ワインと香りのセミナー@資生堂パーラー(銀座)


1月21日(水)の夜(19時から21時)は銀座の資生堂パーラーへ、ワインとフレグランスのセミナーに出かけてきました。会場は9階のホールで、ワインについてのお話をしてくださったのは、そのもうひとつ上の階にあるイタリアンレストラン FARO のソムリエの本多康志さんでした。というわけで、ワインはイタリアワインでした。(お料理は資生堂パーラーさんのフレンチだったのかな?)

また、今回のセミナーは資生堂マキアージュの新作フレグランスの発売記念のイベントで、食事の前に開発担当者さんから香水の楽しみ方のお話もあり、食後には実際の製品をお土産としていただきました。
 
以下、長くなりますので、ご興味のある方だけどうぞご覧下さい。
 

前菜は『焼きタラバガニのサラダ仕立て
カレークリームソース』
スプマンテはFranciacorta Brut Cuvee Prestige/Ca' del Basco
 
参加者は全員女性でした。年齢層はけっこう幅広く、30代40代が目立ちましたが、60代以上の方のお姿もありました。8人掛のテーブルがざっと8本並んでいたように思いますので、60名くらいの参加があったのではないでしょうか。

雨の日でしたので傘などの荷物もありましたが、エレベーターを降りてすぐの受付の横にはクロークが設けられており、座席ごとにコートや傘をきちんと預かってもらえてよかったです。また、バッグのサイズに合わせてテーブルへ掛けるフックなども貸し出されていたようでした。ボーイさん達が何人も控えてらして、至れり尽くせりです。

普通のレストランのお食事とちょっと違うのは、セミナーでしたので、正面の壁面にスライドが準備されていたことと、ちょっとしたワインの資料が配られたこと。ワインはスプマンテ(発泡酒)、白、赤と3種類をお料理ごとにいただきました。1回に注がれる量はグラスに3分の1ほどですが、空になると注ぎ足してくださるので、ついつい私は1種類につき2杯ずつも飲んでしまいました(笑)。酔っ払わないか心配になりましたが、お食事をしながらゆっくりいただいたので大丈夫。普段1回のお食事でこれだけのワインを楽しめる機会というのは予算の都合からもなかなかないので、ワイン好きの私としてはそれだけでとても幸せでした(笑)。ソムリエの方のお話を聞くのも、すご~く面白かったです。(聞いた内容についてはとても書ききれないほどで、大変勉強になりました。以下、抜粋でちょこっとだけ書いてみます。)

スプマンテはロンバルディア地方のカ・デル・バスコというワイナリーのフランチャコルタというもので、辛口。(こちらです→http://www.cadelbosco.com/it/scheda/1_cuvee-prestige/)シャルドネ、ピノ・ネロ、ピノ・ビアンコの3種からなる発泡酒で、シャンパーニュ同様、年号は記されないとのことでした。

前菜のカニのサラダにはカレーソースが添えられており、そのスパイシーなソースに負けないスプマンテを組み合わせたとのことでした。カレーソースもマイルドな仕上がりで、匂いが強すぎることもなく、辛い味つけがされていることもなく、カニにもスプマンテにも良く合っていると思いました。パンにつけて食べても美味しかったです。

発泡酒は飲んでいる経過での香りの変化はあまりないと思っていたのですが、後半はチーズのような香りを感じ、面白いものだな~と思いました。
白ワインのお供は『軽やかなかぼちゃのスープ』
白ワインはAlto Adige Gewürztraminer 2013/ Tramin

お次はバターナッツスクワッシュを使ったスープでした。お料理の名前としては『軽やかなかぼちゃのスープ』で、と~~~~~っても美味しかったです!写真を撮る前にサッサと食べてしまって、食べかけの様子を後から慌てて写しました(失礼)。

日本のかぼちゃを使ったポタージュに比べるとバターナッツスクワッシュのスープは甘さが控えめで、こってりとこれまたチーズのような味わいを感じるスープでした。バターナッツスクワッシュ、アメリカでは売っているのをしょっちゅう見かけましたが、日本ではあまり一般的ではないですよね。

