ナローボート用の水門開閉の見学 Houghton Lock, UK (2011)

1.水門からナローボートが入ってきたところ
 
本日も2011年のイギリス滞在記の続きです。ケンブリッジシャーにある水車小屋のホートン・ミルからヘミングフォード・メドウへと抜けるところにある、ホートン・ロックというナローボート用の水門のお話をお送りいたします。
 
イギリスは運河のたくさんある国だそうで、その運河を船で旅する人々もいます。その船は長細い形状をしていて、ナローボート(narrow boat)と呼ばれているのだとか。ナローというのは狭いという意味の言葉です。ヨークのウーズ川クルーズの時にも、河岸に停泊したナローボートをたくさん見かけました。この川も同じウーズ川だそうです。
 
(厳密に言うと写真の船はナローボートではないかもしれません。この他に、canal boat カナル・ボートという言い方もあるようです。カナルというのは運河という意味ですね。検索する時はそれらの言葉を用いてみると良いと思います。サービスとしては、cruise クルーズの他に、hire ハイヤーという言葉も使われているみたいです。boat hireという感じでしょうか。 )
 
さて、それでは本日はまず1枚目の写真をよ~く見て、船のある部分の水位を記憶しておいてください ^^

2.水門を閉めています

この水門を地図で見てみると、名称が Houghton Lock と書かれています。ロックといって一番初めに思い浮かぶのは、「鍵」という意味の言葉ですよね。そこで、研究社の新英和中辞典を見てみると、「(運河の)閘門 《高低差の大きい運河などで船舶を昇降させるための装置》」と書かれていました。
 
なるほど~。今まさにそういう状況が見られます。どうなるでしょうか。船から人が降りてきて、重そうな水門を閉め始めました。(実際は左右ひとりずついます。)

3.今度は向こう側の水門を開けました
 
水門を閉めてもしばらくは水面下は開いているようで、水が流れ込んできて、徐々に閉めた水門の内側(=船の停泊している場所)の水位が上がってきました。ね?1枚目の写真の水位を覚えていますでしょうか?だいぶ違うのが分かると思います。増えてきました、増えてきました。
 
 《高低差の大きい運河などで船舶を昇降させるため・・・》とありましたが、まさにこれです。もうひとつ向こう側の水門を出るときに、その向こう側の水位と同じ高さにするための装置なんですね。ぐんぐん水かさが増して、船が持ち上げられる様子が面白かったです。
 
さっきこちら側の水門を閉めた人々が、今度は向こう側に歩いて移動して、船が出られるように水門を開きました。

4.ナローボート2台が出て行った後
 
ハイ、ご覧の通り、船は行ってしまいました。
(動画で撮ればよかったな~・・・)

5.向こう側から別のナローボートが入ってきました

すると、今度は向こう側の水門から別の船が入ってきましたよ。さて、今度はどうするのでしょうか?楽しみですね^^

6.再びこちら側の水門を開きます

それぞれ別の船の人が協力して水門の操作をしていました。ピンクのTシャツのおじさまは向こう側の水門を閉じてきたようです。それからもうひとりの男性と一緒に、こちら側の水門を開きます。すると・・・

7.水の底の方から開けるみたいですね
 
動画を撮ればよかったです~~~^^; でも、分かりますでしょうか?!水面下にあるシャッターのようなものをまずは開けるみたいです。すると二つの水門の間の、船を停めているエリアの水が徐々にこちら側に抜け出してきます。

8.ボートのいるエリアの水位が下がってきたのが分かります
 
いや~、本当に、動画を撮るべきでした!分かりますかね~・・・水位がどんどん下がってきて、ボートも下に動いていくんです。だいぶ水が下がりましたね。

9.水門を開放します
 
水位が揃ったところで水門を完全に開放します。ちなみに、私達は水門の上にある橋の上から見ています。他にも見学人はけっこう大勢いました。水門の操作をしている人たちも、岸を移動するのには同じ橋を使います。それで、ピンクのTシャツのおじさまが、右岸にいたり左岸にいたりするわけです(笑)。(写真5と6を参照)

10.開けた水門から反対側に出ました
 
水門の操作をしていた人たちが船に戻ると、川の反対側へと抜けて行きましたよ。その先では、次に水門をくぐりたい人たちが待っていました。
 
その度に水位の調節をするのは大変そうですが、そののんびり加減もナローボートでの旅の醍醐味のひとつなのかもしれませんね。どの船の人たちもとても楽しそうです。じっくり滞在型の船もあれば、デイクルーズ用の小型の船もありそうです。(もっとも、小型の船は別の呼び方があるのかもしれません。ただのボート、かな?)

11.水門を開けるのも操縦するのもだんな様
奥様は椅子に座ってのんびり

ロックの開閉や船の操縦もジェントルマンのたしなみでしょうか。操縦や水門操作はだんな様のお仕事で、奥様はゆうゆうと船の頭に椅子を出して腰掛けています(笑)。橋の上にいた私たち見学人にも手を振ってくれましたよ^^ のんびりと素敵な休暇の過ごし方を見せていただきました。


【関連エントリー】
Houghton Mill』 http://dolcevita-sana.blogspot.jp/2011/07/houghton-mill.html
ヨークのウーズ川クルーズ』 http://dolcevita-sana.blogspot.jp/2011/08/blog-post_11.html


コメント

アン さんの投稿…
Sanaeちゃん、こんばんは~☆
この水門の開閉、昔、世界不思議発見だったかで
観た事があります。だからそれを思い出して、
『高低差の大きい運河などで船舶を昇降させるため』
って分かりました。
場所はここじゃなかったと思います。
私、近くに小川が流れていて…って暮らしに憧れが
あるんです。でも日本は台風があるから、憧れだけでは
生活出来ませんけどね。

もし実家の様な所に住んでいたら、ケメコが来たら一日中
川遊びなんかしているでしょうね。
Sana さんの投稿…
★アンさん、おはようございます。
水門の開閉の様子をテレビでご覧になったことがあるのですね^^
本当に、動画を撮ってきたらよかったなと思いました。
(でも実際はけっこう時間がかかるので
自分のデジカメで撮りきれたかどうかはハテナです^^;)

家の近くに小川の流れる暮らし、素敵ですよね^^
私も市内のせせらぎの小道を散歩した時に
こういうところに家があったらいいな~と思いました。
さらさらと水の流れる音が聞こえてくるのはいいものだろうなぁと想像します。

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