わが家の庭から(17)バラの咲き始め:ピエール・ド・ロンサールとつるバラ

Rosa 'Pierre de Ronsard' (1987, Francis Meilland, France)

GWの終わり辺りからバラのつぼみも色づき始め、12日頃にはポツポツと花を開き始めました。2008年に九州で暮らしていた時に購入してから、度重なる引越しを経て、6年目を迎えたバラ、ピエール・ド・ロンサール。昨年の春は登場しませんでしたが、それは実家に預かってもらっていたから。あちらの庭でもちゃんと花を咲かせていましたよ ^^

それを昨年の秋に引き上げてきて、ようやく土に下ろしてあげられました。本当に長い間よく環境の変化に耐えてくれたものだと思います。葉っぱはちょっとぼろぼろになっているかな、、、。それでもか細い枝に8つつぼみをつけてくれたのは、まさに強健種ならでは。感謝してますよ~。

大きなつぼみをつけるタイプで、咲き始めは控えめでも、日がたつとしだいに大輪になっていきます。本来は多花性のツルバラなので、これから大きく生長してくれるといいなぁ。この日は庭に出たら雨粒が落ちてきたので、このカットを撮ったきり。また別の日に、しっかり花開いたものをもう一度撮りましたので、どうぞ楽しみにしていてください。

 
さて、もうひとつ。こちらはわが家の「いわくつき」のバラでございます(笑)。新居に引っ越してきたばかりの昨年の春に、新苗で購入してきて植えたバラ。購入時の札にはオランダからの輸入バラとのことで、キフツゲートローズと書かれていたんです。
 
キフツゲートといえば、そのオリジナルがあるのはイギリスはコッツウォルズのキフツゲートコートガーデン。そこの女主人のアンさんが「駄々っ子」と称するほど、繁殖力旺盛な強健種です。こちらのバラもその性質は持っているとは思うのですが、つぼみをつけたあたりから「あれ?これってキフツゲートじゃないな…」と。
 
キフツゲートローズは白い花びらの一重のツルバラなんです。それがこのバラのつぼみはラズベリー色とでも言ったらピッタリくるような赤い色。このつぼみから白い花が咲くとは思われない…。そこで、開花の様子を観察しながら、学名を使って同じ品種の仲間にどのようなものがあるのかを調べてみました。
 
そして見つけたのがRosa filipes 'Tresure Trove'(トレジャー・トローヴ)という種類のバラ。70年代(1977年とか1979年とかと言われているようです)にバーナード・ジョン・トレジャー(*1)さんというイギリス人ガーデナーが発見したものだそうで、本人はKiftsgateとBuff Beautyとの自然交配したものではないかと考えていたそうです

つぼみはワインレッド、咲き始めはアプリコット、咲き進むと淡いピンクと変化する、半八重~八重咲きのバラです。写真ではきれいなアプリコットカラーの状態。虫食いのつぼみが一番先に咲きました。ほかにもうひとつキフツゲートローズからの自然交配種 Rosa filipes 'Brenda Colvin' という半八重咲きのものがあり、そちらは淡いピンク色の咲き初めから、最終的には真っ白な花になるようです。

このバラ、トレジャー・トローヴなんでしょうか?!


【後日追記】 咲き進むうちに、どうもトレジャー・トローヴでもなさそうだと判明。蕾がワインレッドというところまでは似ているのだけど、わが家のバラは花が小輪というよりは中輪ですし、色の変化もピンクの時期がとても長いので・・・。いったいこれはなんちゅうバラなんだか(^^;;
 
 
こちらは数日後の晴れた日に、もーりーが撮ってくれたつるバラ。淡いピンク色になりました。上の写真と同じ花ですが、虫食い跡も八重咲きで花びらが多い品種なので目立たなくなりました(笑)。
 
以前バラの育苗家の大野耕生さんが「虫食いの花も水玉模様みたいでかわいい」というような内容のことをおっしゃっていたのを読みまして(*2)。専門家の方がそうい言うなら、、、と、バラ栽培もぐっと気楽になりました。つぼみを切ってしまわなくてよかった~ ^^
 
