モノクロ暗室にて(7)ニコンとコニカとライカ

contact sheet : Leica IIIa + Elmar 5cm F3.5
 
5月31日(土)は久しぶりの暗室の日でした。4月にはバライタの講座に参加させて頂きましたが、今回はいつもの基礎講座に参加して、RCペーパーにプリントをしました。先生は写真家の池本さやか先生です。http://sayaka-ikemoto.image-i.net/wordpress/

この日は私も含めて全員がリピート受講の方ばかりでしたので、簡単なおさらい説明の後、すぐに作業に突入しました。私のこの日の一番の目的は、コンタクトシートを6枚作ること。2月から5月の連休くらいまでのネガで作業をしました。すべてトライXの24枚撮りなので、撮影枚数の少なさがよく分かりますね・・・(^^;

年配の方で50年前のネガをたくさん持っていらした方がおり、トレーシングペーパーみたいなものに包まれたそれを、新たに透明なスリーブに入れ替えてコンタクトシートを作っていました。サクラカラーなど私でも懐かしく感じるものもあり、それ以外にも貴重なもの(昔のパッケージなど)を見せていただいて興味深かったです。
 
Nikon FM10 + Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8D
2月の大雪の日にでかけたCP+の帰りの写真
(セピアっぽくなっちゃったのは、スキャナーのせいです)
 
結局、午前中はコンタクトシートだけで終わってしまいました。お昼は暗室の扉の外で軽くサンドイッチのお昼ご飯を食べてから、クラブ25でやっていたステップアップ講座の方々の写真展を見たり、隣のカメラ博物館でやっていた【世界のライカ型カメラ】展を見ました。

また、1階にあるJCIIフォトサロンのギャラリーでは、薄井大還先生の市川団十郎さんを撮った写真展が行われており、月の初めに友の会から送られてくる図録を見て楽しみにしていたので、そちらもしっかりと拝見しました。

すると、なんと薄井先生http://taikanusui.com/ご本人が会場にいらしており、それぞれの写真の撮影時のお話を直接聞きながら見せて頂くという幸運に恵まれました。海老蔵さんの弁慶初舞台の写真など大迫力のものを見て、同世代の歌舞伎役者さん達の舞台を、私もぜひ見に行きたいなと思いました。なんとも充実したお昼休みでビックリです。

午後は、午前中にコンタクトシートを作った中から数枚の写真をプリントしました。2月のCP+の帰りに、夜バスを待つ間に撮ったもーりーさん(右)と後輩君(左)の写真をまず最初に・・・。かなり暗かったので、ちゃんと撮れているかな~と思ったのですが、大丈夫だったみたいです。これは、後輩君にもぜひあげたいなと思っているので、同じ条件で2枚プリントしました。

Konica C35EFJ Autodate (F4, 1/125sec)
なっちゃん、鳥さんかなにかを見つけたのかな?

お次はなっちゃんのを久しぶりに1枚。コンタクトシートを見てしっかりと写っているものよりも、どうも「これはプリントするとどうなるかな?」というのをやってみたくなってしまい・・・。なっちゃんの写っている部分のテストプリントを先生のところに持っていくと、「ん?これ、ピントきてないよ?」

「あはは~^^;; やっぱりうまくピントあってませんよねぇ・・・。ちょっとどんな風になるのか試してみたかったんですけど・・・。これこれこういうカメラで撮ったんです。」
「コンタクトシートある?」
「ハイ、あります。でも、コンタクトシートだとけっこう真っ白で。ネガにはカーテンのディテールは出てるんですけど・・・。」
「(全体を見てくださりながら・・・)じゃぁ、やってみましょう!ネガに出てるならプリント出来るから。同じ秒数で、今度はカーテンの部分だけテストピース作ってみてください。」
らじゃー!(とは本当は言ってはおりません。)

