公開講座受講記 (8):クォーク物質~現代物理学が解き明かす物質の究極の姿(松井哲男先生)@文京学習センター


12月20日(火)の午後は、放送大学の文京学習センターへ出かけてきました。

写真は帰りのバスの時刻を待つ間に過ごしたスタバでの様子。珍しく空いている時間帯にあたったようで、待たずにゆったりした席に座れました。よかった~。帰りの電車では立ちっぱなしだったので。用事は午後のほんの1時間半程度でも、なんだかんだで丸1日使ってしまいますねぇ。行きはバスの時間に合わせて家を出ればタイムロスも少ないのだけど、帰りは(バスの本数の少ない路線を使っているので)、30分から1時間くらいは待ちの時間でプラスになっちゃう。ま、お買い物やお茶をして過ごすからそれはそれでいいのですが。

この日も駅前の有隣堂さんで文庫本を1冊と文房具を少々買って、スタバに行きました。文庫はシュレディンガーの『生命とは何か』(岩波)です。この本は文京学習センターの大塚図書館でも見たことがあります。

と、毎度のことながら余談たっぷりで始まりましたが、本題は「続きを読む」からどうぞ。本文も余談たっぷりですけど(笑)。


さてさて。今回は久しぶりの公開講座に出かけてきました。

一般参加OKのもの。というよりもむしろ、入学者募集の時期をメインに行われる広報活動としての公開講座なので、どちらかというとターゲットは一般の方々なのでしょう。だからもしかすると、学生の参加もOKと表現したほうが雰囲気的には正しいのかも?私も入学前に4回も参加しましたもん。(過去の公開講座受講記をご参照ください。)

今回は、2017年度の新設科目『物理の世界』を制作中の、松井哲男先生の講座でした。タイトルは『クォーク物質-現代物理学が解き明かす物質の究極の姿-』というもの。『物理の世界』は、『初歩からの物理』のひとつ上のレベルの科目だそうなので、履修の参考にと思い受講しました。13時半受付開始で、14時から15時半まで。受講料は無料です。場所は文京学習センター2階の第2講義室でした。

学生ホールでバタバタとお昼ご飯を食べてから受講しました。面接授業のお昼休みだったのか、けっこう人がいましたね。いつもは文京の学生ホールは窓が大きいから明るくていいな~と思うのですが、冬のこの時間帯は眩しすぎるッという日差しでした(爆)。どこに座ったらいいか迷うくらい日影がない。

外で食事をしてから来ようと思ったのですが、新宿も茗荷谷も目当ての店が混んでて入れなかったので、学習センター脇のローソンでおにぎり二つとからあげくんを買ってのランチでした。おにぎりも売り切れ寸前のギリギリセーフって感じ。あぶない、あぶない。朝食べてなかったしお腹グーグーでした(笑)。


講座はファラデーのクリスマスレクチャーのお話から始まりました。『ロウソクの科学』を読んだことのある人~?と言われ手を挙げましたが、「けっこういらっしゃいますね。あれ、難しかったでしょう?」と松井先生。

私は自分にとっては易しいなんてものはないと思って読んでいるので、なんでも「自分には難しい」という解釈だったのですけども、この松井先生の言葉を聞いて、「そうなんだ?!」とビックリ。さらに、『ロウソクの科学』の第6講に和ろうそくが登場するというお話を聞き、帰宅後見直してみました。本当だ!日本のロウソクを2本もらったと書いてあります。ここ、読み直してみようっと。(全然覚えてないとは、まったくいい加減に読んでいるという証拠ですねぇ ^^; )

ここから熱放射のお話(ロウソクの火は煤が輝いているのだが、宇宙ではそうはならないというお話)や、相転移(水が氷や水蒸気に変化するようなもののこと)から高温プラズマ(太陽の中や雷が落ちる時など)のお話へと進み、フェルミ、アインシュタイン、ラザフォード、ボーアと科学者のお話が続きました。日本の湯川秀樹さんや朝永振一郎さんのお話も。

湯川さんの写真(JPSでもらったクリアファイルなどに使われているもの)は、「この写真は僕がアメリカで発掘してきたんですよ。ノーベル賞受賞後にコロンビア大学で講義しているときの写真です」と松井先生がおっしゃっていたのが面白かったですし、朝永さんのことを「朝永先生は紳士でして、和服が似合って、落語家なんです」と紹介したのは傑作でした(笑)。落語やるってお話、何かで読んだことあったので。こういうエピソード紹介は楽しいですね(^-^)

また、もう少し後で南部陽一郎さんの写真も資料に出てきたのですが、「この資料は駒場の講義で以前使ったものなのですが、この時はまだ南部先生はノーベル賞はもらっていませんでした。でも、南部先生もノーベル賞をもらうかもしれないと講義で言った2年後に本当にノーベル賞を受賞されて、私の予言は当たったんです」と松井先生は嬉しそうにお話しなさってました。

あ、そうだそうだ。始まる前に松井先生は、「本日は専門家の方もおいでかもしれませんが、そういう方にはちょっと物足りないかもしれません」といったアナウンスもなさってました。


本題のクォークのお話になってからは、どういう性質が予想されていて、どういう実験をするのかという説明が続きました。(原子核を高速で衝突させる実験など。)

