欲しい本:『西洋博物学者列伝』


図書館で借りて読んでいる本で、返したくないくらいに気に入って、欲しいと思っているものが1冊あります。それがこちらの『西洋博物学者列伝』という本。B5版より少し大きくて、厚みもそこそこある、分厚くて重い本です。

オールカラーなので、お値段も消費税を含めると1万円を超えてしまいます。だから、欲しいと言ってもすぐに手が出せないのですが・・・。お小遣いから予算を確保せねば(笑)!ま、洋書で注文するとそれほど高くはないのですが、装丁が日本語版の方が格段に素敵なんです。手元に置くなら、やっぱり見た目も好みのものがいいですからねぇ。

以下、少々長くなりましたので、たたんでおきます。ご興味あります方は、「続きを読む」からどうぞ。

編者はロバート・ハクスリーさんという、ロンドン自然史博物館の方。大英博物館設立の基となったスローンの厖大なコレクションは、ハクスリーさんに任されているのだそうです。だから当然、この本の中にもスローンを扱ったページはありまして、本人の言葉がところどころに引用されていてとても面白いです。

本のサブタイトルは「アリストテレスからダーウィンまで」となっておりますが、もちろん何から何まですべてを収めたわけではなく、主に生物を中心にしていて、さらには生体内の複雑な仕組みに関する研究や地質学上の変化に関するものは除外…等、最初に編集方針が明らかにされています。1人にたいしてだいたい5ページくらいずつ、全部で39名が取り上げられています。

そして、ただいま放送大学で履修している2科目に関連する人々は、ざっと見ても9人も含まれています。

  • テオフラストス
  • コンラート・ゲスナー
  • ジョン・レイ
  • ロバート・フック
  • サー・ハンス・スローン
  • カール・リンネ
  • ビュフォン
  • ジョセフ・バンクス
  • (アントワーヌ-ローラン・)ド・ジュシュー

ロバート・フックは『自然科学はじめの一歩』に出てきますし、それ以外の人々は『ヨーロッパの歴史II 植物からみたヨーロッパの歴史』に出てきます。(ド・ジュシューは教科書ではベルナルドとして出てきますが、アントワーヌ-ローラン・ド・ジュシューの項にベルナールに関する記載もあります。)

文章だけでなく図版や標本もたっぷり収録されていて、植物図も顕微鏡でのスケッチも大迫力の美しさ。このクオリティは一種の美術書と言ってもいいかもしれません。家にいながらにして、自然史博物館を見に行ったような楽しさの味わえる一冊です。また、それぞれの人物に対して、人となりが想像されるような書き方がされているのも、人間味が感じられて楽しいです。


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