散歩道で出会った花々(春分の日あたり)

日付が前後しますが、春分の日辺りのお散歩のお話です。(花ももう見飽きてきたかな~?)

 春の散歩は桜が咲く前でもわくわくします。歩いていても暑すぎないし、よその家の庭先やお店の前などにたくさんの花が次々に咲くので、ついつい時間の経つのも忘れてしまいそうになります。

 近くの会社の駐車場に咲くコブシ(Magnolia kobus)はある日突然華やかに咲き乱れ、そしてたいてい春の嵐であっという間に散ったり痛んだりしてしまいます。そんなわけで、昨年はどの木もなかなか写真に収めることが出来ずにいたのですが、それが今年は強風にも負けなかったようで、春分の日を過ぎてもだいぶ花が残っていました。

 祝日の昼に友人と近くの焼肉屋さんで冷麺ランチを食べようと約束をし(「冷麺いいねぇ!」というほどに暖かい陽気だったのです)、カメラを持って待ち合わせ時間より早めに家を出ました。片道30分の散歩道ですが、それをゆっくり45分はかけて歩くつもりで。カメラは久しぶりに名刺サイズの古いペンダックスのコンデジを。

 望遠も全然足りなくて、柵の向こうのコブシの花はこれぐらいにしか撮れないのですけれど…。でも、ずっと何年もこのカメラだけでやっていたんだよなぁ…なんて思ったり。

途中にある小さい神社にもたくさんのかわいらしい花が咲いていました。これは何だろう?かなりヴィヴィッドな色合いの面白い形の小さなお花。

 何度か花モードとかプログラムモードで撮って失敗したので、これはフェンス越しに腕をめい一杯伸ばしてマクロモードで撮ってみました。そうしてやっと成功。

調べてみるとどうやらウグイスカグラ(Lonicera gracilipes)というウコギ科の落葉低木らしいです。白い花もあるようで、それも写真でみるととても素敵。食べられる実もなるようです。日本の固有種と聞くとまた育ててみたくなってしまいます。庭のスペースに限りがあるのに、花木にばかり目が行って困りますねぇ。

 それに神楽と名前についた植物が神社に植えられているというのも興味深いような気がしました。この日は少しお邪魔しただけでお参りもせずに通り過ぎてしまったけれど、次回はちゃんと神社そのものもよく見てお参りしたいと思います。でもここ、いつも無人で戸が閉められているのですよね。祝日なので開いていたのかもしれません。お休みの日にもう一度訪ねてみようかな~。

こちらも同じ神社のお庭に咲いていたミツバツツジ(Rhododendron dilatatum)。ミツバツツジはこの時期たくさんの家の庭で見ることができ、スラリとした樹形と華やかな花の色でとても目を引きます。葉が花の後に出てくるというのも、花の色をより目立たせている理由かもしれません。

 こんなに艶やかな花なのに、もともと野生のものはやせた地に育つのだそうで、古くから庭木としても人気というのはきっと、育てやすいからなのかも。我が家にはすでにツツジは1種類あるので増やすつもりはないけれど、視線の端でもしっかりと目に留まる存在感のある美しい花だなぁと思います。

 こちらは田んぼだったか畑だったかの端っこに生えていたお花。その形状と質感から、ヒヤシンスの小さくなってしまったものかなぁという気がするけれど、はて?
 
 友人との食事の後、反対方面から来た彼女が「あっちに梅が満開だったよ」と教えてくれたので、その場所に案内してもらいました。これもどなたかの畑のような敷地に植えられた大きな梅の木。紅白2本植わっていたので、ひょっとしたら梅の実を収穫するための梅なのかも。だとしたらものすごい量が収穫できるのではないかしら?と思うほどに立派です。
 
 紅梅は敷地の奥の方にあったので残念ながら写真に撮ることはできませんでしたが、白いものは枝を歩道まで伸ばしていたので、ありがたく(勝手に)撮らせていただきました。
 
 梅を結実させるには受粉樹が必要と聞いて我家は植えるのをあきらめたのだけれども、ここの2本の木の大きさを見ると、やはり木のためにも、狭い我家の庭では断念して正解だったような気がしました。もっともこの大きな木が、何年の時を経てのものなのかは分からないのですが…。
 
 梅を見た後、再びもと来た道を歩いていると今度はアスファルトの歩道から、小さなスミレがいくかたまりも咲いていました。すごいなぁ!!
 