『物理の世界』の放送授業でもそのあたりのことは詳しく取り上げられるようで、CERN(欧州の高エネルギー加速器)を取材したときの写真や、編集前の映像をほんの少し見せていただけました。加速器は実際に稼働中だったそうで、地下100Mの実物のところには行かれなかったそうですが、ビジター用の模型を使って説明してもらっている映像をほんの少し拝見しました。全部で4人の方に取材をしたそうです。放送授業を見るのが楽しみですね!他にも、アメリカのブルックヘブン(BNL)というところの実験施設のお話もありました。

実験の過程で、理論的に予想されていたのとは違うサプライズもある!というお話も、とても面白かったです。こういうのがたぶん、科学のワクワクなのでしょうね?もちろん、予想にぴったりと合う嬉しさも。

また、ファラデーの時代のひとりで実験するということと、現代の数千人規模で行われる実験の違いのお話から、CERNは戦争の反省からの意味もあっての国際共同研究の場であるという内容もとても興味深かったです。そして、ファラデーの電気に関する発見があってこそ、現代のインターネット社会も実現し、そのおかげで国際共同研究も可能だというお話をされておりました。

さらにさらに、すっごく楽しみなアナウンスもありまして。「放送大学ならではのことをしようと思いまして、特別講義も制作中です」と松井先生。益川先生と梶田先生の対談講義だそうです(^O^) 来年オンエアされるのでしょうか?『ノーベル賞科学者の軌跡』というタイトルになるそうです。楽しみ~。

松井先生、楽しい公開講座をありがとうございました。新しい放送授業、楽しみにしています!


ここからは文房具の話題。面授授業の時は2日間たっぷり8時限あるのでノートを1冊用意しますが、公開講座の時は1時限分なので、ルーズリーフを持って行っています。こんな持ち運び用のパッケージにしておいて、だいたい4~5枚を講義中は机の上に出しておきます。今回は4枚裏表使って、8ページのメモになりました。

配布資料もそれほど多くはならないので、A4プリントを軽く三つ折りでしまうことのできるドキュメントケースを持ってきます。


A4プリントを収めた時の様子はこんな具合です。5枚くらいは入るかな?


そして、文房具屋さんでこのようなクリアファイル式の表紙と綴じ具を購入し、配布資料とルーズリーフのメモを一つにまとめて綴じます。背表紙に公開講座のタイトルをシールに書いて貼りつけておけば、本棚に立てて保管するのにも便利。

表紙と綴じ具はいろいろなカラーバリエーションがありますが、私は透明のものを使っています。そうすると、プリントやルーズリーフの端っこに書いたメモも見えるし、綴じ具が透明だとタイトルシールをクリアファイルの背表紙に貼りつけて上から保護することもできるので。

有隣堂さんでは、A4サイズの表紙が100円、綴じ具が60円(ともに税抜き)でしたよん。ホームセンターだともう少しお安かったと思います。ばらけたものをノート式に保管したいときに便利な文房具です。


文京学習センターの学生ホールの掲示板ではこんな貼り紙も見つけました。いろいろな分野のゼミとか勉強会の告知です。面白そう~。と、思うけど、まだ難しいだろうな~。しかし、いづれこういうのも参加できたらいいな。(あ、来年からは英会話のにひとつお邪魔させていただくのでした!)

この勉強会の先生のことを調べてみましたら、小柴さんのインタビューに行き当たりまして。帰りの電車の中ではそれを読みました。思いがけず面白いものを読めて嬉しい。ここです → https://www.adcom-media.co.jp/remark/2014/07/25/18947/


さらに、こんなものも発見。放送大学大学院の博士課程の研究に使うアンケートだそうです。

以前、多摩学習センターでの公開講座でお目にかかった滝浦先生の研究室からのものでした。言語学。公開講座の内容もポライトネスについてでしたが、今回もそういった内容のものでした。面白そうでしたので回答して、事務室前の回収BOXに入れてきました。学生ホール付近の掲示板に、数か所に分けて掲示されていましたよん。(滝浦先生の公開講座受講記はこちら → https://dolcevita-sana.blogspot.jp/2016/02/blog-post_14.html

それからですね、文京学習センターの学生ホールには昔懐かしの”自由に書いてね”ノートがあるのです。昔ありましたよね~、喫茶店とか甘味処とかに(*^。^*) 昭和的ですが(爆)。私、あれ、大好き!面接授業の時のランチタイムはおしゃべりで盛り上がったりすると書く時間がありませんが、一人で学習センターを訪れた時にはノートを見るのも楽しみです。そして自分も書いちゃう。

ま、学習センターには数か月に1回行くか行かないかなので、ノートに書いても次に見る時には新しいノートになっているから、そこでのやり取りとかは発生しないのですけどね。でも、行くたびにノートが更新されているってことは、けっこうみんな書いてるってことですね ♪

さてと、これで年内の私の放送大学関連のイベントはすべておしまい。今年は不思議な1年でした。



コメント

LiLAっくま さんのコメント…
俳句でも有名な,元文部大臣の物理学者もおられますよ.
Sanae さんの投稿…
★LiLAっくまさん、こんにちは。
俳句ですか!それもまた風流な先生がいらっしゃいますね~。みなさんなんて才能豊かなのでしょうか。

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