公開講座受講記(6)JPS 科学セミナー『相対性とその破れ』(Aug.2016)


8月20、21日の二日間にわたって、東大駒場キャンパスに、日本物理学会の科学セミナーを聞きに出かけてきました。

駒場東大前駅って、実は降りるの初めてです。東口を出ると目の前が東京大学の正門。会場は数理科学研究棟というところでしたので、守衛さんに場所を確認し、正門の手前の道を右方向へ行きました。写真がそのルートの入り口付近です。季節がずれているので花はないけど、これってまぎれもなくバラの花壇。5月に来たら綺麗そう~♪

以下、セミナーの内容につきましては自分が未熟すぎて何も書けませんけども(爆)、2日間どのように過ごしたかを書き残しておきます。それでも見てみようってな方がおられましたら、「続きを読む」よりどうぞご覧くださいませ。



さてさて、気になるバラの話に戻ります。
大学で管理しているのかな?などと思いながら見ていると、なにやらプレートもついています。


近寄ってもう一枚、と。ふむふむ。日本最古のバラ園から移植とな。なんとも由緒正しきバラの小径なのですね。帰宅後に調べてみましたら、ここに書かれている「駒場ばら園」さんは、現在も営業しているようです。

凍ったまま入れていったおかずは、春巻きときんぴら
お昼にはちゃ~んと食べごろに解凍されています

セミナーは朝10時から夕方16時半までのスケジュールでした。途中にお昼休憩が1時間と、中休みが30分。受講案内のメールには親切にも、大学の夏休みにつき学食が開いてないことや、昼食用の教室を用意してくれることなどが書かれていましたので、2日間ともお弁当を持って行きました。

真夏に弁当はどうかしらん?…と以前なら思ったところでしたけど、最近では自然解凍OKの冷凍食品のお弁当のおかずが充実しているので、そういうのを使うと便利ですし、保冷材の代わりにもなって一石二鳥です。2段重ねのお弁当箱の下段に冷凍おかず、上段にご飯、その上に保冷材という感じで持っていっています。

ふりかけは2日間とも、京都・わらびの里の「五色ぱっく」というもの

一般向けセミナーと書かれていても、自分としては場違いかも~と気恥ずかしい気持ちはなかなか消えず、お弁当も黙々と一人で食べるかな?と思っていましたが、幸いなことに1日目のお昼から東京大学の若き女性研究者さん(学生さんではなく)にお会いいたしまして、2日間たいへん仲良くしていただきありがたかったです。おかげさまで、リラックスしてセミナーを楽しむことができました。感謝感謝!

彼女曰く、物理をやってる女性は少ないそうでして。数学の方がまだ多いのだそうな。たしかに、会場にも女性はやっぱり決して多くはなかったけれど、私の想像よりは結構いるもんだなという印象でした。(ご夫婦でいらしてた方もいたようですし。)10人くらいはいたのではないでしょか?もっとかな?

カメライベントとかモータースポーツとかも年々女性の姿が目に見えて増えてきていますし、こういうのももしかしたら、気づいたら増えてた…な~んてことになるんじゃないでしょうか?(そんなんと一緒にするなって?)

ちなみに、講演者さんには女性はおりませんでした。

日本物理学会の一般向け科学セミナーの資料
(2016年夏)

さて、こちらがセミナーでいただいた資料です。左の冊子2冊がセミナーの教科書的なもので、分厚い方が受講票の代わりにもなっていました。出入りする時はこれを持ち歩いて、再入場の時に受付に提示する…という具合です。

右側の二つは、日本物理学会の案内とクリアファイル。いただいた資料の中にはアンケート用紙も含まれており、途中で何度か「アンケート結果をセミナー運営に反映させていますので、ぜひご協力ください」とアナウンスもされておりました。

実際、今年から土日開催になったのも、中学・高校の先生方が参加しやすいようにとの配慮だそうですし(以前は平日だったらしい)、「1日目に会場が暑いとのご意見が多かったのですが、これで冷房めいっぱいです ^^;」な~んてアナウンスも 2日目の始まりにあったり、レスポンスの速さを感じましたよ。(ちなみに個人的には、冷房があれ以上効かなくてありがたかったです・爆)

参加費は一般二千円、学生千円でした。私は放送大学の学生証を提示し、ちゃっかり学生料金で受講させていただきました ♪


ところで、いただきましたクリアファイルをひっくり返すと、湯川秀樹さんがおられましたよ~。それでさっそく本棚から湯川博士に関する本を引っ張り出してきてみました。読んだのはずいぶん前なので、もう一度読み直してみようかな?たぶん、今読むと印象が変わっているかもしれません。


