日仏ランゲージ・エクスチェンジ(7)フォンダン・オ・ショコラを作る

フォンダン・オ・ショコラの材料
全部は使いません(笑)
 
4月から、リヨン出身のフランス人の女性とランゲージ・エクスチェンジをしています。すでに7回目なのですが、こちらのシリーズはランダムに書いているので、まだ(4)と(7)(今日の分)しか関連エントリーがありません。追々書いていきたいと思います。
 
7回目のエクスチェンジは、彼女からメールで「フランスのお菓子を一緒に作ってみませんか?」とお誘いをいただき、6月17日(火)に彼女の家に出かけてきました。作ったのはフォンダン・オ・ショコラ(le fondant au chocolat)というお菓子です。「ブラウニーにちょっと似ているけど、ちょっと違う」と彼女は作り始める前に説明してくれました。フォンダンというのは溶けるという意味の言葉だそうで、中をしっかりとは焼かずに仕上げるのだそうです。
 
材料は、チョコレート(le chocolat ル・ショコラ)200g、水(l'eau ロー)少々、バター(le beurre ・ブール)150g、小麦粉(la farine ラ・ファリーヌ)50g、砂糖(le sucre ・シュクレ)150g、卵(l'œuf ルフ)3つ。
 
いつもは(normalement ノルマルモン)、フランスにいる時は製菓用のダークチョコレートを使うそうですが、今回はミルクチョコレートを使いました。ミルクチョコレートはすでに砂糖がたくさん入っていて甘いので、上の材料では砂糖は150gとなっていますが、この日は大匙1杯しか使いませんでした。この辺りは味見をしながら加減します。
 
少なく(英語で言うところのless)という言葉はmoins(ムワ)というそうで、これはマイナスという意味もあるそうです。
 
チョコレートを溶かしやすいように、小さくしているところ。
 
まず、チョコレート(le chocolat)を溶かしやすいように小さく切ります。「切る」というフランス語の言葉はcouper (クペール)。動詞は主語によって変化するので、「私はチョコレートを切ります」と言いたい時には、Je coupe le chocolat. (ジュ・クプ・ル・ショコラ)となります。
 
バター(le beurre)も常温にしておき、小さく切っておきます。主語をあなた(君、など親しい言い方の場合)にして「あなたはバターを切ります」と言うなら、tu coupes le beurre (トュ・クプ・ル・ブール)となります。
 
これで、「私はチョコを切るから、あなたバター切って」とたぶんフランス語で言えます(笑)?!

湯せんにかけて、チョコレートを溶かします。この時すこし水も加えます。
 
小さく切ったチョコレート(les chocolats レ・ショコラ だと複数形)は、少量の水(l'eau)を加えて、湯せんにかけて焦がさないように溶かします。
 
この湯煎にかけるというのの表現がまた面白くて、フランス語ではbain-marie (バン・マリ)というそうです。bain というのは英語でいうところの bath (バス)お風呂だそうで、marie というのは女性の名前。つまり直訳だと、「マリーのお風呂」という意味になるのだとか(笑)。それが転じて、お菓子作りなどで湯煎にかけることをそう呼ぶそうです。面白いですね!
 
チョコレートが溶けたら、今度は湯煎で下の水を張るのに使った鍋を空にして、その余熱でバター(le beurre)を溶かします。バターは塩入り、なし、どちらでも良いそうです。大まかに、フランスの北部は塩入のバターを好み、南側は塩無しを好むとのこと。Eさんのご両親は北西部の出身だそうで、Eさんはたいてい塩入のバターを使うと言っていました。(この日はたまたま無塩バターでしたが。)
 
そうそう、溶けるというフランス語はfondre (フォンド)といい、このままだと自然に解けることを意味するそうです。溶かすとなるともう1語前にプラスして、faire fondre ... (フェール・フォンド)という表現になるのだとか。例えば、「私はチョコレートを湯煎にかけて溶かします」なら、Je fais fondre le chocolat au bain-marie. (ジュ・フェ・フォンド・ル・ショコラ・オ・バン・マリ

バター、粉、卵の生地に、溶かしたチョコレートを混ぜているところ。

バター(le beurre)が溶けましたら、砂糖(le sucre)を加えてよく混ぜます。混ぜるという言葉は、手で泡だて器などを使って混ぜる時には mélanger (メランジェ)と言い、ハンドミキサーやブレンダーなどの機会を使って混ぜる時には mixier (ミキシー)と言うそうです。

バター(le beurre)と砂糖(le sucre)がよく混ざったら、そこに小麦粉(la faine)と卵(l'œuf)をひとつずつ交互に加えます。交互にというフランス語は alterner (アルテルネ)と言うそうです。

「私はバターと砂糖を混ぜます」なら、Je mélange le beurre et le sucre. (ジュ・メランジェ・ル・ブール・エ・ル・シュクレ) 「私は小麦粉と卵を交互にします」なら、J'alterne la farine et les œufs. (ジャルテルネ・ラ・ファリーヌ・エ・レズー

卵は文字も難しいのですが、個数によって発音もかなり変わってしまいます(汗)。1個の卵なら un œuf (アナフ)、2個ならdeux œufs(ドゥズー)、3個ならtrois œufs(トワズー)なんだそうです。

バター(le beurre)と砂糖(le sucre)、小麦粉(la faine)と卵(l'œuf)、全部がよく混ざったら、最後に溶かしたチョコレート(le chocolat)を加えてよく混ぜます。

150度のオーブンで20分程度焼きます。焼きすぎは禁物!
 
