ある夏の夕方の、湖へのお散歩

 8月の夏休みの旅行記はヨークで止まっちゃってますが、とりあえずそれは後回しにしまして、7月の出来事を先に順番にアップすることにいたします。本日は7月のある日の夕方のお散歩。

 自宅から住宅街を抜けてしばらく歩くと、このような遊歩道があります。ここは車は通らず、歩行者とサイクリスト専用の道。実はこの道の木立の向こう側(写真右手)には、大きな自動車道が通っていますが、木にさえぎられているので歩いていてもとても静かです。

 時々ぽつんと家があったり。クリケットをやっているグラウンドなどもあったり。近くのヴィレッジと称される地域には菜園があったり、馬がいたりもします。

 この川を渡ると湖へ出ます。以前ご紹介した大きな人工湖のウィレン湖へ。

 只今夕方の6時ですが、まだまた日が高く温かい日だったので、夕方とは言え水遊びをする人の姿も。犬も一緒に川遊び。しかし橋の反対側では釣り糸を垂れる人もいたりして(笑)。

 湖に着くとアイスクリーム屋さんが出ていました。ソフトクリームを食べよう!!「おじさん、チョコレートバーもつけてね!」「おう!もちろんさ!」 

 写真を撮っている様子が影に写ってしまいました(笑)。さぁ!ソフトクリームを食べながら、今日はこの大きなウィレン湖の周りを、ぐるりを1周歩きましょう!

 アイスクリーム屋さんだけでなく、移動遊園地も来ておりました。この記事がアップされる頃にはもう終っちゃっておりますが、7月の終わり頃から、8月21日まであったようです。

 けっこういろんな種類の乗り物があって、音楽もガンガン。小さい子供用の乗り物ばかりかと思いきや・・・

 こんなのは、ちょっと見ていて笑っちゃうくらいに、めちゃくちゃハイスピードで、ぐるぐるぐるぐる回っておりました。お~い、いったいいつまで回るんだい?!ってくらい延々と。

 暗くない場所でも意味なくネオンがギンギン。そしてこれまたハイスピードでブンブンぐるぐる(笑)。

 上から吊るすタイプのゴーカートのようなものなどは、思いっきり大人がたくさん乗っていて、互いのカートにガンガンぶつけ合っておりました(苦笑)。本当に親子で楽しんでいるような人のカートにもガンガン!親子で乗ってるお父さん、弱冠トホホ顔をしておりました・・・^^;

 途中、ところどころで、このような馬蹄マークを見かけます。これってなんのマークなんだろう?馬が通ることがあるよってマークなのかな?田舎道などは、車で走っていても時々乗馬をしている人の姿を見かけます。

 300番というバスに乗って電車の駅に行く時には、このウィレン湖の近くの道を通ります。高架になった自動車道から湖が見えるのですが、その時にいつも気になっていた装置がありました。それ、なんとウェイクボードの練習場の装置だと判明。

 湖の一部分に、ワイヤーがぐるりと張り巡らせてあり、スキーのリフトのようなイメージで、ゆっくりと装置が回るようになっています。その先にウェイくボーダーがつかまって、カーブに差し掛かるところで自分の体重と遠心力を利用してジャンプ!!

 ジャンプ!!見えますか~?

 こちらはいつもやっているのかはわかりませんが、この日はユースと書かれていて、22歳くらいまでの子達が対象で、ウェイクボードを楽しんでいたみたいです。女の子もいましたよ。

 もーりーさんもこれ、若い頃やったことあるのだそうです。福岡のお友達が水上スキーをやっていて、一緒にやらせてもらったことがあるのだとか。引っ張るのもこういう装置ではなくて水上バイク。福岡では船を持っているという方もいたりして、日本でもこういう遊びを気軽に出来るところもあるのか~と話を聞いて驚きます。

 イギリスでは川や湖に出ると、いろいろなウォータースポーツを楽しんでいる人々の姿を見かけます。ウィレン湖は湖畔にスポーツクラブもあり、そこでもいろいろなモータースポーツのクラスが用意されているみたいでした。

 湖は人間が楽しむだけの場所ではありません。ここにも白鳥がたくさんいます。バードフィーディングエリア(エサやり場)もちゃんと用意されていて、そこに集まる鳥たちにパンなどをあげる人の姿も。

