荻野運動公園の野草園(5月初旬)③シャガ、タニウツギ、シラユキゲシ、サクラソウ、ミヤマヨメナ

 ゴールデンウィークに訪れた、荻野運動公園の野草園レポートの続きです。本日の1枚目は、園内の「今週の野草園」という掲示板に案内のあった植物のシャガです。私達が出かけた頃には、このシャガが一番たくさん咲いていたかもしれません。けっこうな高低差のある斜面に群生しておりました。

シャガ(Iris japonica
 
 シャガは種小名に Japonica などとつくのですが、実は中国原産の帰化植物なのだそうです(笑)。きっと、古くに日本に伝わったのでしょう。
 
 アジサイの足元から顔を出すシャガの写真もご覧下さい。シャガは常緑の多年草だそうで、花の色は白に近い淡い紫色です。

 シャガと似たものにヒメシャガ(Iris gracilipes A. Gray.)という花があるようですが、そちらはもっと紫色が濃く、花の大きさはシャガが5センチくらいだとしたら、ヒメシャガは2センチ程度と小さいそうです。多年草ですが、冬には地上部は枯れてなくなってしまうのがシャガとは異なるところなのだとか。

 そして、学名には日本のものと示す文字はありませんが、ヒメシャガこそが日本の特産の植物なのだそうですよ。ややこしいですね ^^;; いつかヒメシャガも実物が見てみたいです。
 
 さて、こちらのピンク色のかわいらしいお花はなんでしょうか?桜にも似ていますが、木の大きさがとても小さいです。
 
タニウツギ(Weigela hortensis K.Koch)
 
 野草園内の別の場所でもう一度見かけました。タニウツギというスイカズラ科の植物で、主に北海道西部や本州の日本海側の山野に自生する、日本特産のものなのだそうです。
 
 こんなにかわいらしい花ですが、地方によってはいろいろな言われ方をしているものでもあるようで、そういうのも調べて読んでみるとなかなか面白いです。(参考:ウィキペディア
 
シラユキゲシ(Eomecon chionantha Hance)がまた登場。
 
 ケシというのは英語名ではポピー(Poppy)ですが、こちらはsnow poppy(スノーポピー)と呼ぶそうです。名前の意味するところは日本語と同じですね。

 では、原産地の中国での名前はどうかというと、これがけっこう文字だけ見るとビックリな名前でして…血水草と書くそうです。英語名でももうひとつ、Chinese Bloodroot(チャイニーズ・ブラッドルート)という呼び名があるのだとか。なんでも茎などを切ると赤っぽい色の液が出てくるのだそうです。
 
 日陰に強い植物だそうで、②の群生地もかなりの日陰の場所でしたが、ここもほとんど他の木の葉の下に隠れたようなところです。たくさんまとめて咲いているのも迫力があっていいですが、こんな風にひっそりと咲く姿もかわいいです。
 
サクラソウ(Primula sieboldii)も、もう一度発見!
 
 たくさんの種類があるサクラソウですが、こちらはニホンサクラソウとも呼ばれているものです。同じ仲間のセイヨウサクラソウ(プリムラ、プリムローズ)などと比べると、日本のサクラソウは見た目がとても繊細ですよね ^^

 日本ではサクラソウの仲間は古典園芸植物と呼ばれるそうですが、 イギリスでもプリムローズはヴィクトリアンプランツ(ヴィクトリア時代に人気のあった植物)のひとつなのだそうです。
 
ミヤマヨメナ(≒ ミヤコワスレ Gymnaster savatieri)もたくさん咲いていました。
 
 上では「≒」と書きましたが、ミヤコワスレはミヤマヨメナの園芸品種なのだそうで、わが家で植えたミヤコワスレは野草園で見たものよりも紫色がかなり濃いです。
 
 ミヤマヨメナの学名は、属名をGymnasterのほかに Aster にしているものや Miyamayomena としているものもあり、その辺りは難しそうだったので、ミヤコワスレと同じままのものを記しておきます。いづれも種小名は savatieri になっていました。見たまんまのキク科の植物。野菊の仲間だそうで、野菊は普通秋に咲くそうですが、ミヤマヨメナは春~夏に咲きます。淡いのもいいな~。
 
もーりーさん、ずんずんずんずん先に行ってしまいました(笑)。
 
それでは本日もこの辺で失礼し、続きはまた明日お届けいたします。お楽しみに~♪
 
 


コメント

アン さんの投稿…
Sanaeちゃん、こんばんは~☆
子供の頃、ウサギを飼っていたんです。
冬の青葉のない時は、シャガの葉っぱを与えていました。
シャガの咲く頃になると、思い出すんですよ。

余談ですが、子供の頃は珍し野草が沢山咲いていました。
土手にはシャガが群生していて、少し奥に入ると
アツモリソウやクマガイソウが群生ていたのです。
ところが山野草のブームで、それらを根こそぎ掘り起こし
持ち去られ、今では全滅に近いと母が嘆いていました。

至る所に生えていて、珍しくなかったからでしょうね。父は
亀の首の方が貴重に思い移植したのでしょう。今となっては
非常に残念です。
Sana さんの投稿…
★アンさん、こんばんは!
ウサギさんはシャガの葉っぱを食べるのですか~。
常緑の植物は動物にとっても大事な存在なんですね^^

アンさんのご実家の山はとても豊かな環境だったのですね。
クマガイソウは5月1日付けの掲示板には載っていたのですが
結局見つけられず残念でした。

それにしても、本当に盗掘というのはあるのですね(TT)
その場で楽しむのではなく自分のものにしたいとか
売れば儲かると考えるのは人間の性なのでしょうか…

動物でも植物でも今ある状態を大切に残して、
少しでも増える方向に持っていけるといいですよね…。

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