公開講座受講記(5)宇宙の謎


5月10日(火)の午後は、放送大学の文京学習センターの「学びの杜セミナー」に行ってきました。毎度のことながら今回も、一般参加OKの無料の公開講座です。

ちなみに、”願書取り寄せ後かつ入学前”という期間はお知らせメールをいただいての参加が多かったのですが、さすがに入学してしまったらそういうメールはいただけなくなってしまいました。で、自分で学校のウェブサイトをチェックして申し込みました。定員80名のところ受講番号は74番でしたので、ギリギリ間に合ったという感じだったのかも。

定員ギリギリでの申し込みになったのには訳がありまして。実は、開催を知った時すぐに受講したい!と思いながらも、一方で「自分にはまだ難しいかな~」と躊躇する気持ちも湧きまして・・・。数日間、どうしようかな~と迷ってしまったんです。でも、よく考えたら難しくて当たり前だわ~と気づきまして。それでワクワクした気持ちで申し込みました。

以下、詳細は「続きを読む」で畳んでおきます。長くなりますが、ご興味ある方はクリック(タップ)してお読み下さい。

ビリヤードと天文学者


さて、今回の公開講座のテーマは『宇宙の謎』でした。先生は、今年の4月から放送大学の教授になられました谷口義明先生です。

プロフィール紹介の時にスクリーンにはビリヤードをしている姿が映し出されまして、空が曇れば曇るほど天文学者のビリヤードの腕があがるとおっしゃったのには笑いました。特に海外の天文台にはビリヤード台が置いてあるところが多いのだとか。もっとも、写真は渋谷のプールバーで撮ったものだったそうで、NHKのコズミックフロントで使われたものとおっしゃてました。3回出演されているそうです。

わが家でもBS導入後は、コズミックフロント(現在はNEXT)はもーりーさんが大好きでけっこう見ている番組です。…が、残念ながらそのシーンのは見てなかったです。

見てて良かった!科学番組


NHKの科学番組と言えば、それを見ていたために今回の講座で聞きやすく感じた~というのが、昨年観測された重力波についてのサイエンスZEROでの特集。アメリカにある観測施設の話とか、2つのブラックホールが合体する話とか、聞きながらテレビでの映像を思い出していました。テレビで見たときには、1936年にアインシュタインさんが予言したブラックホールの重力波の波形と、昨年観測された波形がぴたーっと一致するってところで、ゾクゾク~ッとしました。そのとき見えてないものが、そんなに正確に計算でわかっちゃうっていうのが面白いな~と。

たぶん、自分が一番面白く感じているのはこの部分なのかもしれません。見えてないものをみんなが一所懸命考えているっていう部分。

ぜんぜん関係ない話ですが、子供の頃から雑誌『ニュートン』を購読しているガチガチ理系のわが兄(普通の勤め人)に、「長生きしたいか?」と尋ねるたことがあります。すると即答で「そりゃ長生きしたいよ~。いろんな科学の進化をたくさん見たいもの!」と言っておりました。当時はなんじゃそりゃ?!と思いましたが、今はなるほどね~という気分(笑)。ちなみに、私は『ニュートン』を一度も開いたことがありません(爆)。

10の100乗年後も予想されている?!


話を戻しまして、と。

長生きしたいか?なんて言ったって、宇宙が相手じゃ未来の話だってスケールが違います。「私の将来どうしましょう?」なんて話じゃなく、50億年後、60億年後、1000億年後、100兆年後、10の34乗年後、10の100乗年後・・・なんて話なんですから(笑)。そしてそれが全部予測されてるなんてビックリです。面白すぎる~。

ついでに、ニュートリノの観測でノーベル賞を受賞した小柴先生が本当にターゲットにしていたのは陽子崩壊という現象だったんですよ・・・なんてお話しも出てきました。10の34乗年後に起ると予測されているのがそれだそうです。(カミオカンデと陽子崩壊について小柴先生の書いたものがウェブで読めましたよ~ → http://djweb.jp/power/kamiokande/kamiokande_01.html

ついでのついでに、わたくしがブログでお世話になっているGoogleさんのGoogleって言葉は、Googolという数学用語からきているのだそうで、これが10の100乗なんだそうな。1のあとにゼロが百個。ははは~。10の100乗年後は、絶対零度の世界になっちゃうという予測らしいです。

読書も理解を助けてくれる


テレビだけじゃなくて、本を読んでたのでイメージしやすかったというのもありました。それが、昨日もちらっと書いた『ホーキング、宇宙を語る』です。この本の中に、膨張する宇宙を模様つきの風船が膨らんだ様子に例えて書いてある部分があり、それが「宇宙が膨張していると言っても、銀河が飛び交ったりしているわけではありません」という先生のお話の時にポカっと頭に浮かんできました。なるほどな~って。

アインシュタインさんの宇宙項がダークマターだって可能性もある・・・なんて話も、電車の中で『ホーキング、・・・』を読んでいたので、ふむふむ、宇宙項ってのも書いてあったな、と思い浮かんだり。

大発見の裏の小話も、いと楽し


ほかにも、テレビで見たことあるな~って思ったのが、日本の折り紙が宇宙関係のプロジェクトに利用されてるってお話。2018年に打ち上げが計画されているジェームズウェッブ望遠鏡も、折り紙手法で宇宙までたたんで持って行くそうで、開くと直径 6.5m のモザイクミラーになるんだとか。ハッブルの撮ってくる画像もすごくきれいでワクワクするのに、それよりずっと大きな望遠鏡だなんて、いったいどうなるんでしょう。

ハッブルと言えば、ハッブルさんの2年前に実はルメートルさんというベルギー人が膨張宇宙について発表してた・・・という小話も聞き、帰宅後そのお話しもウェブで探してちょろっと読んでしまいました。ルメートルさん、すごい謙虚な方!手元の教科書にも膨張宇宙は1929年にハッブルが発表(ハッブルの法則)となっているけど、こういう小話を知ると、関連のものがより自分の中に定着してきますね。案外こんがらがったりはしないみたい。スッと入ってくるようになったもの。


講義のスケールも、大きい!


資料配布は先生のプロフィールと今までに担当されてた放送科目の案内だけでしたので、スライドやムービーを見ながら暗闇の中せっせとメモをとりましたよ~。今回はルーズリーフにしてみましたが、18枚にもなってしまいました。ノート一冊使っても良かったかも。画像も簡単にスケッチして、あとでネットなどで見られるようにしました。というか、会場で買い求めた先生の本に、しっかり掲載されているのも多かったです。良かった!用語もそこにたいてい書いてありました。(『谷口少年、天文学者になる』海鳴社を購入。)

といった感じで、まぁ、盛りだくさんの講義でした。とても書ききれません。けれどともかく。宇宙の超~長~~~~い時間スケールの中では、星がまだなかった時代とか、なくなっちゃう未来だとかがあるってわけで、先生曰く「天体観望は今がチャンス!」だそうです(笑)。

質疑応答は今回も白熱しておりましたが、15時半には終了。学習センターを出るとちょうど近隣の小学生も下校の時間で、ランドセルをしょった男の子たちがブラックホールの話をしながら歩いていたのにはたまげました。君らも今のを聞いていたのか?!

谷口先生の、「宇宙の95%は意味不明(← 暗黒物質と暗黒エネルギー)」という一言が、宇宙に親しみを抱かせてくれました。あ~、面白かった。

ありがとうございました。



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