エジンバラの聖ジャイルズ大聖堂でのコンサート


タイトルとは裏腹にエジンバラ城の写真で始まりましたが、こちら、前夜にミリタリー・タトゥーが行なわれていた場所です。ゲートをくぐって中へ。本当は最初にエジンバラ城を見学してから他の場所も少し見ようと思っていたのですが、このときすでに入場までの待ち時間が2時間とのこと!!

お城に興味はなくもなかったけれど、軍事博物館的要素も強いのは数年前に訪れたアニック城を見て分かっていたので、「2時間も待ってでも見たいかな?」と自問自答し、エジンバラ城はあきらめました。またいつか来ればいいよ~と。(いつか、があればの話なんですけどね。)


そして聖ジャイルズ大聖堂へと移動。移動と言ってもエジンバラ城からロイヤル・マイル(ハイストリート)をほんのちょっと歩くだけ。前日も前を通っていたので、迷う心配もなく到着。そう、あのアダム・スミス像のある広場のところです。

こちら、正式名称はSt.Giles' Cathedral Edinburghと言います。見学は無料となっておりますが、ひとり£3の寄付をお願いしますとのこと。また写真を撮るのに£2のパーミッションが必要。胸に貼るシールをいただけます。

歴史については大聖堂のオフィシャルサイト(上の文中リンク参照)か、やや難しいんですけど、ウィキの解説もどうぞ!


雨の日に訪れたこともあり、外観は地味な印象だった聖ジャイルズ大聖堂ですが、中に入ってみるととても明るい!今まで見たどの大聖堂とも違う雰囲気。大胆に塗られた真っ青な天井がとても奇麗です。これ、スコットランドの国旗の青と同じイメージですよね。

オックスフォードのクライスト・チャーチヨークの大聖堂に比べるとだいぶこじんまりとした印象ですが、中の様子はなんだかここが一番好きだったかも♪このブルーの天井が明るい雰囲気でよかったのかな~?親しみやすい感じとでも言うのでしょうか。(どこもそれぞれに素晴らしいのはもちろんですが。)


時間に無頓着に見学していたのですが、ちょうど入場したばかりの時にはお昼の短いミサ(A Short Worship)が行なわれていました。なのでその間は写真も遠慮していたのですが、しばらくするとミサとは別の音楽が聞こえてきました。

聖ジャイルズ大聖堂では毎日何かしらのコンサートが催されているそうで、時間もばらばらなのですが、この日はちょうどお昼過ぎからスタート。民族音楽のような音色が大聖堂内に響き渡り、人々は用意された椅子に座り始めました。椅子はあっという間に埋まってしまい、私たちはその後ろに立って演奏を聴きました。


この日に偶然見たこのコンサートはCeltic Nyckelharpa Projectというトリオのもの。中央にいるのがGavin Pennycookさんで、nyckelharpaというスウェーデンのキーボード・フィドルという楽器を演奏されています。その右隣がギターのRob Truswellさん。この人はカナダ人だそう。そして左隣の女性がEsther Kuckさんで、Bodhranという打楽器を演奏されていました。

コンサートの日にいただいたプログラムによると、このnyckelharpaというキーボード・フィドルは1400年代にはすでに存在していたそうで、スカンジナビア半島やヨーロッパ大陸の北部、また南はイタリアなどで演奏されていたそうです。近年ではスウェーデンの楽器として知られているのだとか。フィドルというとアイルランド音楽を想像しますが、このキーボード・フィドルは20世紀の終わりになるまでアイルランドやスコットランドの音楽には使われていなかったとのこと。それってだいぶ最近の話ですよね。

Estherさんの演奏していたBodhranという打楽器はアイルランドのものだそうです。発音は様々に言われているようですが、バウロンと日本語では書かれていることが多そう。アルファベットの文字からはちょっと思いつかない発音ですよね。タンバリンの元となった楽器という説もあるそうで、打楽器には珍しく皮が張られているのは片面だけ。しかもピーンとキツク張るのではなく、ややゆるめに張ってあるのだとか。そして音もボゥゥゥーン ボゥゥゥーンと独特。演奏家のEstherさんの素敵さも重なって、わー私もこれやってみたぁい!と思ってしまったりして(笑)。日本でも楽器や教則DVDなどが手に入るようです。ただし、レッスンをしているところを探すのは難しそう。アイリッシュ・パブなどへ行くと、その音色が聞けることもあるようです。


演奏の合間にキーボード・フィドルという楽器について説明をしてくれるGavinさん。左手でキーボードを弾き、右手でヴァイオリンの弓のようなものを引いていたような気がします。面白い楽器ですよね!

このトリオの結成は2010年。演奏している曲はアイルランドとスコットランドのトラディッショナルが中心。GavinさんのCD製作の為にあつまったユニットだそうですが、その後このようにヨーロッパ各地で演奏活動をされているそうです。私たちもCDを1枚買いました。


雨の日に教会でこんな素敵なコンサートを聴けたなんて、今思い出しても「いい時間だったなぁ~!」とうっとりしてしまいます。かなり短い滞在でしたが、このコンサートのおかげもあって、エジンバラはよりいっそう思い出深い街となりました!

そうそう、この聖ジャイルズ大聖堂の地下にはカフェテリアもあるのです。私たちはホテルでたーっぷりの朝ごはんを食べてきちゃったばかりでしたので、後ろ髪を引かれつつもカフェテリアで食事はしなかったのですが、そこからはものすごく良い匂いが漂ってきていましたよ~!

『良い匂いのするレストラン=当たり!』と信じて疑わない私。絶対に美味しいに違いないと思っているのですが、どうでしょうか?!また来る機会があったら、ぜひカフェテリアにもお邪魔してみたいです。お腹に何も入る余地なしと言っても、そのまま帰るのはつまらない!と覗くだけ覗いてみたら、気軽な雰囲気で良さそうでしたよ~。あー、これ書いている今もお腹が空いてきちゃいました。セント・ジャイルズ・カテドラル・カフェのサイトはこちらです☆⇒St.Giles' Cathedral Cafe

それでは、ながく続いたエジンバラ観光記はこれにておしまい。おつきあいありがとうございました♪ 次回は湖水地方です。でも、もしかしたらまた、別の記事を挟んで・・・かもしれません(笑)。気まぐれに更新しますので、どうぞ気を長くしてお待ちいただけますと嬉しいです。


【おまけ】



Gavinさんご自身のアップしているyou tubeを見つけたので貼り付けておきますね!こちらは4月にエジンバラで行なわれたNorthern Streams Festivalというお祭りの時の映像だそうです。このほかにも映像はいくつかありましたので、興味ある方は映像をクリックして、Gavinさんのページへ行ってみて下さいね~♪



  

コメント

lce2 さんの投稿…
弦が沢山あるので音が厚いそうですね。
調べてたら、こんな物を見付けました。
http://www.youtube.com/watch?v=0FSvx8EPws8&feature=player_embedded#!

そして、バウロンという打楽器にビックリ!これまた、音が厚い!
Sana さんの投稿…
★lce2さん、こんにちは!
ひょえ~!!日本にもいらっしゃるんですね~(驚)。しかも若者達!!you tube見ました!ついでにこの方たちのバイオグラフィーも見ました!!ちょっと鳥肌が立っております、私。だって、このNyckelharpa奏者の方、スコットランドでお育ちと書かれていますよ~。音色もすごく素敵です。

なんだかふいにプレゼントをもらったみたいな気分になりました♪lce2さん、ありがとうございます~(ハート*ハート)

バウロンも、近くで聞くと本当に良い音です。なんだか太古の音って感じ。(いや、シャレじゃなく・・・。)

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