いっぱい、いっぱい、笑った日: あつぎ寄席(米團冶、昇太二人会)


3月19日(土)は、もーりーさんと二人で落語を聞きに行ってきました。地元密着型の小規模なホールでの落語会です。自分たちの席についてからまわりを見回すと、開演前からすでに会場はほぼ満席といった雰囲気で、ワクワクした気持ちも高まりました。

同じ会場の2月の落語会の券も実は持っていたのですが、ちょっとそちらは用事で行かれずに両親に代わりに行ってもらった・・・・・・ということがあったので、今回はよけいに楽しみでした。



至福の2時間、はじまりはじまり~


16時半に開場。中に入ると、本日の順番が掲示されておりました。前半が上方、後半がお江戸という具合。時間ピッタリにスタート。米團治さんのお弟子さんだという桂米輝さんが前座をおつとめになりました。演目は『子ほめ』。お声のよく通る噺家さんで、聞きやすくとっても面白かったです。

そういえば、落語に出てくることばはどれも面白いですね。「べんちゃら」とか「小言」とか、普段あまり使わなかったり、普通はあまりいい意味じゃないようなことばも、落語でデフォルメされて聞くと面白くてたまりません(笑)。

ほな、おまはん、べんちゃらのひとつもいいないな~。

あ!念のため言っておきますけど、本日のエントリーが”べんちゃら”ってわけじゃございませんよ(笑)。

米朝命日に聞く、米團治の『はてなの茶碗』


さてさて。お次は桂米團治さん。なんと、この日は米朝さんの命日だったそうなんですが、「芸人ですからお声がかかれば」・・・と、「一周忌の法要は14日に済ませて来ました」とおっしゃったので驚きました。そしてかかった演目が『はてなの茶碗』 。米朝さんの命日に『はてなの茶碗』だなんて大感動でした。だって、私が落語を好きになったきっかけは、テレビで見た米朝さんの『はてなの茶碗』だったのです。

落語って本当に不思議。だって、すでに知っている噺で何度でも爆笑できるんですから。どうなってるんだろうって思います。米團治ワールド、最高でした。まくらからサゲまで涙を流さんばかりに笑わせていただき、すっかりファンになりましたよ~。やっぱり落語は1人芝居!というあの味わいを、思う存分に堪能できました。自分も噺の中にいつのまにかすっぽり入り込んでしまうような感覚になります。

上方落語は賑やかで華やかですね。すごく好きな世界。もっといろんな噺家さんの落語を聞いてみたいです。

寄席の雰囲気を味わう:柳家紫文の音曲


仲入りをはさんで後半は、江戸の寄席ワールド~(なのかな?)ってな感じの、柳家紫文さんからスタート。三味線を抱えての音曲です。

初めて見る面白さ。いい感じに、妙~にゆる~い雰囲気になりますね(笑)。「18年もやってるネタ」「寄席では誰も笑いません」などと言われても、会場では大爆笑。なんなんでしょうね~、ネタを重ねれば重ねるほど面白さが増すあの感じ。不思議な面白さでした。

笑点の昇太、米團治に座布団をとられる?!


とぼけた雰囲気の出囃子で登場したのが、笑点でおなじみの春風亭昇太さん。(後で知ったのですが、カントリーミュージックを出囃子にしているのだそうな。)

昇太さんの登場で、寄席の雰囲気から一気にテレビの世界へ一転。のっけからアグレッシブで、落語は世襲の芸じゃないというまくらからスタート。途中、昇太さんの挑発(?)に、私服に着替えた米團治さんが真顔で乱入してきて、あわや座布団を奪われる?!という場面もあったりと、こちらもハラハラドキドキ。

さらには、出身校が会場と同じ沿線の別の駅だったということで、非常にローカルなネタでも笑わせてくれてまして、これまた涙が出るほどの大爆笑でした。それからもちろん、笑点ネタもバッチリ。っていうか、「今日も笑点の収録の後で来たんです」ですって。笑点の公開収録も見に行ってみたいです。いや~、それにしてもフリートークの勢いさすがですね~。テレビで見たまんまでした。

もう、まくらだけで終わるんじゃないか?と思うほどでしたが、落語の方もしっかりやってくださいました。演目はお相撲さんの出てくる『花筏』。まくらでのアグレッシブさとは対照的に、「アタシはダメですよ、ダメですよ、弱いんですから~」なんてのをやるからますます面白い。さっき上方を賑やかで華やかで・・・と書きましたが、昇太さんの落語もとても賑やかで華やかでした。

あ~、笑うのって、サイコー!至福の2時間でございました。


《1年後に追記》
2017年2月11日の『あつぎ寄席』に来ましたら、前回の師匠方のサインがロビーに飾るありましたので、写真をとって追加しました(^^)


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