ロンドンの自然史博物館②鉱物編Ⅰ

 ロンドンの自然史博物館 Natural History Museum(ナチュラル・ヒストリー・ミュージアム)の続きです。①もご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。

 博物館の中に入ると、このように広い中央ホールがあり、展示はここを中心にさまざまなゾーンに分けられています。またカフェテリアやミュージアムショップへのアクセスも、この中央ホールに一度戻ると分かりやすいようになっています。

 郊外の街からの日帰りのロンドン観光。その日のほかの候補地をすべて止めにして自然史博物館の見学に集中することにしてもなお、午後の数時間(夕方まで)ではとても全部の展示は見切れないと判断した私たち。鉱物の展示を今回はじっくり見ることに決めてGreen ZoneのMineralsという展示コーナーへ向かいました。

 解説も判読可能な状態で写真におさめられたもののみ、簡単な説明を書いてみることにします。キャプションを撮りわすれてしまったものや名前も分からないものは、写真のみアップすることにいたします。


水晶(ブラジル)


Blue John
(ブルー・ジョン/イギリス、ダービーシャー)

 こちらはイングランドのダービーシャーで産出されたブルー・ジョンという鉱物です。宝石や装飾品として使われるそうですが、現在は掘りつくされてしまったようで、かなり貴重なものとなっているのだとか。

 そういえば、このブルー・ジョンとはまた別のものでしょうけれど、ダービーシャーのある貴族の館を訪れた時に見た大理石の柱の並ぶホールは、その土地で産出したものを使って作られたものだとのことでした。昔からこういったキレイな石の産出する場所だったのかもしれませんね。その館のお話は、また回を改めてご紹介いたします。


真珠と真珠貝(インド洋)
アラゴナイト(オーストリア)

 アラゴナイトというのはスペインのアラゴ州というところで多く産出された炭酸カルシウムからなるものだそうで、その地名からアラゴナイトという名前がついたのだそうです。Flos Ferri(山サンゴ)とも呼ばれているのだとか。真珠貝はこのアラゴナイトとあるプロテインの一種を原料(?言い方が変だけど・・・?)として出来るものなのだそうです。このしわしわしわしわ~としたものから、真珠のように輝きのあるものが出来るというのが不思議。


Rock Circle
(ロック・サークル/コルシカ)

 コルシカ島で採れたという、円を沢山描いた岩です。いくつもの異なる鉱物と溶岩からなると考えられているようですが、ハッキリとした過程は分からないとのこと。さまざまな説があるそうです。これ見たとき、うわ~!って驚いてしまいましたが、まだまだこれは序の口でした。


オパールの原石と指輪

 オパールは私の誕生石です。いつか欲しいなぁと思いつつ、あまりカジュアルなジュエリー屋さんでは見かけません。誕生石もオパールではなく別な石になっていることも多い・・・。でも個人的にはこのオパールの様々な光の輝きがとても好きです。柔らかく傷がつきやすいと聞いたことがありますが、原石をこうしてみても柔らかい感じがよく分かります。

 指輪では傷つけてしまいそうなので、ゴールドと組み合わせた小さなモチーフのイヤリングなんてあったら素敵だろうなぁ!と、勝手に夢見ていたりして♡ ピアスはむかーし開けていたけど、今はイヤリングをしています。・・・って、関係ない話か・・・(笑)。失礼、失礼。


Patterns in Nature
(パターンズ・イン・ネイチャー/コルシカ)

 『自然の文様』とでも訳せばいいかな。パターンズ・イン・ネイチャーと題されたこの不思議な石。これロック・サークルと同様、コルシカ島で発見されたものだそうです。なんでしょうね~、これ(驚)!葉っぱを図案化したようでもあり、鳥の羽や魚の鱗のようでもあり・・・。でも人間がデザインしたものではないんですよ~。レリーフしたものではないんです。すごい・・・。

 こちらは木の皮が化石化したものなんだそうです。Lepidodendronと書かれていたので調べてみると、こちらは石炭紀という時代にあった原始植物だということです。石炭紀って初めて聞きました。地質時代の区分のひとつだそうです。何しろ”太古の植物”だということは分かりました。沼地に生え、40メートルを超える大きな木だったと考えられているようです。文様は、キャプションではダイヤモンドシェイプと表現され、木の葉が触れてできた跡と考えられているようです。

 また、建築家のアルフレッド・ウォーターハウスさんは、この文様にインスピレーションを得て、自然史博物館のテラコッタ支柱をデザインしたのだとか。面白いですね。でもその感動具合はとてもよく分かります。・・・しかし、まだまだ驚きのものはあるんですよ~。


Ruin Marble(ルイン・マーブル)

 ひと足先に展示を見ていたもーりーさんが、「すごいのがあるよ」とノロノロ見ている私をわざわざ呼びに戻ってきたのがこちら。大理石に、まるで廃墟と化した街並みが映し出されているかの様な文様が入っています。す、すごい、、、。誰かが絵として描いたみたい。上の方なんて乾いた空のような感じ。

 まだまだ沢山の面白い展示があるのですが、本日はひとまずここまでということで。いや~、地球は美の宝庫という感じですね~。美しすぎる・・・。

*写真は1番上のものは私、それ以外の鉱物のものはもーりーさんが撮りました。(RICOH CX1使用)


コメント

LiLAくま さんの投稿…
石にはちとうるさいです.
でもBlue Johnは知らなかったので調べてみましたが,フルオライト(蛍石)ですね.不純物によって色んな色に変化する石です.
lce2 さんの投稿…
へー。これは興味深いです。
もの凄い偶然でできた物なんでしょうねぇ。
まだ、どこかに埋まってるんでしょうか。
Sana さんの投稿…
★LiLAくまさん、こんにちは!
石”にも”ウルサイんですか?!(笑)

フルオライト(蛍石)をまんまコピペして調べたら、なんやら難しいこと書いてありました。なるほど、LiLAさんの守備範囲だ。加熱すると光るって言うところしか理解不能です…。
Sana さんの投稿…
★lce2さん、こんにちは!
面白いものがいっぱいあって驚きですよね~。

lce2さんの行かれたところの、あのケーキのようなグラデーション(地層)の中にも、きっと面白いものがいろいろ含まれているような気がします。ま、あそこから発掘するなんて考えただけでも気が遠くなってしまいますが…^^;それより、庭を掘ったら出てきたりして?!
アン さんの投稿…
Sanaeちゃん、こんばんは~☆
Sanaeちゃんの誕生石はオパールですか!私は
トパーズ。あの黄色の色が好きなのに、最近は
ブルートパーズなんかが多くって、ちょっと
寂しく思っています。
最後のお写真、本当に不思議ですね。
誰かが描いた町並みの様・・・。
Cimarron さんの投稿…
Ruin Marbleが気に入りました。
自然にこんな模様が出来ちゃうんですね・・・・
Sana さんの投稿…
★アンさん、おはようございます。
アンさんの誕生石はトパーズですか。トパーズと聞くと、私もあの黄色の感じを思い出します。他の色のものもあるのですね~。私の誕生石は、他にトルマリンと書かれていることもあります。トルマリンもいろいろな色があるみたいで、持っていませんがちょっと気になります^^

最後のマーブルは本当に面白いですよね~。高温の状態で圧がかかったと考えられているんだそうです。絵のように上手く切り出しているところも雰囲気を上手く伝えているのでしょうね。
Sana さんの投稿…
★Cimarronさん、おはようございます。
Ruin Merble、本当に不思議で面白いですよね~。上手く切り出したものだなぁと思い感心します。発見した人も絵心があったということなのでしょうか(笑)。

人気の投稿