結局キフツゲートローズではなかったけれど、ステキなバラが咲いたので嬉しいです。地植えしたからか1年目からたくさんのつぼみをつけてくれたので、これからどんどん咲くのが楽しみです。(昨年4月の植え付け時はどれほど小さかったことか…こちらでご覧いただけます。)
 
 
(*1):Bernard John Treasure(1911-1993)氏については、クリストファー・ロイド氏が英インディペンデント誌に寄せた追悼文に詳しいです⇒こちら(英文) クリストファー・ロイド氏は、ベス・チャトーさんと仲良しだった園芸家の方です。
 
(*2):ビーズ刺繍家の田川啓二さんの発行しているTILIA TIMES the Most Exquisite Embroidery by Keiji Tagawa 2010 Spring Vol.4 (pp07) に大野さんとの対談が出ており、その中の一文が印象に残っています。
 
 
 

コメント

ポージィ さんのコメント…
こんにちは
 
Sanaeさんのお庭やベランダには、草花に野菜に花木…と
たくさんのお仲間たちが素適な共演を見せてくれていますね。
とても綺麗に咲かせていらして、ワクワク拝見しています。
おぉ バラさんもついにお庭に定植。
『おっ?まだ根が伸ばせる。こっちの方向もOK?』なんて、
これまでとの違いをバラさんたちも楽しんでいたりして。
いわくつきバラさん共々とても元気そうで良かったですね。
家が建って、内も外も整い、なっちゃんや草木の家族も増え、
どんどんhomeになってきてすてきだなぁと思います。
jardinar さんの投稿…
こんにちは。jardinarです。
庭のバラも植物たちも、みんな素敵ですね。
植物育てをしていると思いがけない出会いがありますが
それで新たなお気に入りが見つかるのなら結果オーライです♪

下記事のじゃがいもの袋栽培も収穫が楽しみですね。
私も今年挑戦しようと思いつつ、時期を逃してしまったので
Sanaeさんのお庭で成長を見守らせてくださいね~
Sana さんの投稿…
★ポージィさん、こんにちは!
花が人々をひきつける力に
今年はものすごく驚いています。
庭造りを始めていなかったら、
近所の方々と声を交わすチャンスは
なかなかなかったかもしれません。

Homeになるってステキな表現ですね^^
嬉しいです。ありがとうございます♪
Sana さんの投稿…
★jardinarさん、こんにちは!
ようこそお越しくださいました^^
本当に驚く結果でしたが、
好きなタイプのものが咲いたので嬉しいです。
庭は面白いことがたくさんありますね。

ジャガイモ栽培、初挑戦中です~
うまくいきますように!!
どうぞ見守ってやってください。

そういえば、秋植えというのもあるそうですよ♪
アン さんの投稿…
Sanaeちゃん、こんばんは~☆
ラベルが違っていた…そんな事ってあるんですね。
Sanaeちゃんに教えて頂いたコーヒーオベーション。娘にも教えて
園芸店へ行ったら見て来て!と言っているのですが、なかなか巡り
会えません(涙)。
その代わり、先日テディベアーと言うミニバラに出会いました。
蕾の時はレンガ色で気になって…連れて帰りました(苦笑)。
黒のビニールポットに植えられた小さな苗です。頑張って大きく
育てますね。
Sana さんの投稿…
★アンさん、こんばんは!
つぼみがついた瞬間「?」とビックリしましたよ~(笑)。
でも、親株の名前が書かれていたので、種類的には遠からず…なのですが。
バラって種から育てると、親株と全然違うのが咲いたりするらしいですよ~。
交雑したりもするし、不思議なものですね。
実はピエール・ド・ロンサールも1輪だけ
先祖がえりしたかのようなのが今年咲きました(笑)。
それだけ弱っていたということでしょうか(汗)。

わ~!テディ・ベア、超かわいいじゃないですか~~~☆
コーヒー・オベーションと花色の雰囲気が似てますね^^
コーヒー・オベーションも今咲いています♪

人気の投稿