 スミレはものすごくたくさんの種類があるそうなので、これが何という種類なのかまでは分からないのですが、ごくごく普通のなのかな?わが家の庭にはいつの間にかヒメスミレが咲いていたのだけれど、それよりはこちらの方がずっと大きいサイズ。一般的なものならば、学名はViola mandshuricaというそうです。
 
 そして、またまた別の畑に、なんとも派手で立派な椿が咲いていました。まるで深紅のバラのよう。これだけ特徴があると調べやすいです。たぶん、薩摩紅(サツマクレナイ)という種類の椿ではないでしょうか。
 
 あと、この日は乙女椿もたくさん見ました。乙女椿はレトロな雰囲気のかわいいピンク色の八重椿で、乙女という名前がぴったりのものです。よそのお庭に咲いていたのを見たので残念ながら写真は撮れず・・・。
 
 椿はわが家にも植えたいな~と思っていて、どれがいいかな~と検討中です。いいな~と思っているもののひとつはボクハンという品種のもの。帰りにJAの植木売り場を見たら手頃な値段であったので、いよいよ現実的に欲しいな~と思っているところ。
 
 薩摩紅同様、ボクハンや乙女椿も一度見たら忘れない品種ではないかと思います。椿もいろいろあって面白いですね。
 
 帰り道、青く光るものがひらひらと飛んでいるのが見え、目を凝らして見ていると近くの木に止まりました。さっきまで青かったのに、とまってしまうと白い姿になるのはシジミチョウの仲間のルリシジミ。ルリとあるとおり、飛んでいる時には上側の青い羽がよく見えてとてもきれいです。青いのはオスなのだとか。ここでもまたオスはきれいな色を身にまとっているのですね~。
 
 飛んでいる姿を撮れればさぞきれいだろうとは思いますが、止まっているのだって撮れたのは自分にとっては奇跡的なことなので贅沢は言えません。でももしもう一度見ることがあったら、次回はぜひ動画を・・・なんて気持ちもあったりして。だって、それほどにきれいな青なのです。止まっている時には見せてくれないなんてねぇ・・・意地悪!(<違う)
 
 最後はこちら。モクレンかと思ったのですが、シデコブシ(Magnolia stellata)というものでしょうか。うっすらとピンクがかった白くて大きい花。こちらも古くからありそうな民家の庭先に、歩道に面して植えられていた立派な木です。
 
 シデコブシは日本の固有種だそうで、主に愛知、岐阜、三重で見られるはずの野生のものは絶滅危惧種に指定されているというから驚きました。そういった植物も、こうして栽培種として受け継がれ、近場でも見られるというのはありがたいことです。もちろん野生のものも絶えることなくしっかり守られるといいなぁ。せっかく日本の固有種なのですものね。
 
 さて、特別な歴史地区でもなんでもありませんけれど、それでも古くからの民家や田畑の残る地域を散歩するのはとても楽しかったです。なんというか、花を通じて、年々日本っていいなぁと思う自分になってきているような気がします。
 
 
 

コメント

アン さんの投稿…
Sanaeちゃん、こんばんは~☆
シデコブシ、東海三県で見られる筈の野生…(略)って驚きです。
先日、ハクモクレンやコブシの花を眺めながら帰って来たから
尚更です。
以前お話していた二眼レフカメラ、見つかりませんでした。
母は、「お父ちゃん捨てたかもしれない」と言っていたけど、自分で
納得行くまで探していたら、半世紀前に書いた紙芝居が出てきました。
画像に納めてきたのでいつかUPしますが、まだ諦めていませんよ(苦笑)。
Sana さんの投稿…
★アンさん、おはようございます。
シデコブシ、保護運動もされているようですので、もしかしたらアンさんのお住まいの近くでも、野生のものが見られるかもしれませんね~^^

二眼レフカメラ見つかりませんでしたか。残念!でも、そのうちひょっこり出てきたりして…。紙芝居、アンさんが書いたものですか?!わ~、それも楽しみにしています♪

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