貴族の館 ケドルストン・ホール⑥ドーム型天井のサロンとダイニングルーム

イギリス、ダービシャーにあるナショナル・トラストの管理する貴族の館、ケドルストン・ホール見学記の続きです。本日ご紹介するのはサロン。

この見事な彫刻の施されたドーム型天井を持つサロンは、その③でご紹介したマーブルホールにつながる八角形の円形サロンです。建築のデザイン画を見てみると、ここから例の南側のロミオとジュリエットのような階段のある場所へと出られるようです。

よく思い起こしてみると、ベニシアさんがテレビ番組の中でここのことを玄関と言っていたような記憶が…。つまりはあの南側の階段から、舞踏会などの時は人々がホールの中に入ってきた…ということなのでしょうか。メインエントランスはちょっと暗くて質素な感じでしたものね。あちらは家族用だったのかも?

このドーム型天井は62フィートという高さがあり、1763年に造られたものだそうです。花の模様のレリーフには金箔が施されています。(62フィートってどのくらい??約19メートルくらい??)

八角形になっている壁の所々に写真のようなくぼみがあり、さらにその天井も半分の形のドーム型になっています。こちらにも金箔が施されています。

また、壁面に並べられた赤い椅子は1780年代の終わり頃に、ジョン・リンネルという人の手によって作られたものだそうです。赤い張り地は20世紀になってから張り替えられたものだそうで、赤いシルクとウールのダマスク織りなのだとか。

椅子の上の壁面の装飾はこんな感じです。壁ごとに異なる天使のレリーフが飾られていました。現在はキャンドルの形をした照明器具になっていますが、もともとはろうそくを使っていたのかもしれませんね。

こちらはまた別の部屋の半円形ドーム。八角系のサロンもこのような感じになっています。それぞれ部屋によってレリーフの模様も色も変えてあります。これはダイニングルームの脇にあった天井。レリーフがカメオみたいですね。淡いパステルグリーンも素敵です。

そしてそのダイニングルームがこちら。テーブルは1800年代のものなのだとか。椅子が10脚セットされていますね。

この部屋の壁にもたくさんの絵がかけられています。狩りでしとめた獲物を食材として描いたものなど、食事するスペースにしてはけっこうグロいモチーフのものもあったりして^^; 天井にも絵が描かれていたり、レリーフで飾られていたり。これらもみな、ロバート・アダムによるデザインだそうです。

ダイニングルームで使われていたらしい銀器の数々。カトラリーやボウルなどなど。右端にある紺色とゴールドのような蓋付きの入れ物に似たもので、もっと大きなものがナショナル・トラストのサイトのイメージギャラリーに紹介されていました。その容器は実は裏側が覆われていなくて、そこからお皿を中に入れて容器ごと暖炉の前に置き、お皿を保温しておくという使い方をしたようです。こちらこちらをご覧下さい。

ダイニングルームの暖炉の上にも古伊万里のような花瓶を発見!いかに珍重されていたかがよく分かりますよね。まだまだ出てきます、日本のもの。

それでは、次回も引き続き他のお部屋を見てみましょう~。お楽しみに~♪

*本日も予約投稿です。コメント欄は開けてありますが、承認とお返事が遅くなるかもしれません。どうぞご了承くださいませ。

コメント

lce2 さんの投稿…
この天井は凄いですねぇ。
職人の根性を感じます。
Sana さんの投稿…
★lce2さん、こんにちは!
天井を豪華にするというのは西洋の教会などでも見られますし、日本の古い建物にもありますよね~。いつもそういうものを見る度にビックリします。本当に圧倒されるほど見事でした。

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