ちなみに、ソムリエの本多さんにある方が質問をしたところによると、イタリアのかぼちゃで一般的なのは、ハロウィンのかぼちゃのようなオレンジ色で大きいタイプのものだそうです。(バターナッツスクワッシュは、ひょうたんみたいな長細い形で、色も黄色っぽいものです。)

こちらのスープの時にはトレンティーノ=アルト・アディージェという地方のトラミンという村の2013年の白ワインをいただきました。(これです→http://www.cantinatramin.it/EN/1/84/Collection-/classic-/classici-monovitigni-Gew%C3%BCrztraminer.htm

濃い色合いの辛口の白ワインで、ビターな感じの花の香りをまず感じました。スミレとかそんなイメージ?ひと口目は香りとはうらはらに葡萄らしい甘みを感じましたが、後半は一転し、味わいはキリッとしたものとなり、香りには蜂蜜のような甘さのある花の香りになったような気がします。種っぽい味わいも感じました。(飲みながらいちいちメモしていたのです・笑)

スイスのチロル地方と国境を接する地域のワインとのことで、Gewürztraminer というドイツ語名の葡萄を100%使って作られたワインとのこと。もともとイタリアのこの地方原産のワインだそうですが、現在はフランスで多く作られているというお話も興味深かったです。また、ボトルのデザインもほっそりとして細長い背の高いタイプで、ドイツワインっぽいデザインだとおっしゃってました。

現地ではこのワインと一緒に、かぼちゃのニョッキが供されることが多いとのこと。ソムリエの本多さんがテーブルをまわって「何かご質問はありませんか?」とおっしゃってくださったので、「かぼちゃのニョッキはどんなソースで食べられているのですか?」と聞いてみました。すると、バターにフレッシュなセージで香りつけをしたものにシンプルに和えて食べることが多いとのお返事。ん~、それなら自分でも出来そう!家でも試してみたくなりました。(Gewürztraminer からの白ワインというのが手に入るかな?)
メインは
『国産牛フィレ肉の岩塩パイ包み焼き~アンクルート~』
赤ワインは
Valpolicella Classico Superior 650 Anniversario 2009/ Serego Aligieri

メインは、国産牛フィレ肉の岩塩パイ包み焼き(アンクルート)。大きなパイ包み焼きを持ったシェフが会場に現れ、その場で切り分けてくださり盛り上がりました。お肉と一緒にエシャロットやハーブもパイに包まれていました。

お肉を切り分けている間には、もう一度スライドが壁面に写され、ワインと料理のマリアージュというお話が本多さんからありました。お料理とワインを組み合わせる時にポイントとするものは、1.ボディ(コク)、2.酸味、3.色合いとのことで、1のボディは、コクの軽いアッサリとした料理にはワインも軽いライトボディのもの。重い料理には、ワインもフルボディなどの重いワインを合わせると良いとのこと。面白いなと感じたのは、噛む力の必要な料理ほど、重いワインがマッチするというお話でした。2の酸味や3の色合いも、ワインの特徴とお料理の特徴を合わせていくと失敗が少ないとのこと。

このアンクルートに合わせていただいたのは、ヴェネト州はヴェローナのヴェルポリチェッラ・クラシコ・スペリオールというイタリアらしい赤ワインです。ワイナリーはセレーゴ・アリギエーリ(http://www.seregoalighieri.it/)というところで、ここはなんとダンテの末裔とのことでした(驚)!そういえばダンテって、ダンテ・アリギエーリって名前ですよね。

クラシコというのは古くからの葡萄を使っているとのこと。ワインの名前に650という数字が使われていたのですが、650周年のアニバーサリーワインなのだそうです。ダンテ云々と合わせて、イタリアという国の時の長さに、思わず目が回りそうでした(笑)。ちょうどおととい紀元前のローマ帝国の話をテレビで見たばかり。それから比べたら、イタリア人にとっては、「ダンテなんて最近の人だよ」と言いそう?!ちなみにヴェローナは『ロミオとジュリエット』の舞台となっている街でもあります。