オーブン(le four ・フール)はあらかじめ150度に余熱をしておきます。焼く時間はオーブンによりけりですが、だいたい25分くらいにしておいて、20分くらいで様子を見る・・・のだそうです。(小さいカップはもう少し早く引き上げたほうがいいかも。様子を見ながら・・・)

膨らむとご覧の通り。
 
想像以上に膨らんで驚きました!ものすごくいい匂いです~♪ 美味しそう!!
 
ケーキが膨らむというのは、人が起きるというのと同じ単語 lever (ルヴィ)を使うのだとか。面白いですね。ついでに、風船が膨らむと言う時は、また別の言葉(gonfler ゴンフレー)なのだそうです。

5分置いて、粗熱を取ってからいただきま~す!
 
写真の奥に見えるのが彼女の書いたランゲージ・エクスチェンジの時のメモです。お互いにこんな感じでメモ帳などを傍らに置いて、英語を媒介にしてフランス語のことを尋ねたり、日本語のことを尋ねたりします。
 
この日は、鍋、粉、湯煎、交互、混ぜる、膨らむ、オーブン、釜、などの日本語を教えてあげました。内容的には私が習ったのと同じですね(笑)。これぞ、ランゲージ・エクスチェンジ。日本語とフランス語、言葉を交換しているのです。

食べるときにはしぼみますが、それでOK!
中はしっとりと仕上げるのがコツ。

日本語のサイトでフォンダン・オ・ショコラを検索すると、中身のとろ~りと流れ出てくる写真がたくさん見られるのですが、フランス語のサイトを見るとそういうものばかりでもなく、必ずしもとろけ出なくてもいいみたいです。ただ、マフィンなどのように、しっかりと火を通してはダメなのだとか。外側はサックリ、中はしっとり・・・というのが良いようです。
 
今回は甘いチョコレートを使ったのでお砂糖はたったの大匙1杯でした。おかげで優しい甘さと軽い仕上がりの、とっても美味しいフォンダン・オ・ショコラが出来ました!お土産にも2ついただいて、帰宅後にもーりーにも食べてもらいましたが、「すごく美味しい!」と好評でしたよ~^^  C'est très bon ! (セ・トレ・ボン)とっても美味しかったです!
 
では最後に、「私はフォンダン・オ・ショコラを作るのにもう一度挑戦します!」と言ってみようと思います。 J'essaie de faire le fondant au chocola encore! (ジェセ・ドュ・フェール・ル・フォンダン・オ・ショコラ・アンコール
 
 
《おまけ》
 
いくつか、これ以外にこの日に教わったフランス語を書いておきます。
 
Q:卵はいくつ必要ですか?  Combien d'œufs faut-il?  (コンビアン・ドゥ・フォーティル?
A:卵は3つ必要です。 Il faut trois œufs.  (イル・フ・トワズー
 
Q:砂糖はどのくらい必要ですか? Quelle quantité de sucre faut-il? (ケル・クワンティテ・ドュ・シュクレ・フォーティル?
A:砂糖は150g必要です。 Il faut 150g de sucre. (イル・フ・サン・サンカント・グラムス・ドュ・シュクレ
 
 
faut-il?のfautの原形はfalloir(ファルワール)という動詞だそうですが、この言葉はilの形しか使わないとのことで、他の活用は覚えなくてよいとEさんは教えてくれました。辞書を引いてみると、Il faut que ... と続くと、「~しなければならない」という用法にもなるようです。この辺りは、また次回聞いてみようと思います。
 
定冠詞の発音:la (女性名詞)、le (男性名詞)、les (男性・女性名詞とも複数形)
 

コメント

アン さんの投稿…
Sanaeちゃん、こんばんは~☆
室内にチョコの甘い香りが漂う中で、
カメラ片手に奮闘していらっしゃる
Sanaeちゃんが想像出来ます。
英語もままならない私ですが、とても
楽しく拝読させて頂きました。

チーズフォンデュは溶けたチーズ
でしょうか?
Sana さんの投稿…
★アンさん、こんばんは!
そうです、そうです^^
チーズフォンデュのフォンデュは同じ意味だそうです。
普通フォンデュとだけ言うと、チーズフォンデュのことを指すそうです。

あと、書き忘れてしまったのですが、
この日の写真はガラケーのカメラなんです~(笑)。
ランゲージ・エクスチェンジの日はカメラを持って行ってません。
でもこの日はお菓子作りだったので、
しまった!忘れた~!と思いましたが・・・(笑)。

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