Guys and Dolls 野郎どもと女たち

映画を見ながら食べたお昼ごはんは・・・
ラタトゥイユのクスクス添え、赤ワインとともに

ここのところぜーんぜん映画を見ていなかったのだけれども、金曜日、お昼ごはんを食べる時に何気なくテレビのスイッチを入れたところ、ちょうどNHK BSのプレミアムシネマで『野郎どもと女たち』は始まりました。

普段なら映画は見ない~と別なチャンネルに切り替えてしまうか、ほかにあらかじめ録画しておいたものを見るのですが、なぜかこの日はズルズルと、そのままこの映画を見続けてしまいました。だってこの映画、どうやら全部スタジオのセットで撮影されたタイプの、古い映画っぽい。それに見るからに喜劇。そういうのって、実はけっこう好きなんです。そして、歌まで歌っているということは、こりゃ~きっとミュージカル映画かな・・・と。面白いものなら軽い気持ちで気楽に見られて好都合。

まぁ、ミュージカルには正直のところ今まで全然熱心ではなかったのですが、5月に同じくNHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』で、俳優の渡辺謙さんの King and I のドキュメンタリーを見たんです。そうしたら、すごく面白かった。ものすごく大変な世界だな・・・とは思うのだけど、ここまでしてひとつのものを作り上げるのか・・・という凄みがありました。録画して、2~3回見ちゃった。それで初めて、こういうものをもっとちゃんと見てみるのもありかな~と思うようになりました。

かと言って、すぐにミュージカルとかのチケットを手配するでもなし(本当はリンカーンセンターにking and I を見に行きたいとか思っちゃったくらいですけど・・・)、そのうち興味がわいたってことでさえすっかり忘れてしまい・・・でも、忘れた頃にこうして、50年代半ばのミュージカル映画を見る機会がやってまいりましたから、家の中にいながらにして見られるなんていいチャンスだと!

で、このミュージカル映画、原題は Guys and Dolls というようで、フランク・シナトラにマーロン・ブランドと、かなり豪華なキャスティング。シナトラが歌が上手いのは当たり前ですが、マーロン・ブランド=ゴッド・ファーザーと思っている私は、「え?!この人もミュージカルとか出てたんだ?!」と驚きました。なんなんでしょうねぇ、あの色気は。

そういえば、渡辺謙さんも畑違いのミュージカルで歌の練習に苦労されてましたけど、こういうキャスティングってやっぱり、単に歌が上手い人を全部配置したところでそれで成功ってわけじゃないみたいで、歌はミュージカル専門の人や歌手には当然及ばなくても、それを補って余りある存在感っていうのが、キャスティングの要になっているのかもしれないな~なんて思いました。フランク・シナトラの甘い感じと、マーロン・ブランドのクールな感じの対比もとても面白いです。相手役の女優さん達のキャラクターや雰囲気も、ちゃんとそういう対比になっています。

また、全編で繰り広げられる、ショーに徹したアメリカのダンスもものすごく見ごたえがあって、そのダンスの中にも小さなお芝居がちりばめられている感じが、とっても洒落ていていいものだな~と思いました。それから、お約束というか予定調和というか、筋が読めちゃうじゃないかというストーリーも、「こういうのはそれがいいんだよ!」という感じで、これまたいいものだなと思うのでありました。期待を裏切って欲しいって場合もあるだろうけど、期待を裏切らないよね~っていう良さだって、やっぱりあると思うのです。そこでクスクス笑うという(笑)。エンターテイメント魂の表れですよね、あれって。

あと、ミュージカル映画って歌の歌詞がくり返しくり返しなので、言葉を覚えたい人にもすごくいいのではないかな~と思いましたよ。筋書きがシンプルな分、字幕を追いながらでも言葉が耳に入ってきやすいし、歌以外でも「へぇ~」と思うことがけっこうあって面白かったです。まぁ、50年代のスラングっていうのもあるだろうから、今はそんなこと言わないよぉっていうのもあるんだろうとは思いますけど。日本映画とかの台詞でもそうですもんね。

というわけで、かな~り久しぶりに、何度でも見たいと思うようなお気に入りの映画に出会いました。偶然見たものだったけれど、とても面白かったです。


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