発酵の先生!小泉武夫さんの講演会@厚木文化会館(11月24日)

写真は本文とは無関係。ほうれん草が大好きです♪


11月24日(月・祝)は、厚木文化会館にお友達と小泉武夫さんの講演を聞きに行ってきました。

小泉先生のことはたびたびNHKの番組(http://www.nhk.or.jp/you-doki/about/hakkou.html)で拝見し、とても面白い先生だな~と気になっておりました。なので、買い物に行ったスーパーの掲示板に、”小泉武夫講演会”のポスターを見つけたときには、すぐに反応してしまいました。「あ!発酵の面白い先生だ!!」って(笑)。それですぐさま食に興味がありそうな友人を誘い、チケットを手に入れました。お代は800円でした。このくらいだと気軽に聞きに行かれていいですね。

主催はあつぎ環境市民の会(http://www.geocities.jp/atsugi_kankyo/)というところで、事前に「わたしの発酵レシピ」というものを一般に募集しておりましたので、講演の前にその発表もありました。厚木名物の豚漬けを自家製味噌で作って販売しているという養豚業の方や、津久井在来大豆というものでいろいろな加工食品を作ってらっしゃるお店の方(だんなさんが小泉先生の追っかけだとおっしゃっていたもの面白かった)、甘酒を手作りし、さらにそれでお子さんのおやつのクッキーを作っているというママさんなどなど、そちらの発表もとても面白かったです。(レシピの書いてある冊子をいただきました。)

小泉先生も試食をなさったようで、ちゃんと講演の冒頭でひとつひとつ感想を述べられていたのにはとても感心しました。なかでも、甘酒クッキーがいたくおきに召したようでした。甘酒についても取り上げており、エアコンのない江戸時代は夏に命を落とす人が多かったが、甘酒売りが街に出て、大変人気があったとおっしゃっていました。栄養がたっぷりで、ほとんど現代の点滴のようなものなのだそうです。(このお話、以前テレビでも拝見しました。) 

その他、講演の内容は長年の小泉先生の発酵食品に関する研究の紹介がメインで、世界各地で出会った発酵食品を、ご自身で撮った写真で紹介してくださいました。発酵食品の品目は日本が圧倒的に多いそうですが、他の国々もパンやチーズ、ヨーグルト、キムチ、魚醤に始まり、スウェーデンの世界一臭いニシンの缶詰などなど、独自にいろいろなものを保存食として作って食べており、発酵と暮らしは切っても切り離せないものなのだな~というのがよく分かりました。

中国の豚の足の保存食を調べに行き、常温で溶けるわけのない豚の脂がぽたぽたと垂れていた話などはとてもワクワクしました。取材に行って、現場で見た何気ない現象から、「あれ?これはもしかして?」と気づき、推理して、実験・検証し、裏づけを得て論文を発表する・・・。その一連の流れを臨場感たっぷりにお話してくださり、本当に面白かったです。豚の足を熟成させている時に付着するものの中に、飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸に変える酵素があることを発見した・・・というお話でした。すでに論文をイギリスに発表済みだそうで、見せてくださった資料には、25度で溶けるというようなことが書かれていました。これから、動物性脂肪で引き起こる疾患に対して、何らかの有効なものが出来てくるのかもしれませんね。楽しみな研究です。

開演前に司会の方が、「先生は1分でも多くお話なさりたいとおっしゃています」と紹介しておりましたが、まさにそんな感じで、ひとつでも多く紹介したいというパッションに溢れた講演会でした。

たくさん本を出されているようなので、何か1冊、手に入れて読んでみたいと思います。とても有意義なイベントでした。




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