ソムリエの本多さんはイタリアワインはまだまだメジャーではないとおっしゃっていましたが、イタリア語に興味を持ち、イタリアワインからワインを飲み始めた私としては、ヴァルポリチェッラの香りはなんだか懐かしい~という気がしました。そういえば、最近イタリアワインって全然飲んでなかったので、これを機に、また熱心に飲んでみようかなと思い始めたり。リストもいただきましたしね。もちろん手頃なものから。

で、今回のヴァルポリチェッラは2009年のものでしたが、樽熟成は6ヶ月と少なめなのだそうです。チェリー(桜の木の樽だそうです)の香りを感じますか?とおっしゃっていましたが、ひょっとしてこの懐かしいと感じる香りがチェリーなのでしょうか。葡萄の出来の良い年のワインは瓶詰め後の長期熟成が効くので、あえて仕入れてお店で寝かせ、飲み頃に提供する・・・ともおっしゃってました。

また、ワインの香りとお料理の香りの話も大変興味深く、今回のこの樽熟成期間の短めのワインを選んだ理由に、お料理の火の通し方があるそうです。パイ包み焼きは直火で火を通すのとは違って蒸し焼きにするので、肉に焦げた香りがつきません。それに合わせ、ワインの樽を焼いた香りが少なめ(=樽熟成期間が短い)のものを選んだとのことでした。

ワインの渋み(タンニンの量)についても、和牛やヒレ肉の場合はタンニン少なめのワインと合わせると良く、サーロインなどの噛む力の必要な部位の肉にはタンニンも多めのものを合わせると良いとのことでした。すごく面白いですね!

赤ワインも2杯目をいただきましたが、後半はチョコレートのような香りがしたような気がしました。ヴァルポリチェッラに使われている葡萄は、コルヴィナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ、モリナーラという3種でした。
デザートは『ドラマティックムード マスカルポーネのムース』
飲み物はローズヒップティーでした

最後はデザート ♪ ティラミスの原料でおなじみの、マスカルポーネ(チーズ)を使ったムースが、雨細工のドームに覆われて出てきました!このデザート、マキアージュのパッケージをイメージして作られたものなのだとか。かわいい!

この写真では分かりにくいですが、ムースの周りにはベリー類が散りばめられ、上にはお花の花びらもトッピングされていてめちゃラブリー!雨細工の上には金箔も(笑)。1月も後半ですが、新年の気分も出てますね。

ドルチェのお供はハーブティーでした。この日発売になったドラマチックムードポーションに使われているローズヒップオイルにあわせ、出てきたお茶もローズヒップティー。ビタミンCたっぷりの美容ティーですものね!




デザートを食べ終わるか終わらないかという頃に、お持ち帰りのフレグランスオイルが配られ、また、それぞれのテーブルにはこれまた新製品のチークがお試しで置かれました。手鏡まで配られ、どうぞ試してみてください~というわけです。

スライドには、5種類の色がひとつのパレットに収まっているというこちらのチークの色の説明が表示され、担当の方からはメイクのワインポイントアドバイス的なお話がありました。「フレグランスと違ってメイクにはルールがなく自由なので、いろいろ試してみてくださいね!」というお話が印象的でした。

私の座った席は、私同様にひとりでの参加の方もいましたし、お二人連れの方や、会社のお仲間と数名で・・・という方々も。食事も終わり、ワインでほろ酔いになり、テーブルの真ん中にはメイク道具が出てくると、すっかりリラックス。普通のレストランではありえないけど、その場でチークをアレコレ試すのも面白く、資生堂さん開催の巨大な”女子会”は、とってもハッピーに幕を閉じたのでありました。

ちなみに今回のお料理つきワイン&フレグランスセミナー、お代はきっかり1万円也。FAROさんでのお食事はワインを除いてもランチが4,000円~、ディナーのコースが8,000円~とのことなので、それだけ考えてもどれだけお得なのかが分かります。お代は12月のうちにお支払いしたからかもしれませんが、その内容の濃さに、なんだかご招待でタダでご馳走になって来たようなプライスレスの嬉しさ。どうせお金を費やすのなら、今後もこういう使い方をしたいな~と感じた一夜でした。

あ、それから、平日の夜にも関わらず「行っといで~^^」と送り出してくれた、もーりーさんにもありがとう!
 

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