 会社の敷地内にも池があり、そこにも白鳥がいるというもーりーさん。「イギリス人達は白鳥ばかり可愛がるから、僕は白鳥以外の鳥にエサをやる」(私「そうなの?」)と言って、この日は家からパンの切れ端を持ってきておりました(笑)。バードフィーディングエリア以外でエサをあげてはいけないというわけでもないらしいので、湖のちょうど反対側のところの、白鳥さんではない鳥の集まる場所に行って、パンくずを放るもーりーです。

 こちらはバードフィーディングエリアにいた鴨の親子。私はこのちびっ子にえさをあげたい!!と、一所懸命狙って放ったのですが、やっぱり大きな白鳥や大人の鴨に食べられちゃって、なかなかこの子に届かない・・・。何回か挑戦して、成功したのはたったの1回でした(苦笑)。チビちゃんは大きい鳥が近づくと自分がひょいと逃げちゃう。それでも1回はこの子に届いたので、思わず「やった~!」と声を出して喜んでしまいました(笑)。

 真夏の夜、8時の太陽です。日暮れまであと1時間半程度。そろそろ夕方、、、という雰囲気。風も冷たくなってきました。

 湖を後にして、そろそろ家に帰りましょう。もと来た道を戻ります。途中ひょろりと背の高い木の下で写真を1枚。

 これっておそらく人間の手で作られた木立です。湖にしても遊歩道にしてもこの木立にしても、町中のあらゆるところに住宅街と隣接して、ところどころにこのような場所がたくさんあります。気負って出かけることなどなくっても、家からほんの数分歩いただけで、森林浴が出来てしまうのはとっても嬉しい。

 街と自然の空間がちゃんと隣り合わせに存在していて、自然いっぱいだけど生活にはちょっと不便とか、生活はものすごく便利だけどそばにほとんど自然がない・・・ということも全然なく、トータルで生活のしやすい環境が整っている町という気がします。私は今回この町に生活してみて、この町づくりのコンセプトのようなものが一番気に入ったところかもしれません。街と自然が一緒にあるというのは人間が暮らす上では理想的な環境という気がします。そういう町を積極的に”作る”イギリスという国は、とても興味深い国だなぁと感じます。

 前出の移動遊園地というスタイルもいいですよね。ジェットコースターなどの派手な乗り物は無理ですが、それでも年がら年中そこになくてもいいものは固定してしまわずに、”特別”の季節だけ登場させるという発想。All or Nothingでないそういう発想の柔軟さはとても良いなぁと思います。楽しむときは楽しむ、だけど不要な時にはなくしてしまう。そんなメリハリはとても良いなと思います。

 ちょいとヨガのポーズなどおひとつ(笑)。木立のポーズもどき。こんなところでヨガでもしたら気持ちがいいでしょうね~。ウィレン湖の湖畔のスポーツクラブでも、屋外のヨガのクラスなどもあるようでした。そういうのも面白そう!

 再び小川を渡ります。もう夜の8時近くとあって、さすがに水遊びをする人の姿はありません。

 この川の名前を知りたくて、町の地図を広げてみました。River Ouzel or Lovatと書かれています。「or」も含めて名前なんでしょうかねぇ・・・?!どの地図を見てもそう書いてありますし、この川をたどってみてもずっと同じ表記がされています。

 以前のヨーク観光で遊覧船に乗った時の川はウーズ川でしたが、そのウーズ川は実はこの町にも流れています。グレート・ウーズと呼ばれるウーズ川は、ウェールズを出発して各地を通り、このミルトンキーンズにも流れているのだそうです。そしてこのウーゼルまたはロバート川というのは、そのウーズ川の支流のうちのひとつのようです。

 と、ここで、川の名前がやっぱり気になりウィキペディアで調べてみました。どうやらこの川、現在はおおむねウーゼル川と呼ばれているようですが、昔はロバート川と呼ばれていたことがあるそうで、それで地図にはRiver Ouzel or Lovatなんていう面白い表記がしてあるのだそうです。

 River Lovatという呼び名は13世紀にはもう記録にあるのだそうで、1724年の地図にはLowsel Rと書かれているそうです。しかし、それからたった41年しか経っていない1765年の地図にはもう、Ouzel Riverと書かれているのだとか(笑)。今でもある地域では両方の名で呼ばれているそうで、現在の地図はRiver Ouzel or Lovatと表記しているそうです。面白いですね。


 いつまでもこの道を歩き続けたいと思うような、ちょっと素敵な散歩道。名残惜しいけれども、もと来た道を戻ります。ずっとこんな所で暮らしたいな~。


 

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