映画『ぼくと魔法の言葉たち』@アミューあつぎ映画.comシネマ


7月、ターシャ・テューダーさんの映画と同じ日に見たもう1本は、アメリカのドキュメンタリー映画『ぼくと魔法の言葉たち』です。

この映画は予告を見た時から必ず見に来ようと思っていた映画でした。当日チケット売り場でお金を払おうとしていると、近くにいた二人組の年配の女性が「それ、面白いの?どんな映画?」と聞いてきたので、私もまだ見ていないのに予告で見た部分を教えてあげると、「じゃあ、私達もそれを見よう!」と言われたのにはビックリしました(笑)。

アミューあつぎ映画.comシネマさんはスクリーンが3つあって、時間帯をずらして一日にかなりの種類の作品を上映しているので、その日に何を見るか決めずに来るパターンもあるのですね~(^^)


で、こちらがその予告編です。この映画は23歳のオーウェンくんが主人公。彼は3歳の時に突然ことばを一言も話さなくなってしまい、自閉症と診断されました。それ以前には表情も豊かで、お父さんやお兄ちゃんとも活発に遊んでいたのに、ある日まったく変わってしまったのです。ご両親は途方に暮れました。

ところが、またある時とつぜんオーウェンくんが、お父さんの前でスラスラスラスラ!と何か言葉を発しました。それは、彼が大好きだったディズニーアニメのとあるキャラクターの台詞でした!なんと、オーウェンくんはディズニーアニメの台詞を全部覚えているのだそうです。

その出来事をきっかけに、ディズニーアニメの台詞を足掛かりとして、発話や日常生活へのチャレンジが始まります。そして、学校ではディズニーアニメのサークルも立ち上げるまでになり、卒業後は一人暮らしにも挑戦し、映画館での仕事も得ます。恋もし、また失恋も経験します。

もちろん、表情や感情表現も豊かになりました。


映画はホームビデオの映像も交え、ウォーエンくんの心の中の再現はアニメーションを取り入れ、綴られていきます。ご本人やご家族の不安と明るさの両方が丁寧に描かれ、私はこの映画に喜びも哀しみもそれぞれ強く心動かされ感情移入してしまい、なんだか終始、涙ながらに見ていました。

いわゆる“悲しい映画”などではないのに、こんなに泣きながら見たことないなぁと我ながら驚きました。オーウェンくんと一緒に、自分の心の奥底を覗いてきたような感じです。

彼はこの映画の最後に、フランスの会議に招待され、大勢の人々の前でスピーチをします。そのための文章ももちろん自分で考えました。スピーチの冒頭にはフランス語の挨拶も飛び出し、会場は拍手喝采です。そこでオーウェンくんはハッキリとこう言います。自閉症の人々がコミュニケーションをしたがらないというのは間違いです、と。本当は人々とコミュニケーションをとるのが好きである、と。そして、そうした誤解は、間違った方向ヘの導きのせいなのだ、と。

★映画『ぼくと魔法の言葉たち』の公式サイトはこちらです→http://www.transformer.co.jp/m/bokutomahou/intro/index.html

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