もうちょっと食べたいな~となって、2度目にもソーセージとベークドビーンズ、マッシュルームをいただきました!へへへ。塩気の強いベーコンはパス。ソーセージはそれほどでもありません。

 朝食は朝の8時すぎからで、私たちは開始時間きっかりに食堂へ行きました。同じ晩に団体さんが泊まっていたのを知っていたので、早めにね。ちょうど食べ終わる頃にたくさんのおじいさんおばあさん達が食堂にやってきましたよ(笑)。前日にフロントでお会いしたかわいらしいおばあさんが、私たちが席を立つ時に気付いてくれて、"Good Morning. Have a nice day!"(おはよう。良い一日を!)と声を掛けてくれました。旅行ではこんなその場限りのやり取りのひとつひとつも、なんだか嬉しいものですよね。

 フロントには時間帯ごとの朝食の混み具合の目安が書かれていて、朝早くと終わり間際の時間帯が静かでゆっくり食べられますと書かれていました。このホテルでは夕食つきの宿泊プランもあるようですし、食堂の隣はバーラウンジになっていて、ウーズ川を望むテラス席もあり、そこでお酒を飲むことも出来るようでしたよ。バーやパブの営業時間は日本に比べて早く終ってしまいますが、喧騒を逃れてホテルのバーで寛ぐのも良さそうですよね。

 最後になりますが、このホテルの静かな訳はホームページを見て分かりました。スポーツ関係や学校関係も含めて、同性だけの団体や子供ばかりの団体客は泊まることが出来ないのだそうです。反対に、朝食の席で見た感じでは、観光客だけでなくビジネス利用の人も多そうでした。また、アパートメントホテルも用意されているようで、3泊以上する場合にはそちらを使うのも良さそうです。

 というわけで、夜もひっそり、朝も静かな、ヨークのホテル滞在でありました。駐車場もあり観光にも便利で、料金も朝食付きで£100以下とくれば、これはもうヨーク中心部の穴場なのではないでしょうか?なーんちゃって。皆様もヨークのクイーンズホテル滞在、いかがでしょうか。


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The Queens Hotel
Queens Staith, Skeldergate,
York, North Yorkshire
YO1 6DH
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コメント

lce2 さんのコメント…
紅茶の持て成しは、日本の旅館のお茶の持て成しに似てますね。
なんか、ゆったりした良いホテルですね。

そちらの暴動は大丈夫ですか?
気を付けて下さいね。
Sana さんの投稿…
★lce2さん、おはようございます。こざっぱりとして、静かな良いホテルでした。まずは一杯飲んで楽にしてね、というお茶の文化はいいものですね!

イングランドの暴動のニュースは世界中に衝撃を与えているようですね。暮らしている町は静かですが、私たちも毎日BBCニュースをチェックしています。

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