2017年3月5日日曜日

オルセーのナビ派展(東京駅周辺美術館学生無料ウィーク2017)


3月4日(土)の午後は、もーりーさんと二人で丸の内の三菱一号館美術館に、オルセーのナビ派展を見に行きました。(http://mimt.jp/nabis/ )

いつも通り新宿までは車で行き、そこからJR中央線で東京駅に出て、三菱一号館美術館へ。こちらの写真は美術館の脇の辺りです。ピエール・ボナールの『格子柄のブラウス』が展覧会ポスターになっています。

3月1日から15日までの期間は東京駅周辺美術館の学生無料ウィークです。三菱一号館美術館もそれに参加しておりましたので、放送大学の全科履修生の学生証をチケット売場に提示して、無料チケットをいただきました。三菱一号館美術館さん、どうもありがとうございます!

もーりーさんと二人で行っても私の分が丸々無料になりましたので、今までの半額で見ることができました。こういうのが利用できるのはとても嬉しいです(o^^o)

《東京駅周辺美術館学生無料ウィーク2017》の詳細はこちらです→ http://www.museum-cafe.com/5museums/


ナビ派のナビとはなんじゃいな?と思いましたら、ヘブライ語で預言者という意味の言葉なのだそうな。後から呼ばれたのではなく、そのように命名(?)して活動していた、19世紀末のフランスの画家たちの作品を集めた展覧会だった様子。

19世紀末と言ってもアールヌーボーよりは少し先なのかな?印象派以降、アールヌーボー以前、といったところなのでしょうか?

作風は一見バラバラなのですが、日本の浮世絵の影響を受けていたり、ゴッホ的な筆使いが見られたり、アールヌーボーにつながる雰囲気があったり、ポスターなどのデザインやイラストにつながりそうなものがあったりと、とても面白かったです。当時はさぞ実験的な人達という雰囲気だったのではないでしょうか。本の挿絵的な感じのものもありましたし、構図やシーンの切り取り方なども、映画を思わせるように感じられました。

フェリクス・ヴァロットンの絵などはエドワード・ホッパーを思い出したり、ピエール・ボナールの『親密さ』はロートレックのポスターの構図を思い出したり。とにかく色々な要素が感じられて楽しかったです。


明暗を効かせた作品も、レンブラントやフェルメールとはまた違った感じで、画面の手前に暗い部分を持ってきて、奥に明るいものを配していても、主題は手前の影の部分だったりというのが、モダンな表現に感じられてとても良かったです。(従来通りに、スポットライト的な効果の絵もありましたが。)

画風が写実的なものは少なかったにもかかわらず、そうした明暗の使い方が写真的、フィルム(映画)的、でもあるように思えたのも大変面白かったです。

また、会場のパネルに引用されていたモーリス・ドニの言葉、「絵画は、軍馬や裸婦や何らかの逸話である前に、本質的に、一定の秩序の下に集められた色彩で覆われた平坦な表面である」というのを読み、かつて通った長沢節先生のアトリエや、先生の絵、そして言葉を思い出しました。

図録は二種類の表紙がありました。私が選んだのはヴュイヤールの『エッセル家旧蔵の食卓』を使った赤い表紙の方です。ほかにピエール・ボナールの『黄昏(クロッケーの試合)』を使った、グリーンの表紙のがあります。赤とかグリーンというのは、もともとの絵の色合いです。

図録には掲載されていませんでしたが、三菱一号館や個人所蔵のナビ派作品の展示もありました。そちらも含め、とても素敵な展覧会でした。



2 件のコメント:

LiLAっくま さんのコメント...

格子柄のブラウス,パリのレストランのテーブルクロスを着てるようにしか見えません.

Sanae さんのコメント...

★LiLAっくまさん、こんばんは。
たしかに~。ポスターだと実際に絵の下の部分にさらにチェック柄の部足してしまっているので、ますますテーブルクロスのイメージですよね(^_^;)

この絵だけじゃなく格子柄の服を着た女性の絵はいくつかあったので、当時の流行りというのもあったのかな~と思いながら見てました。