面接授業受講記:冷房中は暖房中 - 熱の物理(庄司雅彦先生)一日目@多摩学習センター


5月28日(日)は、放送大学の多摩学習センターに面接授業を受けに行ってきました。今学期の二科目です。受講したのは『冷房中は暖房中:熱の物理』という授業で、先生は庄司雅彦先生です。この授業は昨年も面白そうだな~と思っていたのです。それで、今学期に同じタイトルのを見つけたので、嬉しくなって受講を申込みました。2週に渡っての授業です。5/28、まずは一日目。

多摩学習センターには何回か行っているのですが、自宅からだといろいろな経路が可能でして、今回はもーりーさんのアドバイスで、JR相模線を使ってみました。相武台下駅まで送ってもらい、そこから八王子に出ます。


相武台下駅は座間市と相模原市の境目くらいにある無人駅。ホームからは大山(おおやま)が見えます。大山方面が厚木市。わが家からだと公共交通はないのですが、車でならわりと道も空いていて、自宅を出る時間を最も遅く出来そうな経路なのでした(笑)。もーりーさんに送ってもらわなきゃ利用できない駅なのですけどねσ(^_^;

で、多摩学習センターまでの交通費は800円ちょっと。小田急線や南武線を乗り継ぐのよりは200円くらいアップするけど、乗り換え回数は二回減り、乗客も少なめで全部座れたので楽でした。車内の雰囲気も静か。

ところが、帰りも楽だとは限らないのが悩ましい。帰りは八王子駅で相模線を20分も待たねばなりませんでした(*_*)


さて、相武台下駅から7時42分の電車に乗り、9時15分に多摩学習センターに到着しました。

エレベーター前に、その日の面接授業スケジュールと講義室の掲示があります。私の受講する面接授業は四階の講義室でした。まずは席を確保しに講義室へ。


それから三階へ降りて珈琲ブレイクを。多摩学習センターの周りには、早朝に寄り道できるカフェはないので、センターに到着してから一息つきます。

9時半までこの学生控え室で過ごし、9時半に図書室が開いたら、ロッカーに一時荷物を預け、学生証だけ持って図書室へ。6月は何回か多摩学習センターに来る予定があるので、ここで本を三冊お借りしました。(何を借りたかは一番おわりに載せてあります。)


そして10時になりますといよいよ面接授業のはじまりです。今回の受講者数は見たところ40人くらいの感じで、男女半々くらいでした。

はじめに出席確認のための用紙と、質問のための用紙が配られました。質問のための用紙は2限目の終わりに回収され、それをもって2限目の出席確認とするとのことでした。(質問がなければ、名前と学生番号だけ書けばOK.)

また、1限目の出席確認の紙の裏には、「“熱”と聞いてイメージするものをなんでも書いてください」とのことで、私は「太陽熱・虫眼鏡・おしくらまんじゅう・ホカロン」などなど12個くらい書きました。回収後に先生が読み上げた他の方々の回答には、ドンピシャで物理的なものもあれば、身体に関するものもありましたし、面白いものでは「執着」なんてものもありました。


「“熱”というとこのように色々なイメージがありますが、物理で、熱・温度・仕事・エネルギーというと、日常で思い浮かべるものとだいぶ違ったものになります」とは庄司先生。そうして、ホチキスでしっかり冊子状に綴じられた、とっても見やすい資料を配ってくださいました。すごい~!何回でも読み返しのできる、まさにテキスト!こんなの初めてです。

また、この授業の目的は「物理という学問に触れてみる “物理学入門” であり、その題材に昨年と今年は熱力学を取り上げています」とのことでした。

ということは、別のテーマでまた庄司先生の授業を受けるチャンスも今後あるのかも?あまりに素晴らしいテキスト型の資料をいただいたので、別のテーマの授業も受けてみたいと思いました。


いつも通りノートも取りました。一日目の4限目までで、26ページになりましたよ~。前半、ちょっと聞き逃してしまって、書きとれないところもありましたが…。
 

お弁当は、以前スモーキング・エリアになっていた中庭が禁煙になって解放されていたので、そこで食べました。ちょっとでも外の空気が吸えるといいですね。まだ真夏のような暑さではないから、なかなか気持ち良かったです。