セミナー資料もちらっとお見せしちゃいます。

いや~、びっくりしましたね~。受講の目的であった広島大の井上先生の資料に、ルイス・キャロルが出ているのですもの(驚)。キャロル・ファンとしては「なんだ?なんだ?なんだ?いったいどうしたんだ?」ですよ。話を聞く前からワクワクが増しちゃって大変。


キャロルに絡めた話題はやはり『鏡の国のアリス』でした。科学者が読むとアリスの物語も注目するところが一般人と違うのですね。だからこそ、大人も魅了する物語と言われているのでしょうけれど。

「鏡の国に行くとミルクがまずい」とキャロルが書いているらしく、それを取り上げて、「どーして100年以上も前にそんなことが分かったんでしょうかね?牛乳は本当に構造を左右入れ替えると、毒になります」とおっしゃっておられました。

Lewis Carroll, "Through the Looking-Glass" 

どれどれ、ミルクに関する記述はどこでしたっけ?お~!ありましたよ~ん!

How would you like to live in Looking-glass House, Kitty? I wonder if they'd give you milk in there? Perhaps Looking-glass milk isn't good to drink -  (Lewis Carroll, Alice's Adventures in Wonderland and Through the Looking-Glass, Oxford Unversity Press, 2001, P127)
鏡の家に住むのなんてどう思う?子猫ちゃん。そこでもミルクをくれるかしら?たぶん鏡の国のミルクなんて、飲むのによくないんじゃないかしら?  
*訳はいつもどーり私のテキトーバージョンです。 

キャロルの話題以外にも井上先生の講演が個人的に楽しかったのは、研究仲間として岸根先生のお名前が登場したことです。配られた資料には掲載されていませんでしたが、会場でのスライドに岸根先生が作った資料が投影されたり、共同研究者を紹介した写真にお姿があったり。

第2学期は岸根先生の『初歩からの物理学』を履修することにしたので、勝手に親近感がわいております。こういうセミナーを受講しにきていて、これから『初歩からの~』なの~って感じですが…(笑)。ゆっくりやりますよ~。

翌日の朝ごはんには、ル・ルソールのパンを食べました
ル・ルソールは駒場東大前にあるパン屋さん

2日間で10人の先生方の講演を拝聴いたしました。当然、ま~ったくチンプンカンプンは覚悟の上です。

…が、少しだけでも予習ぽいことをして行ったので(https://dolcevita-sana.blogspot.jp/2016/08/blog-post_11.html)、それなりに楽しむことはできました。そして何よりも、どの先生もお話が面白いです!時間内にぎゅっと盛りだくさんな内容をお話になるので、マシンガントークについていくのが大変って場合も時にはありましたけど(笑)。まぁでも、それだけ熱気があって、飽きるってことはなかったです。

とくに、西の方の先生方はさすがに面白がらせるポイントをちりばめてらして、そのたびに笑いが出てました。南部陽一郎さんがプリンストンで、外を歩いているアインシュタインを車中からとっさにパパラッチしたという写真が面白かったです。アインシュタインもたんなるおっさんなんだな~って雰囲気の、とってものどかな写真でした(笑)。撮る方も撮られる方もチャーミングなエピソード♪

また、目に見えない世界のことを説明するのにも、身近ないろいろなものを例えに使ってくださっていて、分からないなりにも分かりやすかったです。(果物の形や羊羹などなど。)

メモも、いつも通りたくさんとってきましたよ~。今は分からないままのメモでも、そのうち何かのタイミングで出会うんじゃないかな~と思いながらメモしてきました。実際、予習本の続きを帰りの電車で読んでいても、「あ、これ、今日聞いた話と同じだ」というのも出てきていましたし、そういうのが面白いのですよね。だから、少しずつ近づいていくのだろうな~と思っています。

二日目の終了後は、一緒にお昼を食べた方に教えていただいた、東大近くのル・ルソール(Le Ressort)というパン屋さんにパンを買いに行き、その後、カフェコロラドのホットチョコレートで一服。(大学内にあるイタリアントマトは、残念ながらセミナーの終わりの時間と閉店時間が同じくらいで利用できず~。広々していて居心地が良さそうだったので残念!)

ル・ルソールさんはとってもおしゃれなパン屋さんでした。パンは翌日の朝ごはんに(つまり、今朝)食べましたよ~。美味しかったです。

全部ひっくるめて、異次元旅行のような、とてもエキサイティングで楽しい2日間でした。またぜひ参加したいです。貴重な機会をありがとうございました!一般向けの公開講座は、本当にありがたいですね (^^)



コメント

人気の投稿