イギリスの水車小屋見学 Houghton Mill, UK (2011)

原始的な方法で粉を挽く体験コーナー

さかのぼること2年前の滞英中の時の話題です。ずっと書こうと思っていたのですが、すっかり忘れていて、今頃になってしまいました。写真の整理をしていたら思い出し・・・。書いてみようと思います。

2011年のある夏の日の週末に、ケンブリッジシャーにあるナショナルトラストの施設の水車小屋、ホートンミルに行きました。こちらその前にも1度訪れたことのある場所で、その時は水車小屋の見学ができませんでしたので、日時を確認して再び訪れたというわけです。(最初の訪問記はこちらです⇒『Houghton Mill』)

水車小屋が閉まっていても建物を見たりその周辺を散歩することはできますが、開放日に出かければ中の様子も見学できますし、美味しいクリームティーのいただけるティールームもやっていますので、ぜひ開放日にあわせてお出かけになることをおすすめします。開放日の日時はナショナルトラストのサイトで確認できます。よし、行ってみよう!という方は、どうぞそちらをチェックしてみてください。このエントリーの最後にリンクを張っておきます。

それでは、イギリス版プチ社会化見学の始まりで~す^^

子供たちに混ざって小さいおばさん(=私)も頑張ります!
 
さて、この施設、日本でたとえるなら、さしずめ米の脱穀や精米を体験できるようなところ・・・といった感じなのかもしれません。そういう場所が実際に日本にあるのかは分かりませんが、イギリス人にとっての主食である小麦を、昔はどのように挽いていたのかを見学し、体験できるようになっています。そういえば、小学校1年生の時、給食のパン工場の見学に行ったことを今なんとなく思い出しました。ああいう社会科見学は楽しかったですね^^ ここでもそんな雰囲気を味わいました。
 
まず一番古い時代には、1枚目の写真のように石の台の上で丸い石を動かして小麦を挽いたんだよとか、その次の時代には、ハンドル付の手動の石臼で小麦を挽いたんだよ、などなど。まだ動力が自分自身の力という時代の粉挽きを私も両方とも試してみましたが、ハンドル付の石臼は重くて重くてなかなか回りませんでした(^^; 昔はパンを焼くたびにこのようにしていたんですね。たくさん用意するとなると、けっこうな重労働だったことが想像されます。

 
こんなの「片手で回せるよ」とぐるぐる回すもーりーさん

ところが、男性の力だとけっこう簡単にぐるぐる回るらしく、もーりーさんは「これのどこが重いの?」なんて言ってましたけど・・・。ハンドル付の石臼は、日本で使われていたものとも、きっと同じスタイルですよね。

石の台と丸い石で小麦を挽くのは私にもできまして、少しずつしか挽けないのもよく分かったんですが、小麦の挽ける時の感触がなかなか気持ちが良かったです。

水車小屋の模型で実演をしてくれる子供たち

夏休みだったからか、子ども達もたくさん見学にきていました。私達が写真を撮りながら模型を見学していると、目の前でやって見せてくれましたよ ^^ わいわいと楽しそうです。

水力の代わりに、ハンドルを手でぐるぐる回します
 
ちゃんと粉は挽けているかな~?
 
こちらは水の動きを示す模型
 
私達以外にも、見学を楽しむ大人もいました^^ この水車小屋の隣にはキャンプ場があるので、家族連れがたくさん訪れていたみたいです。キャラバン(キャンピングカー)がたくさん停まっていましたよ。
 
ちなみに、ここが水車小屋の2階部分で、さらにその上にも行かれます。3階部分には水車小屋にまつわる写真や文章の資料が展示されており、それを見ると、かつてはユースホステルとしても利用されていたと書かれていました。
 
なぜかフィールドスコープがありました
 
周りには、へミングフォード・メドウという広~いパブリックフットパスがあるので、ここでバードウォッチングでもするのかしらん?もーりーさん、何か見えますか?
 
開放日には実際に水車を動かしています

写真に撮っても止まっているようにしか見えないのですが(汗)、実際に大きな音を立てて水車が動いていました。

白衣を着た女性が見学者に説明をしてくれます
 
白衣を着ている方が施設の方です。水車の力で大きな石臼が回り、粉を挽いていく様子を説明してくれています。もちろん英語なのでなかなか全部は聞き取れないのですが、大きな音の中での解説なので、話す声も大きくゆっくり。ところどころで見学している子供達への問いかけなども挟み、そういう部分は私たちもなんとなく理解できました。

両方の手のひらをすり合わせながら、「こうすると手のひらはどうなる?」と小さい男の子に聞いていましたよ。聞かれた子供は「熱くなってくる!」と答えていました。そして、石臼の摩擦によって生じた熱で、火災が起きたこともある・・・とお話していたようでした。(たしか17XX年とか言っていたような記憶が・・・。)

なので、その後は熱くなり過ぎないように、うまく調節されているのでしょうね。たぶん・・・。それに、そうでないと粉の味も損なわれてしまいますしね。(ここの粉は本当に美味しいのです!)
 