という具合に作業をして、ピントはまぁ、カーテンの方にいっちゃっているのですが(笑)、全体としてはとっても好きな感じに仕上がって、お気に入りの一枚になりました。コニカのC35EFJ、いいですね~^^ またモノクロフィルムを入れてみて、今度は街撮りがしたいです。これについているレンズはヘキサノンというものです。

Leica IIIa + Elmar 5cm, F3.5 (F9, 1/200sec)
浜松町の西洋建築のレストラン
 
さて、お次は戦前ライカのモノクロ初撮りのネガから1枚。GWの初めに、前出の後輩君がスーパーGT用の一脚を買いたいというので、それに私達もおつきあいして新宿へ行き、そのついでに「東京タワー、まだ見てないっすねぇ」と言うので、3人でカメラを持って浜松町に行きました。もーりーさんと後輩君はデジタル。私はライカIIIaです。
 
今までひと月とか延々かけて1本のフィルムを使っていたのですが、この日はなんと、1日で3本も撮ってしまいました。このレストランの写真も、目の前の公園のベンチでフィルム交換をした直後に撮ったものです。露出計は持っていないので、この日の最初にもーりーのカメラでISO400、F9だとシャッタースピードはどのくらい?というのを見てもらって、あとはそこから少し変更しつつ撮りました。練習、練習。
 
今回プリントしたのは1枚だけだったのですが、中央部分が色が濃くなり、周りの四辺は薄くなったので、最終的には真ん中がきれいに出る秒数だけ露光し、その後で四辺を焼きこみました。作業にもだいぶ慣れてきて、それほどテストピースを作らなくても完成させられるようになって嬉しいです。
 
Nikon FM10 + Ai NIKKOR 24mm f/2.8s
あの人の、あの場所での、ストリート(?)ライブ

最後はFM10で3月に撮った路上ライブの写真。とある駅に用事があった日、階段を降りている時なにやら音楽と歌声が聞こえ・・・お!これはあの人ではありませんか・・・?!と。大当たり。

フリーライブだったので、皆さんデジカメやスマホで写真やムービーを撮っている・・・というわけで私も~!と(笑)。背が低いのでどうしても大半は前にいる人の方やら頭の隙間から・・・という写真が多かったのですが。ルーペをお借りしてコンタクトシートを見て、どれが良いか確認。奇跡的(?)にたった1枚、前方のお客さんの姿が写りこんでいないものがありました。やった~!

それでもって、これも軽く四辺を焼きこんで完成。先生、「この人にあげたいの?(もう1枚プリントする?という意味)」と聞いてくださったのですが、いえいえ、もちろんお渡ししたい気持ちはありますが、そんなツテは残念ながらございません。ははは~^^;

この日は他にも、4月にお邪魔したバライタ講座の受講者のみなさんとも、ギャラリーでふたたびお話しできて楽しかったです。それから、同じ基礎講座を受講している方で、3月のナダールでのグループ展を見に来てメッセージを残してくださった方にももう一度お会いでき、お礼をお伝えできたのも嬉しかったです。

暗室は本当に本当に楽しくて、今の時代に無理でしょう~と自分自身で突っ込みつつも、ついつい、こういうところで働けたら面白そうだな~なんて思ってしまいます。いろいろな方の撮った写真を見せてもらえるのも楽しいです。


コメント

アン さんの投稿…
Sanaeちゃん、こんばんは~☆
どれも素敵なお写真ですね。
西洋建築のレストラン、まるで何十年か前に
撮られた様な雰囲気ですね。

上司がルーペを覗きながらネガに修正をしていました。
そんな風景を思い出し、懐かしい気分に浸っています。
Sana さんの投稿…
★アンさん、おはようございます。
ふふふ(笑)
70年くらい前のレンズですから、
そんな風に写るのでしょうか?!
レストランの建物は
1968年にこのデザインで建てられたのだそうです。

ルーペ、初めて使ったのですが、便利ですね!
同じアングルで何枚か撮った時は、
やっぱりピントがちゃんときてるのか見たいですし、
自分でもひとつルーペを買いたいなと思いました。

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