レポート作成のための参考書とウェブサイト

入学直後に購入した本3冊

放送大学での記述式問題のレポートを書くにあたって、私が参考にしたウェブサイトと書籍をご紹介します。(昨日のエントリーの続き。)

【ウェブサイト】

向後研究室教材サイト  6.レポートを書く

早稲田大学の先生がクリエイティブコモンズライセンスの下で公開しているページ。ドンピシャで千文字のレポートの書き方が出ています。序文、本文、結びの構成と文字数配分などとても参考になりました。https://kogolearn.wordpress.com/studyskill/chap6/


【書籍】

澤田昭夫、『論文の書き方』、講談社学術文庫、1977年(2015年第70刷)

具体的な論文やレポートの体裁を学ぶというよりも、その準備としての文献調査の仕方に詳しい本。研究の進め方とそのまとめとしての論文の書き方、という趣旨。小論文についてのページもありますが、具体的・実践的というよりもやや観念的内容かも?


木下是雄、『レポートの組み立て方』、ちくま学芸文庫、1994年(2010年第34刷)

レポートにはどのような文体、構成がふさわしいか、に詳しい本。個人的にはこの本が最もレポート作成に役立ったと思います。




とくに役立った部分を下に引用します。ちょっと長いけど。

(前略)大学の研究レポートの場合のA,B,C,Dの吟味に関しては、事情がもう少し複雑である。社会人の書くレポートは、そこに盛られた新しい情報が、レポートを要求した上司の仕事に役立つかどうかによって評価がきまることが多い。しかし学生の研究レポートの場合には、課題を与えた教師はその課題についてすでに相当の知識を持っていて、学生のひと月やふた月の調査・研究ではその上に出ることはむずかしいのが通例である。したがって教師の評価の基準は、学生のレポートが自分にとって新しい情報源として役立つかどうかということではない。前にも書いたが(1.2節)、大学生の研究レポートは研究論文の習作という性格をもっている。したがって教師の側ではもっぱら学生が、(a)実力相応に調査・研究を進めたかどうか、(b)その結果を踏まえて「自分の 」(*原文では傍点)見解を組み上げたかどうか、(c)そしてきちんとした構成、表現のレポートにまとめ上げたかどうか、に着目するのである。つまり大学生の研究レポートでは、A,B,C,Dでいう(読み手)として、現実の読み手である教師ではなく、一般的な読み手-自分と同格あるいは少し上の読み手-を想定してかからなければならないのだ。 (P131 第4章 レポートの文章 4.1 読み手の立場になってみる)

[引用の補足*この部分は略した前半部に書かれていたもの]  
A 誰がこれを読むのか、B 自分の書くことについて、その読み手はどれだけの予備知識があるだろうか、C その読み手はどういう目的で、何を期待してこれを読むのだろうか、D その読み手がまっ先に知りたいのは何だろうか

先の通信指導の講評では、【テーマの選定、論考の手順、文献選択、結論の導き方】において高評価をいただきました。また、「大変面白く読ませて頂きました」とのコメントもいただきとても嬉しかったです。アドバイスとしては、一つのテーマについて今後どういう方向性で堀下げていけるのかのヒントをいただきました。

レポートの内容はさておき、構成と論述方法に関して、上にリストアップしたサイトや書籍は私をおおいに飛躍させてくれたと思っています。独学の面白さは、師を自分で好き勝手に定められるところです。いろいろな先生方のお力を拝借してのレポート作成。感謝感謝でいっぱいです。

単位認定試験でもこれらで学んだレポート作成のコツを、ちゃんと反映させられますように~。


《おまけ》
写真の右側に移っている新書、こちらはまだ読んでいる途中で止まっているのですが、なんと滝浦先生の『日本語リテラシー』という放送授業に使われているのですよね~。見たとき驚きましたよ~。履修したい授業のひとつです。



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