かつては何台か同時に動かしていたようです
 
こんな大きな歯車で動くんですね~。けっこう天井が低いのにむき出しのままなので、実際に動いたらちょっとそばによるのはコワいかもしれません・・・^^;
 
粉を狙うネズミ対策に、ネコが活躍したようです

大きな歯車の下にいるのはネコのぬいぐるみです。粉を狙ってネズミがやってくるので、水車小屋ではネコがネズミ退治に活躍したのだとか。

水車の石臼で挽かれた粉は1階で袋詰めされます

2階で石臼の動く様子を見たあとは1階へ降りて、実際に挽かれた粉が出てくる様子を見学します。挽き立ての粉のいい香りがしますよ~^^

実演で挽かれた粉は買うこともできます
 
水車の実演で挽かれた粉は、実際に買って帰ることもできます。(買ってきた粉のお話はこちらです⇒『イギリスの水車で挽いた粉でスコーンを作る』)香りよく味わい深い全粒粉(Wholewheat Flour) で、とても美味しいんですよ~^^
 
同じ粉で作ったスコーンはティールームで食べられます
 
見学の後は、敷地内にあるティールームでクリームティーをいただきましょう ^0^ 実演で挽いてくれた粉でスコーンを焼いています♪ 焼く様子もちらりと見えたような・・・。紅茶もたっぷり、スコーンもどっしり。とっても美味しいです!!
 
(写真右に写っているローズ・レモネードのことを書いたお話はこちらです⇒『Fentimansのトラディッショナル・ローズ・レモネード』)
 
こちらがティールームです
 
水車小屋の色とおそろいの黒い壁の建物がティールームです。中で食べるだけでなく、売店のような感じになっていて、アイスクリームやボトル入りの飲み物などを持ち帰りにすることもできそうでした。先にお会計をして、テーブルに着くスタイルです。

ネズミ捕りにキミも活躍してるかな?
 
外にはこれまた壁の色とお揃いの、黒猫ちゃんがおりました(笑)。水車小屋の守り猫かな~^^
 

動画も撮っていたので、どうぞお楽しみください
 
Houghton Mill
 
 
*写真と動画はすべて、RICOH CX1で撮影したものです。
 


コメント

アン さんの投稿…
Sanaeちゃん、こんばんは~☆
懐かしいです。水車小屋も石臼も!
昔子供の頃、敷地内に水車小屋があって、
危ないから近付くな!とよく言われた記憶が
あります。57年前に今の家に建て替えた時、
水車小屋も取り壊してしまったの。
【築57年って凄いね。私が小1の時でした】
石臼は母や祖母がよく挽いていました。
あの音を聞くとゴロゴロ雷さんみたいで好き
じゃなかったんですよ。

龍クン、日向ぼっこしてないで帰ってらっしゃい!

tane さんの投稿…
BBCのドキュメンタリー番組をYoutubeで見たりするのだけれど、The worst jobs in history と言って、それぞれの時代でやってられない仕事を紹介する番組に、二時間挽いてパン一個分、と言っていました。 水力は素晴らしい発見だったでしょうね。 でも、あの頃は河は汚水の捨て場だったからなー。 
Sana さんの投稿…
★アンさん、おはようございます。
アンさんのご実家には水車まであったのですか~(驚)!
ということは、日本にもかつてはたくさんあったのかもしれませんね。
そういえば、福岡にもいくつかありました。
観光名所みたいになっていましたよ~。
でもたしかに、子供が不用意に近づいたら危ないかもしれません。
そういうこともあって、今はなくなったのかな?

あはは(笑)。黒い猫ちゃん、龍くんみたいですね^^
Sana さんの投稿…
★taneさん、おはようございます。
The worst jobs in history ですかぁ(^^;
でも、二時間挽いてパン1個なら仕方がないですね・・・
あの思い石臼を2時間回すと考えただけでギブアップしそうです。
水力、動力と、だんだん便利になったのですね。
ついでに浄水技術も発達して・・・。
こうして歴史のひとつとして楽しめる今がいいのかもしれません^^

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