暗室初体験!

Nikon FM10, Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8D, f/1.8, 1/500sec, Kodak Tri-X400

9月28日(土)、半蔵門駅近くにある日本カメラ博物館のJCIIフォトサロンへ、池本さやか先生の黒白写真暗室基礎講座(全2回)を受けに出かけてきました。初めての暗室体験です。1日目は希望者にはネガの現像も教えてくださるとのことで、指定のフィルム2本分の撮影を夏の間に済ませました。(対象フィルムはコダックのTri-X400か、フジフィルムのNeopan Presto 400のそれぞれ24枚撮りでした。)

フィルムを現像タンクに入れるためのリールに巻き取るのがとても難しく、練習用のフィルムでやるのも大変なら、ダークバックの中で手探りで行うのはもっと大変で・・・やってはいけないといわれたことをついやってしまって注意されつつも、何度も先生に助けて頂きました。

何事も「型」を身体が覚えるまでが大変だな・・・ということを痛感。道具を揃えれば家で練習することも可能のようですが、今のところは、何本か撮影したらまた暗室講座に参加する・・・というのを引き続き出来たらいいかな~と思いました。こちらの講座も年に何回かは開催されているようで、リピート受講の方もいらっしゃいました。

講座の時間は朝10時から夕方5時までみっちりです。各プロセスに決められた時間や温度、そしてもちろん手順もあり、覚えることがたくさん!何から何まで初めてでまごまごしましたが、実際の作業の時には先生も一緒にやってくださったので、失敗せずになんとか上手く仕上げることができました。ネガを現像タンクの中で現像液に浸しながら、バーテンダーよろしく一定の感覚で撹拌する9分45秒という時間も、最初に聞いた時は「長そうだなぁ」と思いましたが、作業をしている間にも先生がいろいろなお話をしてくださったので、あっという間に次の作業、次の作業へと、楽しく進んでいきました。また、他の方の質問に答えて、なぜ現像温度を管理することが必要なのか?といったお話も聞けて、とても勉強になりました。(後述)

午前中はネガ現像だけで初心者組は終了。各自お昼ごはんを食べに行っている間に、先生がネガを乾燥室に吊るしておいてくださいました。(どの受講者も、それぞれキリの良いところで昼食をとりに出るという感じでした。)

初めてのコンタクトシート(Kodak Tri-X400)

午後からはいよいよコンタクトシート作りとプリント作業の始まりです。本日の1枚目のなつこの写真は、プリント作業の最終版(完成品)を帰宅後にスキャナーで読み込んだものです。条件を変えて六つ切りの印画紙に同じ写真を5枚プリントしました。

小さな印画紙でテストを何回かしながら本番の時間の長さを決め、それを元に1枚焼くたびに仕上がりを先生に見ていただき、次は何秒でというアドバイスを受けながら作業をしました。秒数を変えるだけでなく、最終的にはフィルターや覆い焼きと焼きこみという技法を用い、とても素敵ななっちゃんの写真が完成しました。

5枚を見比べると、ほんの数秒の違い(中には0.5秒だけの違い)でも、プリントの仕上がりが変わるのがよく分かって面白いです。それによって作品の雰囲気もどんどん変わり、写真というのは撮影時の条件だけのものではないのだなぁと、あらためて驚きました。奥の深い世界です。

また、テストプリントをしたりコンタクトシートを作ったことで、先生から「ひょっとして、カメラの裏ぶたかシャッターあたりから、光が漏れているんじゃない?」という指摘をいただきびっくりしました。本来白くならないはずのところにも、うっすらと白く露光した跡が見られていました。

お店で現像と同時プリントをお願いしているだけでは、今回のようにネガの端っこ(上下の部分)をよ~く見るということもしなかったので、今までまったく気がつきませんでした。「メーカーの窓口に今回作ったコンタクトシートを持って行って、相談してごらんなさい」とアドバイスをいただいたので、今カメラに入れているフィルムの撮影が終わったら、さっそくニコンのサービスセンターに持って行ってみようと思います。自分で現像したりプリントしたりすると、こういうことまで分かるのですねぇ⇒保証期間内だったので、無料で直して頂けました!

現像プロセスを毎回一定の条件に(時間や現像液の温度管理をきちんと)しておくことも、仕上がったものを見て、カメラや撮影の状態(クセなど)を知るのに大変役立つとのことでした。なるほど!

次回の講座はまた1週間後です。現像済みのネガから、引き伸ばし作業を中心に行うとのこと。当日スムーズに作業に入れるように、下準備として「10~15枚プリントしたいものを家でじっくり選んで、優先順位をつけてきましょう」とアドバイスをいただきましたので、さっそく選んでメモをしました。1回目で現像したもの以外の手持ちのネガからでもよいとのことなので、それらもいくつか候補をメモしておきました。

初めての暗室体験は、どの作業も簡単ではありませんでしたが、とても面白かったです。1枚1枚の仕上がる瞬間はとてもワクワクして、いつもとは違った写真の世界を味わうことができました。次回もとても楽しみです。

 
 

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