ただ、建物の壁に四方囲まれていますので音の反響がすごく、ちょっと物音を立てるのがはばかられる雰囲気はありました。屋外に出ても、ほとんど無音で緊張感がすごい(^_^;) 自分が物を噛む音だけが聞こえるような感じ(笑)。

適度な雑音(生活音や自然音)は、リラックスのためには必要なものだな~と実感しました。

ふと、託児所でも近くにある方が心が和むのではないかしらん?などと思ってみたり。図書室や講義室が静かならそれでいいのだし。文京学習センターだと周りに小学校や公園があるので、外へ出ると子供たちの声が聞こえて、それがなかなかよいものです。


で、さすがにこの無音に耐えかねまして、おひとり女性の方が中庭にいらしたので、ちょっとお声をかけてしばしおしゃべりにおつき合いいただいてしまいました。『動物の感染症』という面接授業を受けていらした方です。ほんの数分ですがお話できて楽しかったです。お相手してくださった方、ありがとうございました(^^)

実は密かに、面接授業の時は必ず少なくとも一人には声をかけてみようと思っていたりして。ほとんどその場だけのご挨拶ですが、「今日は何の面接授業を受けていらっしゃるのですか?」等、声をかけています。

ランチやティータイムに、居合わせた人と声を交わして楽しむという社交の良さは、やっぱり欧米人を見習いたいな~と思っています。


さて、午後になりますと、「先ほど質問がありましたので、それをやります」と先生。ちょうど私が聞き取れなかったのと同じところを質問してくださった方がいたようです。やはり早くて理解できなかったとのこと。

「それではもう一度、ゆっくり説明しましょう」と先生。手元に紙を置き、そこに図や式を書きながら、それをスライドに映すというやり方でおさらいしてくれました。こういう、全員が見える工夫をしてくれるところも、庄司先生の授業はとても良かったです。


繰り返し説明してくださったのは、ジョセフ・ブラックがジョージ・マーチンの加熱法とダニエル・ファーレンハイトの混合法を用いて移動熱量を測定したという部分です。(潜熱のところ。)

この辺りから、3限目は口頭での質問もたくさん出てきました。面接授業は、他の方のする質問が自分の理解の助けになるということがたくさんあるのも良いですね。


そして一日目の最後のコマはジェームズ・ワットの蒸気機関と、ニコラス・サディ・カルノーのカルノー・サイクルのお話でした。あとカルノー・サイクルに関連した積分のお話も。

この辺りまでの熱力学については、面接授業の受講前に、朝永振一郎さんの『物理学とは何だろうか(上)』(岩波新書)でカルノーを、江沢洋さんの『だれが原子をみたか』(岩波現代文庫)でトリチェリ、パスカル、ボイルを、放送授業の教科書ではワットのエピソードを読んでいました。

熱力学の研究には関わった人がたくさんいるというのは聞いたことがありましたが、今回の面接授業では上記の人々以外にも、紀元前の話やそのほかの人々の話もたくさん出てきたので、それもとても面白かったです。

一日目は先生的には予定まで終わらなかったようですが(おさらいの時間をとったので)、でも、とても丁寧な講義をしてくださったので受講者としては良かったです。


終了後は多摩学習センターの正門前にある、レナードさんという喫茶店に行き、一息ついてから帰りました。レナード・ブレンド450円、ジャム・トースト200円でした。珈琲はハンドドリップで、しっかりした苦味の、とてもおいしい珈琲でした。トーストもおいしかったです(^o^)

次回の面接授業・後半も楽しみです。


ここからはオマケ。多摩学習センターの図書室で借りた本をご紹介。まず一冊目。谷口先生の『天文学者の日々』がありました!愛媛大学におられた時のもので、当時の毎日新聞愛媛県版への連載をまとめた本です。

★谷口先生の公開講座の受講記はこちら→https://dolcevita-sana.blogspot.jp/2016/05/blog-post_11.html


二冊目はルイス・キャロルの名前に反応。論理学の本のようです。本人の著作ではなく研究書なので、読みこなせるか分かりませんが、とりあえず(笑)。


三冊目は印刷に関する本。目次を見るとグーテンベルクからはじまり、イギリスのジャーナリズムなどのお話が書かれているようでしたので、興味を引かれて借りました。

本を20分くらいでパパパ~っと選ぶのってなかなか難しいけど、コンパクトな多摩学習センターの図書室なればこそ、かも。

計画的に読み進められればと思います。



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